第三話「怒りの界王拳と蘇る記憶」

     ―――5月20日・紅魔館門前―――

後藤「だりゃあ!」バン!

雑魚妖怪「グハッ!」

紅「やっ!」べしっ!

雑魚妖怪の頭領「グえ…何なんだこいつら…退却退却――!」

雑魚妖怪達「ひえ――!」ピュ―――…

後藤「はい終わり〜あー、準備運動にもなんねぇなぁ」コキッコキッ

後藤は首の骨を慣らしつつつまんなさそうに言う

紅「もうこの仕事には慣れましたか?意外と疲れるでしょう?」

缶コーヒーを持ってきた美鈴が缶コーヒーを手渡して座る

後藤「まあね、こうして修行出来てるわけだからなぶっちゃけると幻想入りする前より強くなった気がするぞ」カキッ

後藤・紅「っ…っ…っ…はー!ウマい!(おいしい!)」

十六夜「後藤君、お使い頼まれてくれるかしら人里までちょっとお願い」

バッグとお金と買うものが記されてあるメモを貰う

後藤「分かりました、美鈴それじゃちょっと行ってくる、寝るなよ!」

時速80キロの速さまで人里まで飛んでいく

      ―――人里―――

後藤「よっと…」シュタッ

市民「お?猿のしっぽが生えた妖怪が飛んできたぞ!お前も村を荒らす悪妖怪か!」

後藤「いや…確かに人間じゃねえが妖怪ではねぇ、サイヤ人っていう民族だ」

そう言って尻尾をくねくねさせる

市民「そ、そうか…なら安心だな!それで何の用だか?」

後藤「調味料買いに来たんだ、打ってるところにちょっと案内してくんねぇか?」

市民「ああ…だが…」

後藤「どうかしたのか?」

強気な妖怪「オラァ!とっとも出すもんだせ!」

ガラの悪い妖怪「早く出さねぇと、また荒らしちまうぞはっはー!」

市民「ひっ、ひぃぃぃ!奴だ!早くお前さんも逃げ…っておい何をしようとしてんだお前!」

後藤「決まってるだろう、あいつらをぶったおす」

強気の妖怪「お?何かこっちに向かってくるぞ」

後藤「おいお前たち!何してんだ!村の皆が嫌がってんじゃねぇか、そんなことはやめろ!」

ガラの悪い妖怪「あ?誰に向かって口きいてんだこの餓鬼!お前みたいな野郎が俺たちに勝てるわ…グっ!」ボゴォッ!

ガラの悪い妖怪「グッホォォォォ!」ドゴォォン!

いつの間にか撃っていたボディーブローでガラの悪い妖怪を吹き飛ばす

強気の妖怪「あ、おい!テメェ…!」

後藤「さっきっから黙ってりゃゴチャゴチャゴチャゴチャと…!

後藤「うるせぇんだよテメェらぁ!怒りの界王拳!」バシュゥゥン!

彼の周りに赤いオーラの様なのが包み込み気がものすごく高まっている

強気の妖怪「グっ!こいつまさか…後藤明日」

後藤「だりゃあ!」バカァン!

強気の妖怪「グハぁ!…グッ流石は…アンタ後藤明日斗っつうんだろ…?」

後藤「何?なんで俺の名前を知っている言え!」

強気の妖怪「あのA級犯罪者がこんなところに…」

後藤「A級犯罪者?何のことを言って…ハッ!…そういうことか…おい、このことは一切他言無用だ、さもなければお前をけす!良いな!」

強気の妖怪「は、はぃぃぃ!」

後藤「分かったのならそこでのびてる奴を連れてとっととかえれ!もう子の村にはちかづくな!」

強気の妖怪「ひ、ひぃぃぃ!申し訳ありませんでしたあ!」

後藤「フゥ…」

一呼吸ついて界王拳を解く

市民「おい、あんちゃん…ありがとう!あんちゃんはこの村の恩人だ!ほら、お前の欲しがってた調味料バッグに入れといたからな!また来てくれよ!今度慧音先生に紹介してやる!」

後藤「ああ、ありがとうまたなオッチャン!」バシュッ!

バッグを受け取ると助走をつけ
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