―――11月25日桐生宅―――
桐生「何?誘拐集団だと?」
伊達「ああ…すでに輝日南で被害が多発してる、奴らは神室町から出て次々誘拐事件を起こしてやがる、そして不思議なことにアイツら構成員が高校生しかいねぇ…その上極道組織ともつながってやがる」
桐生「何?極道だと?」
伊達「ああ、東城会の金井組とつながっている…だが構成員は滅諦に顔を出さねぇ、ずっと引きこもってるみたいだ」
桐生「それで奴らの居場所はどこなんだ?」
伊達「それが見つからねぇんだよ、神室町の警官総出で探したが一向に見つからねぇんだ、困ったもんだぜ」
桐生「そうか…」
伊達「…とりあえず話したいことは話した、お前の所属学校も気を付けろいずれ狙われるかもしれん特に森島、七咲辺りを警戒しとけこの歳で言うのもアレだがあいつ等辺りはスタイルがいい、スタイルがいい奴ほど付け狙われる…絢辻らへんも警戒しておいた方がいいだろう」
桐生「そうか…ん?伊達さん、一つ聞いていいか?」
伊達「どうした?」
桐生「なんで伊達さんが森島や七咲、絢辻のことを知っているんだ?」
伊達「事情聴取で一度立ち寄ったんだ、秋山や冴島、品田といった奴等もいたから驚いたもんだよ」
桐生「そうだったのか…しかし絢辻は早退してたはずだ、なのになぜ伊達さんは絢辻の名を?」
伊達「彼女はあの高校では成績トップクラスだ、生徒・校長からその名前が何度も出てくるんでな写真を見せてもらった」
桐生「…しかし今思うと日本も物騒になったな…元々かもしれないが…」
伊達「谷村もこの街に来ている近いうちに顔を見合わせることになるだろうな」
桐生「そうか、ありがとうなわざわざ」
伊達「礼には及ばねぇよ、ただお前がいるってことはこの事件には神室町か極道が絡んでいる、そう思ってお前に報告しただけさ」
桐生「他の奴等には話したのか?」
伊達「いや、まだだ出来るだけ二人だけで話したい話だからな…それにあいつらの家まだ知らないしな」
桐生「なのに俺の家は分かったのか」
伊達「ああ、ここらの辺の住民から聞いた…桐生、お前意外と有名になってるぞ」
桐生「そうか…」
伊達「おっと…話がそれちまったな、ともかくお前らの学校は警戒必須だ…誘拐事件なんて起こされちゃたまったもんじゃねぇだろう…特にお前はな」
桐生「ああ、分かっている…わざわざありがとうな」
伊達「フッそれじゃまた何か分かったら連絡する、それじゃあな」
ガチャ…バタン
桐生「(誘拐集団か…これは一度真島の兄さんに聞いてみるとよさそうだ,花屋も何か知ってるかもしれない、神室町に赴くか…)」
ピンポーン
桐生「ん?」
ピンポーン
桐生「客か…」
ガチャ…
桐生「お前は…七咲か?」
七咲「すいません!少しかくまってください!」
七咲はそのまま中に入りリビングへ走ってく
桐生「なんだ!?一体!…っ!」
ヤクザ「四代目、ここに少女が来ませんでしたか?」
桐生「ああ、来ているそして今俺の家の中にいる」
ヤクザ「それはどうも…おい、中に入れ!」
桐生の家にヤクザ4人を連れて入ろうとするヤクザをぶん殴りそのまま道路に吹っ飛ばす
桐生「オラァ!」ボゴォッ
ヤクザA「ぐおぉ!」
ヤクザB・C・D・E「ぎゃああ!」
桐生「何本人の許可なしに勝手に人ん家は入ろうとしてんだ、ここは事務所じゃねぇんだ…それに七咲を連れ去ろうとしているんだろう…金井組の奴等だろうが…」
ヤクザA「うぐ…すでに知っていましたか…しかたない」
ヤクザ5人は
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