―――11月27日神室町―――
桐生「変わらないな…この街は」
桐生「そして…何でお前も来るんだ?」
絢辻「仕方ないよ、校長先生が一緒に行けって言うんだし…」
桐生「…」
―――一日前―――
絢辻「神室町?」
桐生「ああ、大体あそこならほとんどの情報がわかる…治安は最悪だがな」
絢辻「そんなところに行って大丈夫なの?」
桐生「問題ねぇ、慣れてるからな」
絢辻「…そんな物に慣れる桐生さんが恐ろしく感じるわ」
桐生「少し休暇を貰ってくる、待っててくれ」
―――校長室―――
桐生「失礼します校長」
校長「桐生さんですか、どうなされました?」
桐生「2日ほど休暇をいただきたいのですが…」
校長「休暇ですか…いいでしょう…ただし」
桐生「はい」
校長「絢辻さんといってください」
桐生「え?」
校長「絢辻さんといってください、絢辻さんには私の方から言っておきますので」
桐生「…は、はい」
―――で今に至る―――
絢辻「人が多いわ…なかにはチンピラもいるし治安は言っていた通り最悪ね」
桐生「だろう?さて…まずはニューセレナに行こう馴染みの店だ」
絢辻「うん」
カランカラン…
―――ニューセレナ―――
伊達「おお、桐生神室町に帰ってきたのか」
桐生「伊達さん…あと久しぶりだなママ」
ママ「いいのよ桐生さん…あら?その子は…」
絢辻「絢辻と言います」
ママ「絢辻さんね、よろしく」
絢辻「…と、その人が桐生さんの言っていた伊達さんですか?」
伊達「ああ、神室町捜査一課の伊達真だ今輝日南周辺で起こっている誘拐事件の謎を追っている」
絢辻「よろしくお願いします」
伊達「それで…桐生、お前がここに戻ったということはアイツ等の居場所を探りに来たって肚か」
桐生「ああ…だか絢辻を連れて行くわけにもいかねぇ絢辻をこの店に置いててくれないか?」
絢辻「え?」
桐生「さっき言った通りこの街の治安は最悪だ、そんなところに女を連れてったら面倒だからな」
絢辻「分かったただし何か手がかり掴んできてね」
桐生「ああ、分かった…それじゃ行ってくる」
伊達「ああ、気を付けてな」
カランカラン…
桐生「さて…ニューセレナの次は…スターダストに行くか」
―――スターダスト―――
ユウヤ「桐生さん、御無沙汰ですね」
桐生「久しぶりだな、ユウヤ」
ユウヤ「桐生さんが神室町に帰ったとなると…また事件でも?」
桐生「まあな…神室町が直接関係してるわけじゃないが」
ユウヤ「そうですか…あ、そうだ桐生さん最近遥ちゃんはなにしてますかね?」
桐生「アサガオにいる、高校生活をやりながらだがな」
ユウヤ「大変ですね〜…おっとちょいと用事があるんで行きます」
桐生「ああ、邪魔したな」
ユウヤ「いえ、桐生さんもお気を付けて」
そう言って桐生はスターダストをでる
桐生「…真島の兄さんはどこにいるんだろうか、真島組の構成員を見つけて話を聞いてみるか」
―――第十二話終わり―――
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