―――某月某日・とある学校に彼はいた…―――
後藤「ふぅ…、ようやく授業も終わりか」
鈴原「よう転校生!今日もお疲れや!今日の体育はおもろかったなぁ!お前の走り、※陸と転校生とええ勝負やったで!」
※陸…鈴原での陸也の呼び名
後藤「いやいや、陸也にはかてねぇさ50mなら勝てるかもだけどさ」
朽木「そうだ、よくわかってんな後藤君、長距離はまだ負けないぜ」
学級委員「幻獣組のお三方!時間だから座んなさい!」
鈴原「へーい、じゃあお前ら後でな!」
後藤「はいよ」
―――帰宅中―――
鈴原「いやーお前が転校してから大体何か月たったんや?」
後藤「確か1か月ちょいじゃなかったか?」
朽木「お前の過去…知ったときには仰天したが知ってよかったと思ってるぜ、そのおかげで俺らの絆の証のこれができたからな」
そうやって背中を親指で指し
後藤「そうだな」
???「忙しいねー…猫の手でも借りたいぐらいだよ」
???「でも、そんな暇な人いないんじゃないかなぁ…」
???「だよねぇ…」
ドンッ!
???「ひゃあ!」
後藤「おっと、すまん大丈夫か?」
???「す、すいませ…あ!」
同じ年と思われる少女が顔を上げて後藤を見ると
???「明日君だ!私のこと覚えてる?」
後藤「お前まさか…こ、こと?」
???「ことりちゃん知り合い?」
ことり「うん、ちょっと前に話したことあると思うんだけど…久しぶりだね、いつ帰ってきたの?」
後藤「一か月ぐらいか、そこらだよ、大体12年ぶりか?もうほっとんど覚えてないけどさ、まあここで話するのもなんだ別のところで…」
鈴原「いやー転校生、まさかお前」
朽木「こんなかわいい彼女を持ってたなんてなぁ…隅に置けないやぷげっ!」
ガツン!
後藤の頭突きを食らい
後藤「お前ちょっと黙れ」
鈴原「おいおい陸、転校生を冷やかすとこんな目になでっ!」パーン
まるで突っ込むように頭をたたき
後藤「おめーもだよ」
ことり「ははは…久しぶりに見たなぁ、こんなやりとり…」
後藤「そうか?お前といたころはそんな記憶ないぞ?」
ことり「そう?でさ、実はちょっと相談したいことがあってー…」
後藤「…わかった、でも立ちながら聞くのはつらいどっか違うところで話そう…まぁ俺んちでいっか」
ことり「ハーイ、前とおんなじ家?」
後藤「そう、それじゃいくか…鈴原!陸也!お前らもこい!お前らも話を聞け最低でも俺を含めた三人が話を聞いたほうがいい」
鈴原「へーい…」グデー
朽木「とんだとばっちりだな…」
後藤「何か言ったか?」
後藤の背景に一瞬金剛力士が現れ
鈴原・朽木「わーわーわー!怒るな!行くから!行くから!」
続く
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