リオネ「突然だが、私には弟と妹がいるのだ。」
午前10時、二人しかいない教室でリオネは突然そんなことを言った。
コウタ「あ、そうなんだ?いくつなの?」
リオネ「弟は11、妹は10だ。」
コウタ「リオネとは歳が離れてるんだね」
リオネ「そうなのだ。」
頷く
コウタ「弟と妹かぁ…僕は兄弟いないからわからないけど、やっぱり可愛いの?」
リオネ「あぁ、可愛いぞ。二人とも私と一緒で知識欲旺盛でな、よく私が勉強を教えたりしている。ちなみに弟の名前が「クリオ」、妹の名前は「リーネ」だ」
やっぱり、クリオネから名前をとってるんだ。そう思ったコウタであった
リオネ「それでこの間、こんなことがあってだな」
以下、こんなこと
リーネ「……」
ボーッとベランダから隣の家を見てる
アンタハマタ,コンナオミセニカヨッテー!!!
リーネ「おねーちゃーん」
リオネ「どうした、妹よ」
リーネ「隣の家の人、なにやってるのー?
リオネ「あれか。あれはな、大乱闘ス◯ッシュブラ◯ーズをやっているのだよ」
リーネ「スマ◯ラ!?リーネもやりたい!」
クリオ「いや、夫婦喧嘩だろ」
コウタ「クリオ君はまともなんだね…」
リオネ「それと、こんなこともあった」
以下、こんなこと
ゴオオオオォォォォォォォォォ……
リーネ「…」
ぼけ〜
リオネ「どうした、リーネ。お隣さんを見て」
リーネ「おねーちゃん、あれなにやってるのー?」
リオネ「あぁ、あれか。キャンプファイヤーだよ」
クリオ「いや、火事だろ」
コウタ「クリオ君、逃げようよ。ていうかリオネ、間違ったこと教えちゃいけないでしょ?」
リオネ「いや、なるべく興味を持ってもらえるようにな」
コウタ「もしかして、勉強もそんな感じに?」
リオネ「いや、勉強はちゃんと教えている。弟達は毎回100点をとっている」
コウタ「それはすごいね、やっぱり頭いいんだね…確か、リオネも頭いいよね」
リオネ「あぁ、ほぼ毎回100点だ。」
コウタ「どうやったらそんなに頭よくなるのか、教えてほしいよ」
リオネ「様々なことに疑問を持つことだ、それを解決していけば、そのことを知ることになるだろう?」
コウタ「確かに…じゃあ、リオネが最近気になったことは何?政治とか?」
リオネ「いや、政治にはまったく興味ない」
即答だよ、この子
コウタ「いや、そんなんじゃダメでしょ!ちゃんとそういうことにも興味持たないと!」
リオネ「ところでカレーライスとライスカレーはどう違うのだ」
コウタ「話の腰を折らない!」
リオネ「誰もが気になることだろう?どう違うのだ。答えろ、メガネ」
コウタ「コウタだから、メガネかけてるけどコウタだから!」
今読んでる人が初めて知った、本当にどうでもいい情報である
リオネ「で、どうなのだ?」
コウタ「いや、知らないよ。どうせライスに最初からカレーをかけてるのがライスカレーで、ライスとカレー、別々の器に入ってるのがカレーライスとか、そういうのじゃないの?」
リオネ「ふざけるな貴様ァッ!!真面目にやれ!!」
コウタ「いやだって、わからないし…」
リオネ「そんな、8みたいなメガネをかけおって!!」
コウタ「8以外のメガネ無いでしょ!!そんなことよりさ……
今日、学校休みなの…知ってた…?」
リオネ「…………」
リオネ宅
リオネ「…」
カチッ…
カチッ……
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カチッ
リオネ「…あってる」
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