女盗賊「…!なんだぃ、コイツ…!さっきと様子が違う…!!」
ザックの豹変に怯み、後退りする。その表情、雰囲気が不気味……いや、狂気に近いものになっている。普通じゃない……
ザックが剣を構えて、走ってくる。先程と速さが違い、女盗賊は走ってる途中で気づいて武器を構える。
ザックが女盗賊の目の前まで来れば、剣を振り下ろす。受け止めたが、力はザックの方が上……押されている…
女盗賊「…っ……!」
ザック「どうしたよ?さっきは避けてたのに避けずに受け止めてよぉ?」
女盗賊「ふん…!あんたの攻撃なんか…っ!余裕で…受け止められ…!!」
女盗賊は、余裕そうなことを言う。が、正直表情はキツそうだ。ザックはその台詞を聞くとニヤリと笑い
ザック「ほぉ…なら、もっと力いれてやるよ…!」
更に上から力をかける。
女盗賊「ぁぁぁあ…っ!!」
ザック「どうした?俺の攻撃なんて余裕で受け止められるんだろ??なぁ!!」
苦しそうな表情を見れば、もっと力を入れる。剣がどんどん女盗賊に近づいてくる…
全力を出して入るが、押されていて…足を少しでも動かせば斬られそうだ…
ザック「………」
ザックは女盗賊の足を蹴り、体勢を崩させる
女盗賊「わっ!?」
体勢を崩した女盗賊は、倒れそうになる。ザックはその隙を逃さず、女盗賊の腹を斬った。
女盗賊「あぁぁっ!」
ザック「それで終わりかよぉ?もっと俺を楽しませろよぉ!!」
ザックは倒れた女盗賊に剣を突き刺す
女盗賊「が…ぁ…っ……」
剣を抜いて、また突き刺す
ザック「はははははははははははぁ!!!!」
狂ったように笑いだし、女盗賊の体に剣を刺しては抜いて、また刺しては抜く。もう女盗賊は死んでいるのに、それを繰り返している……刺す度に、女盗賊の血がザックに付着する。
しばらくして、その行動をやめる。女盗賊の体は、刺されすぎてぐちゃぐちゃになっている。
ザックの服には女盗賊の血が多量に付着している…何も知らない人が見れば、気味悪がるだろう。
ザック「………」
ザックはその場から去ろうとしたが……
ザック「…?なんだ、これ……」
赤色の原石のような物を拾う。
ザック「……魔法石か。コイツが盗んだ物か…?」
女盗賊の死体を見ながら魔法石をしまってその場から離れ、みんなの元へ向かった。
つづく
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