―――10月30日輝日東校舎内―――
絢辻「大体こんなところかしら」
桐生「うむ…広すぎて道を覚えれるかどうかわからんが…まぁ来ていくうちになれるだろう」
絢辻「私はクラス委員の仕事があるから失礼して良いかな?」
桐生「ああ…またな」
絢辻「ええ、それじゃ」
桐生「(さて小腹がすいたな、どれ食堂に行こうか)」
―――食堂―――
桐生「…ふむ、水とカレーパンを頼む」
購買の店員「はい、460円です」
桐生「460円…ほら」チャリン
購買の店員「丁度お預かりします、こちらレシートですありがとうございました」
桐生「さて…どこで食おうか…ん?」
???「ほら、バタフライには腕の力使うでしょ?だからボールを投げていると自然に肩の力が強くなっていってイケルと思うよ」
???「そうですかね…?今度塚原先輩に聞いてみます」
桐生「(あれは…品田か?少し声をかけてみるか)」
桐生「おい、品田」
品田「あれ?桐生さん、久しぶりですね〜元気にしてましたか?」
桐生「ああ元気だ…それでなんでお前、ここにいるんだ」
品田「俺は堂島君の付添できたんですけどここが気に入っちゃいましてそれで今は七咲逢ちゃんっていうこの水泳を見ています」
七咲「初めまして、七咲です」
桐生「ああ、宜しくな」
品田「次はこっちが聞く番ですね、桐生さんはどうしてここに?」
桐生「この高校に用があってきた…だが俺もしばらくここに居座り続けることになったがな」
品田「へぇ、どうして?」
桐生「此処直属のタクシードライバーになったからだ…なんでも夜遅くまで居残りする生徒が多いらしいからな」
品田「へぇ〜あ、桐生さん聞きましたよ何でも朝不良と喧嘩したとか」
桐生「…」
七咲「ごめんなさい、少し見ていたものでして…でも助かりました」
桐生「何?」
品田「どうやらあの不良は学校で問題になっていたそうでして…桐生さんの拳が入ったら何もしないと思います、俺からもありがとうございます」
桐生「いや、礼はいらない性格上ああいうのはほっとけなくてな」
品田「はは…じゃあ俺たちはこの辺で失礼します」
桐生「ああ、またな」
品田「じゃ七咲ちゃん、行こう」
七咲「はい、それでは失礼します」
桐生「…(仲がいいんだな、あいつらは…さて飯でも食うか)」
???「おう、桐生久しぶりやな」
桐生「お前は…冴島かとそこの女は?」
冴島「ああ…桜井梨穂子ちゅう奴や」
梨穂子「よろしくおねがいしま〜す」
桐生「ああ、宜しく頼む…冴島、お前出所したのか、おめでとう」
冴島「ああ…桐生はどうしてここに?」
桐生「ここに用があってきた…しばらく俺もここに居座ることになったがな」
冴島「そうか…遥ちゃんには言ってあるのか」
桐生「ああ…ここに来る前に言っておいたが今日のことを伝えるのがよさそうだ」
冴島「そうか…さて俺はそろそろ行くほなな」
桐生「ああ、またな」
こうして俺は戦友と再会した
凄い偶然もあったもんだな
遥にもこのことを伝えてみるか…
―――第三話終わり―――
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