―――11月28日お昼待機室―――
桐生「昼、か…そろそろアイツらが来るはずだが…」
???「桐生、入るで」
ガチャ…
桐生「冴島か」
冴島「わざわざ人呼び出しといて一体何の用や」
桐生「それなんだがもう少し待っててくれあと二人いる」
???「すいません、遅くなりましたね」
ガチャ
桐生「秋山か、品田は?」
秋山「ああ、いますよ品田―!早くこーい!」
品田「待ってくださいよ!秋山さんが速すぎるんですって」
桐生「そろったな、まず二人はそこに座ってくれ」
秋山「どうも」
品田「それで俺たちを呼び出して何か用ですか?」
桐生「お前らは最近輝日南周囲で起きている誘拐事件は知っているか?」
冴島「ああしっとる、馬場ちゃんがその事件を捜査してるそうや」
秋山「それで?その誘拐事件ってのはどいつがやってるんです?」
桐生「東城会の四次団体の金井組…秋山、金井嘉門という名前に覚えがあるだろう」
秋山「金井…!逢坂興業の奴ですね…しかしなぜ近江のアイツが東城会に…」
桐生「それは分からない、花屋の推測だがお前へ復讐するために組を結成したんだろう…そしてもう一つ赤の翼って団体だ」
品田「赤の翼?変わった名前っすね」
桐生「まぁな…実はこの団は高校生しかいない…結成当初は10人程度だったらしいが出が神室町だっただけに勢力が拡大、いまは50人になっているらしい」
冴島「んでそいつらのアジトは何処なんや」
桐生「輝日東ビルだ」
秋山「輝日東ビル?あれって確か…普通のサラリーマンが仕事するところって聞いてますけど…」
桐生「ああ、最初は俺もそう思っていた…だがそこは金井組の事務所らしい」
品田「へぇ…それで俺たちをここに呼んだ理由は?」
桐生「この1件俺一人で解決しようと考えていただが予想以上に規模が大きい今まで起きてきた事件ほどではないが…お前等にも協力してもらいたいと思っている」
秋山「俺は別にいいですよ…品田はどうするんだ?」
品田「そうですねぇ〜まぁ別にいいですよ、そうすりゃ街の人の信頼も得れるわけですし」
冴島「俺も参加したろうやないか、ダブついた身体戻すいい機会や」
桐生「ありがとう…みんな」
秋山「良いですよ…それより一つ問題が…」
桐生「なんだ?」
秋山「急に行っても証拠がなければ訴えられる可能性が高いですし、それに4人で行っ手もし10人か15人ぐらいが外に出ていて学校ががら空きになったらいけないでしょ?人数配分も考えないとですよ」
桐生「そうか…ならカチコミは俺が行くあと一人ぐらい欲しいな…」
秋山「なら俺がやりますよ…最近体が鈍ってますからね」
冴島「じゃあ俺は留守居か…品田、お前もやで」
品田「あ、はいそうですね」
品田「(カチコミ行くよりはましかな…)」
桐生「よし…あとは証拠だが…」
秋山「問題はそれなんですよ…誰を餌にするか…」
???「それなら私がやるわよ」
ガチャ…
秋山「絢辻さん…それにはるかちゃん?」
絢辻「どうも、一部始終聞かせてもらったわよ餌が必要何でしたっけ?」
森島「それ、私たちがやるわ」
秋山「…はい?君らがやるって?」
絢辻「ええ」
桐生「本当にいいのか?何をしでかすか分からん連中なんだぞ?」
絢辻「ええいいわ」
森島「もっちろん!」
秋山「ほんっと…頭が上がらないねぇ…まぁいいよその代り無茶だけはすんなよ?」
桐生「…一応当日これを持って行け」カチャ
絢辻「こ、これって…」
桐生に渡された物、それは…
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