―――11月26日神室町―――
プーッ…プーっ…
桐生「うむ…でないな」
桐生「(真島の兄さん、携帯おいてどこかに行っているのか?神室町に手目真島組の構成員を見つけよう)」
桐生「おい、お前どこの組だ?」
ヤクザ「四代目、組ですか?風間組ですが…」
桐生「違ったか…」
ヤクザ「誰かを探しているのですか?」
桐生「真島組の構成員を探しているんだが…一向に見つからねぇんだ」
ヤクザ「あー確かに見ませんね…そうだ六代目なら何か知ってるかもしれません、六代目なら東城会の本部にいるので立ち寄ってみては…?」
桐生「そうか、悪いな」
ヤクザ「では、俺はこれで」
桐生「ああ、またな」
桐生「(東城会の本部に行こう、大吾ともまだしばらく会ってないしな…行くか)」
―――東城会本部―――
真島組構成員達「四代目!お疲れ様です!」
真島組の構成員たちは即座に道を開け頭を下げる
桐生「大吾」
堂島「桐生さん、お久しぶりです」
桐生「久しぶりたな…あの事件以来か」
堂島「そうですね、今日はどうされました?」
桐生「真島の兄さんを知らないか?電話をしても出ないんでな」
堂島「確か今日は…ミレニアムタワーにいると思いますよ、事情があり構成員の大半はここにいますが」
桐生「そうか、ありがとうな」
堂島「いえお構いなく」
桐生は東城会本部を出ていきミレニアムタワーへと向かう
―――ミレニアムタワー真島の部屋―――
桐生「兄さん!入るぞ!」
ガチャ…
真島「おお桐生チャン!久し振りやなぁ〜元気にしとったかいな?」
桐生「ああ、兄さんは相変わらずだな」
真島「ヒヒっまあの…で、今日はどないしたんや?」
桐生「輝日南で起きてる誘拐事件ってのは知ってるか?」
真島「あ〜日経新聞で見たことあるなぁ…それで?」
桐生「真島の兄さん、何か知らないか?その誘拐事件を起こしたのは東城会の四次団体だったと聞くが…」
真島「あー…確か前にどっかの組の四次団体ができたっちゅう話聞いたことがあるなあ…なんや、そいつらがやったんか?」
桐生「伊達さんから聞いた話ではな…」
真島「そうか…で、奴らのねぐらはもうわかっとんのか?」
桐生「いや…それを知るために神室町にいるんだ…何かいい情報はないか?」
真島「んなことを言われてもの…せや、花屋を使ったらエエんとちゃうか?ワシのほうから伝えとく、しばらく待っとれ」
桐生「ああ…」
―――10分後―――
真島「伝えておいたで、近くのマンホールから賽の河原へ行けや」
桐生「わざわざすまないな…」
真島「ええってことや、はよいき」
桐生「じゃあ行ってくる達者でな」
真島「お前もな、桐生チャン」
―――第十三話終わり―――
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