秋山駿編第十四話「救出」

    ―――12月3日―――

秋山「せやっ!デラァァ!」ガスッ

ヤクザ「ぐおっほぉ!」バタッ

秋山「あらかた片付いたかな…あとはこの部屋だけだな」

秋山「桐生さん、うまくやってるかなぁ?…まあ大丈夫でしょ」ツカツカ

そう言って最後の部屋の扉に立つ

秋山「イィィッヤァ!」

バガン!

森島「!ん、ん〜〜〜っ!(あ、秋山さん!)」

秋山「はるかチャン!ヒドイなこりゃ誰だよ縛り付けた奴は…」

森島「ぷはぁ!はぁ…はぁ…口を縛られるのは好きじゃないわね」

秋山「誰でもそうさ、…さっこんなところさっさと出よう」

???「そんなことさせるかいな」

秋山「お前は…金井!?やっぱりお前だったのか」

金井「久しぶりや…あの事件以来やないか」

秋山「何故ここでこんなことをしている、どうして誘拐なんてしている!」

金井「それは…お前をおびき出すためや」

秋山「何!?」

金井「俺が東城会に組作った理由…それはただワレに復讐する…それだけや」

秋山「何!?」

金井「ワレのせいで俺の極道人生はしまいになってもうた…あんとき以来ずっとワレの復讐だけを考えとった…そしてワレがここにいるという情報を掴み大阪から出向きおびき出したんや…」シャキィッ

そう言って金井はドスを取り出し鞘からだす

秋山「やっぱり…ケリ付けなきゃならないか…いいぜ、こうなりゃとことんやってやるさ」

金井「威勢がエエの…覚悟せいやぁ!」

金井はドスを構えて秋山に突進する

秋山「行くぞ!そりゃっ!」

秋山は金井めがけてドロップキックを繰り出すが

金井「弱いわぁ!」ガツン!

秋山「どわぁ!」ドン!

あっさりと弾かれて地面に落ちそうになる

秋山「まだまだ!」

   〜〜スライディング!〜〜

秋山「デリャ!」

宙返りして金井の足に向かってスライディングをして転ばせる

金井「ぐおぉ!」ズテン!

秋山「まだまだ!」

   〜〜蹴り追い討ちの極み!〜〜
倒れた敵に対しキックで容赦ない追い討ちを食らわす

秋山「うらっ!」ガスッ!

金井「グオォォ!」

秋山は倒れたかないの顔面に容赦ない一撃を食らわす

秋山「ハッ!死ねぇぇぇ!」グシャァァ!

金井「グオォォォッホォ…まだや」スクッ

秋山「さすがだ、相変わらずしぶといねぇ」

金井「行くでぇ!オッラァオラオラァ!」ブンッブンッ

秋山「おっと…あぶな!」

金井の攻撃を秋山は避け続けるが隙を突かれ首を掴まれる

金井「オラァ!」ガシッ

秋山「グッ!」ジタバタ

金井「これで…終わりじゃあ!」

秋山「(勝機!攻撃できる場所は…此処だ!)」

秋山は膝を曲げて金井のこめかみに狙いを定める

秋山「シャア!」グシャァッ!

金井「グオォッホォ…」バタッ

秋山「ようやく倒せたか…さて、こんなところはさっさと出ようか」

森島「うん」

    〜〜一時間後〜〜

桐生「秋山!」

秋山「桐生さん!無事でしたか」

絢辻「どう?無事にお目当ての人は倒しました?」

秋山「もちろんさ…おっ出てきたぞ」

伊達「オラ、さっさと歩け!」

金井「ぬ、ぬぅ…」

秋山「これで一件落着…ですかね?」

桐生「ああ、俺達もさっさと学校に戻るとするぞ」

秋山「そうですね…この子たちの無事も知らせないとですし」

森島「ふっふ〜んじゃあ行きましょう!」

秋山「やれやれ何であの子はあんなにハイテンションなんだか…待ってくれよ!」

絢辻「あたしたちはゆっくり帰るとしましょうか」

桐生「ああ…」

     ―――第
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