―――10月2日休み時間2・教室3-A―――
森島「はぁ…ひびきどうしよう、またもらっちゃったよ〜」
塚原「また?もう…今度は何通?」
森島「二通同時…しかも来てほしい場所が屋上と校舎裏で時間は放課後よ!?ひびき代わりにいってくれな〜い?」
塚原「できるわけないじゃない…あ、秋山さん」
秋山「よう、何話してんだ?」
森島「秋山さん聞いて!また来たのよ今度は二通…」
秋山「何が届いたんだ?」
塚原「ラブレターよ」
秋山「ラブレター!?前から気づいていたけどはるかちゃんもてるんだね」
森島「でも極力断るようにしてるの理由はなんかこう…胸にズッガーーンと来ないっていうか…なんというか…」
秋山「なんというか?」
塚原「用はドキッとしないってことでしょ?」
森島「そうそう!さすがひびきね!分かってる〜」
秋山「へ〜長い付き合いなんだね、はるかちゃんと塚原さんは」
森島「小学生からの付き合いだから、ね?」
塚原「うん…私は保護者みたいなものだから」
秋山「へ〜それで…」
森島「所で秋山さんはもてるの?蹴り技もすごいしお金も持ってるし彼女の一人や二人いるんじゃないの?」
秋山「いや…いないよそんなものがいたらいずれ殺されちまう…あの時のように」
森島「…ひびきちゃん」
塚原「…何?」
森島「秋山さんって何かあったのかな?」ボソボソ
塚原「分からないわ…本人に直接聞けばいいんじゃない?」ボソボソ
森島「あ、秋山さん?」
秋山「なんでこんなしょんぼりしてるの?って聞こうとしたんだよな?それは教えられないもっと信頼できる仲じゃないとね」
森島「秋山さん!私でよければ相談に乗るから!それに私も少し分かる気がするから…」
塚原「はるか…」
秋山「…合格だ、君には思いやりの心があるようだね良いよ話してやる俺さ…彼女が過去に2人いたんだよでもね…一人は俺が濡れ衣を着せられて仕事を首にされホームレスに落とされた挙句クビになった直後に別れたもう一人は俺が信頼を寄せていた友達に裏切られた挙句恋人は極道の手によって殺された…信じられないかもしれないけど本当の話なんだ」
森島「そんなことが…辛くないの?そんな精神的に追い詰められて」
秋山「辛くないよそれにもう過ぎたことだ…悪かったね!こんなしんみりとした話しちゃって」
森島「ううん、そんなことないよ…ふふっ教えてくれてありがと♪」
塚原「まさかこんな過去があったなんてね…面白い話が聞けたわ、ありがとう」
秋山「どういたしまして、じゃ何か飲み物飲みに行くか!」
森島「賛成!ひびきはどう?」
塚原「そうね…いいわ私も賛成、それじゃあいきましょ」
秋山「君ら何飲む?奢ってやるよ」
森島「私はミルクココアで!ひびきは?」
塚原「アップルジュースかな秋山さんはどうするの?」
秋山「俺はウーロン茶だね」
秋山・森島・塚原「アハハハハ…」
???「俺たちはアイツを認めねぇ…絶対に認めてたまるか」
―――第三話終わり―――
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