―――10月22日お昼―――
ガラガラガラ…
冴島「ほな、失礼するで」
夕月「おっ…来たね茶道をやる気になったみたいだな?」
冴島「少しはな、それにこうゆうことって滅多にないからな、エエ経験になりそうや」
夕月「そうかい?じゃ早速だけど…」
―――5分後―――
夕月「こんな感じだ、理解できた?」
冴島「ああ…聞くより慣れろ…何事も実践あるのみや」
夕月「おっ威勢がいいね〜じゃ見本見せるからちょっと待っててくれ!」
冴島「ほぉ…なかなかうまい茶やんけ、プロは格が違うの」
夕月「さて…今度はアンタの番だ、さっき私がやったのを参考にやってみな」
冴島「おう…」
―――5分後―――
冴島「意外と難しいんやな…茶道って、油断しとったわ」
夕月「だろ?でもアンタ初心者にしては手際がいい方だよ、そんなごっつい見た目してたら普通は不器用だって思われちゃうでしょ?」
冴島「ああ…そんなときがあったわ」
夕月「やっぱりか、まっそのうち慣れるでしょ!よければ毎日茶道部に来いよ
私が認めれるところまで行ったら美味くやるコツを教えてやるからさ」
冴島「茶道…奥が深いのぉ」
梨穂子「失礼しまーす」
夕月「おお梨穂っち、どうしたの?」
梨穂子「いや〜その今日部活あるかな〜って…あれ?冴島さん?ここに何か用だったの?」
冴島「茶道をならっとった…むずいもんなんやな」
梨穂子「へぇ〜冴島さんが茶道かぁ〜…なんとなく男気の浴衣着て刀腰にさしてお茶は日本の文化やなんて言いながらお茶すすってる姿が目に見えて想像できるよ」
冴島「フッ…刀か…そういえば時代劇の撮影以来(龍が如く維新!の事)刀なんて触ってないな…」
夕月「なんだアンタ振ったことあるのか?」
冴島「ああ…新選組二番隊隊長、永倉新八役やったな一応天然理心流の免許外伝や」
夕月「天然理心流?確か試衛館っていう道場の田舎流派だっけかすごいねぇ〜」
冴島「ちなみに秋山は木戸孝允…桂小五郎役神道無念流の免許外伝や」
梨穂子「秋山って森島先輩と仲がいい秋山さん?」
冴島「それは分からん、俺の知ってる秋山だったらの話や」
夕月「まだ授業まで時間あるしのんびりくつろごうか…」ズズズッ
冴島「せやな…」ズズズッ
梨穂子「そうですね〜…」ズズズッ
夕月・冴島・梨穂子「やっぱりお茶は日本の文化だ(や)!」
夕月・冴島・梨穂子「アハハハハ…」
こうしてお昼を茶をすすりながらのんびり過ごした
茶道は難しいもんやな…指導を受けんとまともな茶淹れれんな
何もかも習うより慣れろ…やな
―――第三話終わり―――
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