第二話「一対一」

―――某月某日―――

ガチャッ

ことり「おじゃましまーす…」

後藤「はいいらっしゃい、よいしょっと…」バサッ

上着とバックを玄関に置きリビングに行って一人用ソファに座り

後藤「座んな、お三方」

お三方「どうも〜」

後藤「さて…※ことは聞く必要はないが、初対面の人が二人いる一応自己紹介をしておこう」

※こと…後藤での南ことりの呼び名

後藤「俺は後藤明日斗、転校生って呼ばれたりしてるまぁ知ってるかもしれねぇけどこいつらが…」

親指で後ろを指さすと

鈴原「鈴原海司っちゅうもんや、よろしゅーな!」

朽木「朽木陸也だ、以後よろしく」

後藤「俺らが幻獣組って呼ばれてる、以後よろしく」

高坂「じゃあ私から…オホン!はじめまして!私は高坂穂乃果!音ノ木坂学院二年生!で、こっちは…」

園田「初めまして、園田海未ともうします」

高坂「実はことりちゃんの目を信じてあなたに手伝ってほしいことがあって…」

高坂「私たち『μ's(ミューズ)』は活動を始めてそれなりの時間が経つんだけど…最近、なんと人気が出ちゃって――びっくり!」

後藤「あら、そりゃいいことで…あ、そうだひとつ言い忘れてた」

後藤「俺に敬語は使わなくていいぞ、まぁ強制はしないけどさ…んじゃ話の続きを」

    ―――説明中―――

後藤「は〜つまり人気が出て忙しくなった結果人手が足りなくなったと…なるほどなー」

後藤「まぁ別に構いはしないけど…なぁ?」

鈴原に言いたいことを言わせるように質問を投げかけそれに応じ

鈴原「他校の人間やしそれに…」

朽木「仮にあんたら三人がいいとしても他のメンバーが応じるかどうかだ」

後藤「…分かった、じゃあまずほかのメンバーさんたちに俺という人間がいるってことを頭に叩き込んでもらおう…で、よく知ってもらうにはお互いハラ割って話さないといけねぇ」

園田「ということはつまり…」

後藤「一人一人サシ(一対一)で話をする、それが信頼とるのに一番手っ取り早い」

ことり「すっごい大胆な方法だね…」

鈴原「ことりさん、わかってると思いますがこいつはそういうやつなんでさ」

朽木「まず信頼とるには口から、俺らと知り合ったばっかの時もそうだった」

後藤「えーっと…陸也、今何時?」

朽木「あん?まだ5時半あたりだが」

後藤「5時半か…なら一人ぐらいなら話せるだろう、高坂さんまずはリーダーであるあんたからだ、心の準備はいいか?」

高坂はコクリとうなずき

後藤「よし…朽木、鈴原終わるまで違う部屋で待っててくれ」

鈴原&朽木「ほいさー」

鈴原「さーさー、違う所で話でもしようじゃないですか」

朽木「終わったら言ってくれよ!」

バタン…

後藤「…ふぅー…あーつらい!」

高坂「うえっ!?ど、どうしたの?」

後藤「いや、リラックスしてくれていいえーっと…何て呼べばいい?」

高坂「穂乃果でいいよ、えーっと…君は何て呼べばいい?」

後藤「何でも構わんよ、俺のことを転校生っつー奴もいるがそれは人の『個性』って奴だ」

高坂「じゃあ―…後藤君で!」

後藤「はいはい…で、さっそく聞きたいことがある、なんでアイ活?ってのをはじめようと思ったんだ?」

高坂「実はね…」

     ―――説明中―――

後藤「はぁ〜廃校を阻止するためにやってたのか、なるほどね敵も多いだろうに」

高坂「うん、壁にぶつかったこともあったけどこうしてやっていけてるよ!」

後藤「廃校なぁ…だったら俺は謝らなけりゃならねぇ立場だな」

高坂「
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