ある宿にて
シグナ「レイ、お茶が淹れましたよ」
レイ「うん、ありがとう」
シグナは机の上に自分のお茶とレイのお茶を置いて、レイの隣に座る。レイは日記を書いている…書き終えたようで、ペンを奧
シグナ「もう1年経ちましたね…」
レイ「うん、早いね…」
ちなみに2人は今、この宿で働いている。旅をしながらそこにある宿等で働いて、お金を稼いでいる。
シグナ「今年は大変なことがありましたね…けど、それを乗り越えたからこそ、今があるんですよね」
レイ「そうだね…空を見たいところから始まって、今度は世界を見て廻ってる…いろんな世界を見てきたね」
シグナ「はい、巨人が徘徊している世界とか、幻想的な世界とか、海で武装した少女達が戦ってる世界とか、時空戦争してる世界、あと学園征服戦争をしてる世界もありましたよね」
シグナは笑顔で振り返っているが、レイは日記を手にとって最初から読み返していく
レイo0(そんな世界、行ったことないんだけど…)
と、思うレイであった。
シグナ「2016年になりましたけど…なにか、今年はこう過ごしたいというような抱負はありますか?」
レイ「抱負かぁ…」
日記を閉じて考える…
レイ「…シグナは、抱負あるの?」
シグナ「ありますよ。私は…今年もレイと一緒に過ごしたいです」
微笑みながら言った。レイはそれを聞いて、恥ずかしいのか違う方向を向く
レイ「ぼ、ボクも…シグナと……
シグナと、一緒にs」
ガチャッ
真治「すみません、助けてください!!」
レイ「…………」
恥ずかしかったが決心ついて言おうとしていたところに、真治達が入ってくる。レイはガクッと頭を下げた
シグナ「えっと、あなた方は…?」
琴音「私たちは、訳あって除夜の鐘を目指している者です!それより、助けてください!!外に化け物が…!」
レイ「化け物?そんなのいるわけないだろ…」
レイが窓から外を見てみると…そこには、化け物がいた
レイ「…!」
4人の方を振り返る
レイ「い、今のが…?」
玄舞「あぁ、化け物だ……」
七瀬を含めて4人は、レイ達に事情を話す。何故除夜の鐘を目指してるか、あの化け物は何なのか…そのことも説明する。
シグナ「なるほど…」
レイ「要はあの化け物を倒したらいいんだよね?」
七瀬「できるの?レイちゃん」
レイ「ちゃん付けするな」
七瀬「ごめんなさい、なんだか祐ちゃんに似てたから…あ、私の弟ね〜」
レイ「…まぁいいけど。ボクならあの化け物を倒せるよ」
と、レイが白色の剣を出した
真治「おぉ、すげぇぞレイちゃん!」
レイ「お前までちゃん付けするなっ!!」
琴音「普通の人間にしか見えませんでしたけど、何やら特別な力を待っているのですね?レイちゃん!」
レイ「だからやめろっ!」
玄舞「早速やってくれ、レイ」
レイ「お前は付けないのか!」
シグナ「なんだか新喜劇見てるみたいですね〜」
レイが軽く咳払いをして、窓を開ける。そして、そこから飛び出す
レイ「くらえ、化け物ー!!!」
そう言って剣を降り下ろそうとした…
が。
ガシッ
レイ「え?」
剣を降り下ろす前に化け物に掴まれた。リーチの差がかなりある。
レイ「え、あ、ちょ、やめろ!放せ!!おい!!放s」
はい、呑まれました
4人「レイちゃーーーーーーん!!!!」
4人は窓まで行き、叫んだ。後ろに化け物がいることも知らずに……
GAME OVER
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