無人の館 隠し階段
ユミル「なんだ……あれ…………」
四人は、後ろを向いて階段の一番下を見ている。そこには、人間体型の4m人形がいた。
ヴィオラ「さっきのと違う…?」
ラッシュが壊した人形は、幼児のような体型だった。だが、この人形は普通の人間と同じ形をしている。その人形が、右足を後ろにして走ろうとする体制になる。そして………
ドォォォンッ!!
人形がこちらに向かって走ってきている。走った跡が少し崩れている
メル「あ…!!は、走ってきましたよぉ!!」
ユミル「走れ!!早く上まで上がれぇ!!」
四人は急いで階段を上がる。するとラッシュが途中で止まって、後ろを向いて銃を構える
ヴィオラ「ラッシュ先輩!!」
ラッシュ「先に行け!俺はアイツを片付けてから行くぜ!!」
メル「で、でも…」
ラッシュ「いいから、早く行けぇっ!!」
ラッシュにそう言われて、三人は急いで階段を上がる。ラッシュは銃口を人形の足元に向けて
ラッシュ「そこから落ちやがれぇぇぇぇ!!!」
ドォンッ!
銃弾を放つ音が鳴る。そして、銃弾は人形の足元へ……
一方ヴィオラ達は、階段を上りきってる。廊下があり、部屋が手前に二つあり、奥に一つある
メル「ど、どこに入りますか!?」
ユミル「どこでもいいんだよ!早く隠れろ!」
右側の部屋に急いで入り、扉を閉めて鍵をかける。
ヴィオラ「……来ないかな…」
ユミルが扉に耳を当てる
ユミル「音は聞こえないね…あそこで止まってるかもしれない」
メル「ラッシュさんがやってくれたのですね!?」
ユミル「さぁね…そっちの方を願いたいよ。」
ヴィオラ「とにかく、ラッシュ先輩が生きていることを信じよう!はやく人形のパーツを探そう!」
そう言って、三人は部屋の中に人形のパーツがあるか探す。
ヴィオラ「これは……鍵?おもちゃっぽい…」
ハートの鍵を見つけて、一応ポケットにしまっておく。するとユミルが
ユミル「あったよ、左腕!あと一つだ!」
ヴィオラにパーツを渡して、ヴィオラはパーツを人形にはめる。
しばらく探し、この部屋にはもう何もないとわかる三人
ユミル「この部屋にはもうなにもないね。早く二つの部屋を探すよ。」
ユミルが扉を開ける
ユミル「…!?」
そこには、4mの人形がいた。右足には、血がついている。
ヴィオラ「人形!?ラッシュ先輩が倒したはず…!?」
三人とも逃げるが、手前にいるユミルが掴まる
ユミル「わぁ!?や、やめろぉっ!!はなせっ!!はなして!!!お、お願いします!殺さな」
グシャァッ!!!!
ユミルが握り潰される…………
現在の生存者
ヴィオラ・マーガレット
メル・キャロライン
現在所持しているパーツ
頭部
胴体
右腕
左腕
左足
To be continued
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