私は小鳥遊莉愛(たかなし りあ)中学3年生。ここには私の大好きなものがたくさんあります…いえ、ありましたというべきですね。
…が奪ってしまったから
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4月、満開の桜と共に中学校生活最後の年がやってきた。
今日はクラス発表の日。最後の年くらいいいクラスだといいな…
「りあぁぁぁぁあぁぁ!!私達今年も同じクラスだよっ?!運命だよね?ってか運命しかありえないよ!」
新学期早々ハイテンションな彼女は園田怜(そのだ れい)私の幼馴染みであり親友でもある。わたし達は幼稚園から今まで一度もクラスが離れたことがないのだ。だから、クラス替えにはいつも新鮮味が欠ける。
「おはよう、怜ちゃん。今日もハイテンションだね?」
「えへへ///だって、また同じクラスだもん、嬉しいじゃん?」
「そうだね、私も嬉しいよ(ニコッ」
その後、他愛ない話をして教室へ向かった。
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