―――11月14日・お昼・食堂―――
後藤「あー…腹減った、今日何食おうかな…」
伊藤「よぉお前これから飯?一緒に食おうぜ」
後藤「おお、裕貴良いぜ付き合ってやろうじゃないの…つっても食うもん決まってるん?」
伊藤「俺は決まってる、お前は?」
後藤「もちろんだ…」
―――5分後―――
後藤「さーて飯頼んだことだしどこで食おうかね」
伊藤「開いてる場所は―あ、あったあそこだ」
???「この中に朝森島と話した奴ー!名乗り出てこい!」
後藤「あ?裕貴、なにあいつら」
伊藤「確か3―Bの吉田隆二だったかな…身長二メートルで邪道暴虐、近頃街で暴れてるらしいよ」
後藤「へ〜…まぁいいさ、ほっとけほっとけどうせ俺ともわかんねぇだろうし」
事実を大声でさらっと言いながら割り箸をを割る
伊藤「え、お前なの!?」
後藤「そーだけど?」
吉田「おい!テメェさっき今なんつった?」
後藤「あ?オーオーこれは吉田先輩、この俺にいったい何の用で?」
吉田「さっき言ったこと、もっぺん言ってみろ…お前朝森島と話していた後輩か?」
後藤「そうですがなにか?」
頼んだうどんを食べながらサラッという
吉田「お前…俺にケンカ売ってんのか?」
後藤「売ってませんよー」
後藤は明らかに棒読みで売っていないといいはる
吉田「完璧に売ってんじゃねぇかテメェよぉ!もういい!表でろや!俺の恐ろしさ思い知らせてやるわ!」
後藤「あーあー…めんどくさいなぁ、はいはい、怪我しますから下がっててくださいねー皆さん」
後藤はテラスで昼飯を食べている人たちに呼びかけた
男子A「これから何が始まるんだ?」
男子B「どうやらあの二年と吉田が喧嘩するみたいだぜ」
吉田「俺に盾突いたこと、後悔させてやる!お前等!出てこい!」
ぞろぞろと吉田の下っ端が集結する
女子A「うわ…ひどい…5人もいるよ…」
女子B「絶対勝てないよ…あの子」
吉田の下っ端A「死ねぇ!」
吉田の下っ端B「オラァ!」
下っ端二人は後藤に殴りかかる
後藤「よっと」ヒュッ
後藤は軽々避ける
後藤「ふっ!」ガシッ
吉田の下っ端A「あ?」
吉田の下っ端B「え?」
後藤は下っ端二人の後頭部を掴む
後藤「オラァ!」ガツン!
吉田の下っ端A「イギャァァァ!」ドサッ
吉田の下っ端B「ヴガァ!」ドタッ
思いっきり下っ端同士の頭をぶつけて倒す
この技は龍が如くに出てきた「双頭の極み」という技らしい
野次馬たち「おお…」
後藤「次!」パンパン
手の汚れを軽く振り払い次が来るのを待つ
吉田の下っ端C「ヒッヒイイイ!」
吉田「何おびえてんだテメェ!」
後藤「来ないのじゃあこっちから…」
吉田(おい!かかったぞ!)
吉田の下っ端E(背中ガラ空き!とった!)
下っ端はこっそりと後藤の裏を取り襲おうとする
後藤「見え見えの魂胆だよ!」クルッ
吉田の下っ端E「は?」
後藤「しゃあ!」ガン!
吉田の下っ端E「ガハァ!」
後ろを振り向いた襲ってきた下っ端の頭を掴み机に叩付けた
後藤「はじめっから気付いてたよ、見た目に合わず結構五感あるから」
後藤「さーて残りはあんた等だね、さてどうやってボコ…」コキッコキッ
???「やめなさい」
後藤「はい?」
指を鳴らし腕を振りかざして殴ろうとするが腕を掴まれ後藤は後ろを振り向く
後藤「塚原…先輩?」
塚原「やめなさい、見苦しいわ」
後藤「…これで勘弁してやるよ、吉田とか言う奴一つだけ忠告してやるよ、アン
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