―――12月23日校舎裏―――
七咲「品田さん!」
品田「あれ七咲ちゃんか、どうしたの?」
七咲「あの…今、時間ありますか?」
品田「まぁね…それで何?」
七咲「あの…明日の予定について聞きたかったんですが…」
品田「俺?明日ねぇ…今ん所はないね」
七咲「そうでしたか…」
品田「さて…次は俺が質問する番、何でそんな事を聞きに来たの?」
七咲「あ、いえ創設祭のようなイベントって中学の頃には無かったものなので…」
七咲「し、品田さんはどうするのかなぁって、ちょっと気になったんです」
品田「なるほどねぇ…」
七咲「えっと…その品田さん」
品田「なんだい?」
七咲「明日、何ですけど…よければ水泳部の屋台を手伝ってくれませんか?///」
品田「えっ!水泳部の屋台を?」
七咲「はい」
品田「俺が?」
七咲「はい…駄目でしょうか」
品田「そうだねぇ…じゃあやってもいいよその代り…」
七咲「なんでしょうか」
品田「堂島君を連れてきていいかな?どうせ彼も予定はないだろうし」
七咲「そうですね…良いですよただし堂島さんが来れればの話ですが」
品田「おっサンキューじゃあちょっと電話してみるから待っててよ」
七咲「はい」
ピロロロロロ…ピロロロロロ…カチッ
堂島「もしもし、俺だ」
品田「堂島君、久しぶりだねぇ俺だよ俺」
堂島「辰雄か…オレオレ詐欺みたいに言うなよ…それで今日はどうした?」
品田「えーっとそれなんだけどさ明日なんか予定ある?」
堂島「明日?すまない東城会直系組長たちの忘年会が入っている…真島さんは欠席だがな」
品田「え、そんなの?残念だなぁ…まぁありがとさん!じゃあそろそろ切るわ、んじゃね!」
堂島「ああ、またな」
ピッ
品田「残念、堂島君は予定が入ってるみたいだよ」
七咲「そうですか」
品田「まぁ俺はどうせ予定もないんだ俺でよければ手伝うよ」
七咲「はいっ!ありがとうございます!」
品田「でも本当に俺でいいのかい?屋台なんて手伝ったことすらないんだけど」
七咲「大丈夫ですよ、私だって屋台でおでんを売るなんて初めてなんですから」
品田「そうなんだ」
七咲「はい…あ、では一緒に帰りながら詳しい話をしてもいいですか?」
品田「もちろんだよ」
七咲「クスッありがとうございます」
―――第六話終わり・次回品田辰雄編最終回!―――
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