―――5月18日現在地・???―――
後藤「……ハッ!」ガバッ
飛び起きてかれが見た光景はある洋館の一室の中であった
後藤「ここは…一体…部屋の景観を見たところここは…洋館?」
???「お目覚めのようね、丸二日寝る人間なんて聞いたことなかったわハイお水よ、水分捕らないと死んじゃうわ」
部屋に入ってきて彼に水を渡したのは人間と思われるメイド服を着た女性だった
後藤「いただきます…グっ…グっ…はぁ!…ありがとうございます」
???「相当疲れてたのね、後藤明日斗君!」
後藤「え!?なんで俺の名前を…」
十六夜「ふふっ貴方の制服のポケットに名札が入ってたのよ、私は十六夜咲夜紅魔館のメイド長をしているわ…さて早速だけどあなた外来人よね?どうしてここに?」
後藤「それがいまいちはっきりしなくて…それにここは?」
十六夜「…予想どうりの反応ね、一から説明するわここは幻想郷といって元は日本の人里離れて山奥にあったところらしいわ、ここには妖怪たちも住んでいて妖怪退治に住みつく人間たちもいたそうよ」
後藤「はぁ〜…」
十六夜「だけど私たち人間の文明の発達により社会バランスが崩れるのを憂いた妖怪の賢者・八雲紫は「幻と実体の境界」を張り、妖怪の勢力を他から取り込むことでバランスを保ったの、それで明治になったら貴方の世界でいう超能力みたいなのは『迷信』として処理されていって幻想郷に住み着いた妖怪達は人間の末裔達と共に、強力な結界(博麗大結界)の中で生きる道を歩むことになり結果幻想郷の存在は人々から忘れ去られていった…こんなところかしらね」
咲夜は彼の隣に座り後ろに手をついて彼の方を向いた
十六夜「どうやって幻想入りしたかはわからないけれど、これからゆっくり思い出していくといいわ…あ、そうそうお嬢様があなたのことをお呼びよ貴方の事は前もって伝えておくから、早く来なさいね…それじゃ」バタン
後藤「幻想郷…か、これからどうなるんだろう…俺は…まぁいいや、とりあえずそのお嬢様って人の所に行ってみるか!」
異世界瞬間移動により幻想入りしてしまった後藤、これから彼はどうなってしまうのか…
―――第一話終わり―――
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