―――11月26日・それはある日の授業のこと―――
先生「今日は3年B組と共同授業だ、先輩方をよく見て学ぶんだぞ!」
生徒達「はい!」
女子A「三年B組ってあの御木本 久遠(みきもと くおん)様がいるクラスでしょ?」
女子B「あの人ちょ―かっこよくない!?イケメン、長身、モデル体型の三拍子!はぁ〜あんな人を恋人にしてみたいわ〜」
男子A「けっあんなやつのどこがいいんだか…」ボソッ
後藤「よぅ、なんだ嫉妬か…良ければ話きくぞ」
男子A「後藤、聞いてくれるのか…走りながら話す…少し遅めに走ってもらうぜ」
―――グラウンド走り―――
後藤「はぁ御木本 久遠ねぇ…そんな有名なのか、その人」
男子A「ああ、付き合う彼女を取っ替え引っ替えしている名うてのプレイボーイさ、イケメン、長身、モデル体型と3拍子揃っているため、自然とモテてしまうタチの悪いところがある、そのおかげで周りからは「撃墜王ミッキー」と呼ばれているんだそうだ」
後藤「なるほどなぁ…ッた!」
誰かにふくらはぎをけられる
先輩「おっとわりぃ、ついけっちまった」
蹴った本人は走り去り
男子A「普段えばり散らしてる先輩方たちだ、今のも恐らくわざと…っておい!待てって!」
後藤「あんにゃろう…」ビュン!
一瞬で追い抜き走り終え
後藤「くたばれクズ野郎が!」
先輩に中指を立て
先輩A「グっ!あいつめ…」
御木本「まぁ待て、…どうやらあのガキ、森島と仲がいいという噂が立ってる、それに身の振り方を知らねぇようだ…ここは一丁俺と組まないか、あいつをボコればいい見せしめになる」
先輩A「そ、そうだな…」
―――全員が走り終わり―――
先生「さて、ランニングの次は先輩とペアを組んで運動をしてくれ、やることは君たちが決めてくれそれじゃ始め!」
後藤「さて…誰かいねぇかなー…」
御木本「やあ、後藤君俺とやらないか?」
後藤「ああ、あんたが御木本さん?よく知ってんな…まぁよろしく頼んます」
御木本「そうか…ついでにこいつらも相手をしれくれないか」
そういうとぞろぞろと現れ
御木本「やることは一つ、ボクシングの練習サンドバックはお前ただ一人だ」
後藤「あ?なんですか、あんたにはケンカを売った記憶はねぇぞ」
御木本「あるんだよ、それが…お前森島と仲がいいという噂が立ってる、証人もいる…もうこの時点でお前は俺の敵だ」
御
スカした先輩「なぁ御木本!もう俺がやっちまっていいか?むしゃくしゃしてんだ!」
御木本「そう気が立ってるな、あまり殴りすぎるなよ俺が退屈になる」
スカした先輩「けっ後藤…俺の喧嘩売ったこと後悔するぜ…」
後藤「御託はいい、さっさと来いよ…やめるまで殴らねぇで置いてやるから」
スカした先輩「なめやがって!オラ!」ボコッ
後藤の顔面にパンチを当て
スカした先輩「オラオラオラオラオラオラ!」ボコボコボコボコボコボコ!
腹を何度も殴る
棚町「あっ!やられる!」
伊藤「大丈夫」
棚町「え?」
伊藤「明日斗はそう簡単にやられるタマじゃない」
スカした先輩「けっ!口ほどにもな…っ!」
後藤「…なんだこのパンチは、ヘロヘロだな」
スカした先輩「な…おま…あんだけ食らってまだぴんぴんしてやがんのか…!」ガクガク
ビビった先輩に
後藤「あんたに一つ教えといてやろう、本物のパンチはな…」ギユッ
こぶしに力をため
後藤「こうやるんだ!」バキャ!
朝礼台の方まで殴って吹っ飛ばし
ビ
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