―――2015年11月17日―――
後藤「Zzz…」
???「あっちゃーん?起きろ―!遅刻しちまうよ!」
後藤「ん…おはよう、碧の姐さん今何時?」
佐川「アンタ馬鹿!?さっさとしないと遅刻するよ!?」
後藤「馬鹿な遅刻する時間じゃあるま…ギャー!本当だー!さっさとしねーと!」
佐川「まったく…」
俺は後藤明日斗、輝日東の輝日東高校って私立に通ってる成績は普通な方…だと思う
後藤「いってきまーす!」
佐川「行ってらっしゃい!急ぎ過ぎるなよ―!」
―――通学路―――
後藤「はぁ…はぁ…お…この時間はまだ人が通っている…助かった…」
???「明日斗ーどうしたお前、すげぇばててるけど」
後藤「おお…裕貴じゃないか、すまんね寝坊して走ってたんよ」
アイツは伊藤裕貴、小学の頃からのツレだ時折毒舌な言葉を発するが普段はいいやつだ
伊藤「またかよお前!先週もそれで遅刻して先生に怒られてたよな?」
後藤「まだ覚えてたのか…まぁ今日は遅刻しなかったんだ、今は今先週は先週過去を蒸し返したって意味はない!」
伊藤「あのなぁ…そういう問題じゃないんだよ、まぁいいけどさ」
後藤「よし、ここであったのも何かの縁だ一緒に学校に行こうじゃないか」
伊藤「いいよ、よしいこう」
―――桜坂―――
後藤「いやはや…いつもここ通ると思うけどさ、入学式を思い出すんだよね」
伊藤「まぁな、桜すげーもん…あ」
後藤「どしたの?なんか見っけた?」
伊藤「あれみてみな」
後藤「ん?…あ」
???「…それでミスサンタコンテストには出るの?折角二連覇してるんだからもったいないじゃない」
???「そうねぇ〜…」
彼女たちは森島はるかと塚原ひびき、森島先輩は高校男子生徒のほとんどが憧れていてそのごく一部が告白して振られている、確か教師を含めて50人以上だったか…ちなみに憧れているうちに俺も入る告白はしていないけど
後藤「森島先輩か…いつみても絵になるな、あの人」
伊藤「まぁお前にとってはな、俺はそこまでかなぁ?」
後藤「まぁ、好みは人それぞれだからな!よし、教室いこうすぐに行こう」
伊藤「おい待て!」
―――教室―――
ガラッ!
後藤「おはようございまーす!皆の衆!」
???「何が皆の衆だ馬鹿!」
後藤「うるせーな!」
伊藤「お前のほうがうるせーよ、なぁ拓海」
???「そーそー、ププッ言われてやーんの」
後藤(う、うぜぇ…!)
コイツは澤田拓海、コイツも裕貴と同じ小学の頃からのツレだ、何かあってはしょっちゅう俺を馬鹿にしてきて良く喧嘩をしている…それを抜いたらいい奴なんだがな
???「何してるの?」
澤田「絢辻さんじゃありませんか、ちょうどコイツを馬鹿にしてました」
彼女は絢辻詞、見た感じなんでもできる完璧な人間、ただ何かを隠しているようにも見えるが気のせいだろう
絢辻「あんまり人を罵る事は良くないわよ」
後藤「言われてやー…」
絢辻「そういうことを言っちゃダメ」
後藤「……はい、すいませんでした」
言い返すと注意される…悲しい
絢辻「よろしい…それじゃあもうすぐで先生が来るから早めに席についておいてね」
澤田「はい、分かりましたー」
後藤「サーさっさと席に…」
???「いよっ!向陽の御三方!」ドン!
後藤「腹ze王ッ!?び、吃驚した…薫か」
彼女は棚町薫、コイツは中学の頃からのツレだよく不幸自慢をしていたものだそこに裕貴が俺の不幸に対し突っ込みを入れるのが中学時
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