第三話「やっぱり勃発」

      ―――某月某日、帰宅中彼は絡まれていた…―――

チンピラ「よぉ兄ちゃん、ちょっと面貸せよ」

胸倉をつかまれる

後藤「あ―もうなんなんだよ…昨日払ったじゃねぇかよ、ったく…で?何の用?」

スカした若者「俺ら金なくってさぁまたちょっーだい?」

後藤「わりぃがいま財布持ってきてねぇから他の人に頼みやがれ」

そういって手をどけるがまぁ逃がすわけがなく

強面の男「はい、そーですかで逃がすと思うかぁ?」

パーカーを着たワル「じゃあ代わりに俺らのサンドバックになってもらうぜ!おらぁ!」ブンッ

後藤「おっと!」(あちゃぁ、こうなっちゃったか)

翻して距離をとったあと

後藤(鈴原とかもいねーし、仕方ない…いっちょやるか!)

     ―――数分後―――

視点は彼女らに切り替わる…

園田「おかしいですね…確かこのあたりに後藤さんの家があったはずなんですけど…」

ことり「確かそこを曲がったところだね」

???「ひ、ひぇぇぇ!」

野次馬「うおー!」「やれー!」「うわっいてぇ!」

???「うんだらぁぁ!」

園田「なんですか?あの集団、少し見てきてもいいですか?」

ことり「うん、一緒に行くよ」

そういって集団に入りこむ二人そこで見たものは…

ことり&園田「あ…」

彼女らが見たのは倒れたパーカーを着たボロボロのワルの足をつかみ地面に思いっきりたたきつけている後藤の姿だった…

後藤「あとはお前さんで最後だ」

強面のヘタレた男「た。頼む…謝るから…見逃してくれ!」

後藤「…はい、そーですかで逃がすと思うかっつったのどこのどいつだ!」

ボゴッォ!

強面のヘタレた男「ごえぇっ!くそ…この野郎!」

強面は鉄パイプを持ち

強面の男「しねぇ!」

ガアァン!

後藤「いっ!」(しまった!油断してた!)

後藤(頭をもろに殴られた…ダメだ体がぐわんぐわんする…)

強面の男「はッはぁ!油断したな!そのままアバラ粉砕コォーース!」

がぁぁぁん!ピシッ

強面の男「…え?アバラにあてたはずなのに鉄パイプにひびが…」

後藤「ぬん!」ガシッ

強面の男「ごあっ!」

後藤「おんどれぇ!」ガツゥン!

壁に思いきり頭をたたきつけ

強面のkoされた男「何…で…」バタッ

後藤「あ…やばい、めまいが…」(あ、まずい…)ドタッ

野次馬「たったおれたぞ!」ザワ…ザワザワ…

園田「大丈夫ですびっくり私たちが連れていきますので!」

後藤を担ぎ上げ

園田「こっこの人重い!ことり、すいませんが荷物を持っててもらえませんか?」

ことり「うん…明日君…どうしちゃったんだろ、昔はこんな子じゃなかったのに…」

園田「…」

    ―――そして視点は彼に切り替わる―――

後藤「…ぁあ…どこだここは…俺の家?」

園田「気が付きましたか、大丈夫ですか?」

後藤「あんたは確か…園田海未さんだったよな?俺の家に…」

上体を起こそうとするも

園田「ああ、だめですよ!今は寝てないと…」

後藤「グぅ…」

しぶしぶ従う

後藤「海未さん…いきなりで悪いが俺は何で倒れてたんだ?」

園田「原因は脳震盪、人から鉄パイプで頭を殴られしばらくした後気絶しました…まさかあんな光景を目にするなんて思ってなかったです」

    ―――記憶の断片―――

後藤「はい、そーですかで逃がすと思うかっつったのどこのどいつだ!」

強面のヘタレた男「ごえぇっ!」

    ―――現実―――

後藤「あんときか…」

園田「…一つお聞きしたいことがあるのです
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