アイシャ「来ました!」
アイシャは持っていた銃を構える。その先には、馬に乗っている盗賊が複数いる。
ザックは前の二人に盗賊が現れたことを伝える。
ザック「おい!盗賊が来たぞ!」
カイト「もう現れたか…!サリアさん、スピードを上げてください!」
サリア「は、はいっ!」
サリアは手綱で馬を叩いて速度を上げる。アイシャは盗賊達に狙いを定めている。
アイシャ「…っ!」
ドンッ!
盗賊「ぐあぁっ!!」
アイシャが発砲し、盗賊に命中する。その盗賊は馬から落ちて後ろにいる盗賊の馬が踏んでしまい、転倒する。
アイシャ「なるべく…ここで止められるようにします……!」
そう言ってアイシャは、前にいる盗賊を狙って撃つ。だが先程と同じようにいかず、倒れた盗賊を避けて追ってくる。
ザック「流石に学習したか…ちょっとは頭使えるみたいだな…!」
アイシャ「…馬の足を狙います……!」
と言ってアイシャは、盗賊から馬の足に狙いを変えて、狙いを定めている。
ザック「できるか…?」
アイシャ「付け根からもも辺りを狙えば、いけます…!」
アイシャは狙いを定めて、撃つ。
見事、馬のももに命中した
盗賊「うぉ!?」
馬は転倒し、後ろにいる盗賊も巻き添えを食らう。今ので大分数が減った。
先頭の盗賊の馬の足を撃ち、残った盗賊も巻き添えを食らって追ってこなくなった。
アイシャ「やりました!」
カイト「本当かい!?」
前にいるカイトが、後ろにいる二人の方を向く。
アイシャ「はい!とりあえず、距離は離しました!」
ザック「……」
ザックは自分の武器を手に取って、馬車から降りた
アイシャ「ザック!?」
ザック「まだ全員死んでねぇ、片付けてくる」
そう言ってザックは、盗賊達がいる方へ走り出した。
盗賊「くそっ!傭兵を雇っていやがったか!!」
盗賊が一ヶ所に集まっている。馬も数が少なくなっているため、追うことができない状態だ。
盗賊「どうする…一旦退くか?」
盗賊「いや、奴等が行く町はわかる!先回りして、出る前に待ち伏せして襲うぞ!」
盗賊「おぉ!じゃあ」
ザック「逝ってこい」
ザンッ!!
盗賊「ぐ…ぁ……っ!?」
ザックに後ろから斬られた盗賊は、背中から血を流して倒れる。
盗賊「!?な、なんだてめぇ!!」
ザック「あ?俺か?」
ザックは盗賊達の方へゆっくり向く。
ザック「俺はザック。てめぇ等盗賊をぶっ殺しに来た…傭兵だっ!」
つづく
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