前に共闘した二人。近くの小屋で一晩を過ごした後、帰っていった。
その次の日。やはり学園で会う二人。だが二人共今日は様子が違っている。
※登場人物が多いため「 」の前に話し手の名の頭文字を入れています
ア「あら?ゼオライト君、そちらの方は?」
ゼ「俺の兄貴だ。」
ス「おっす、弟がお世話になってんぜ。スパーダ・ベルフォルマだ。」
兄貴、それはスパーダ・ベルフォルマ。
ゼ「お前こそ誰連れてきてんだよ?」
ア「あ、こっちの?私のお兄ちゃんだよ。」
お兄ちゃん、それはカルセドニー・アーカム。
カ「妹がお世話になっている。カルセドニー・アーカムだ。」
ス「ホントに兄貴かよ?俺とゼオライトと比べると全然似てねぇじゃねぇか」
ア「うんうん、よく言われるんだよねぇ」
カ「似ていなくても血と心(スピリア)は繋がっている」
ゼオライトとアイオライトだけでなく、お互いの兄も対面することに。
カ「全く、無理矢理引っ張り出されて来て見れば、これくらいの用事か。」
ア「何よ これくらい って!ご対面なんだから大事な用事でしょっ!」
ス「俺は暇だったし構わなかったけどな」
おいカルセドニー、不満なのか?
ゼ「・・・ふぅん、隊長なぁ、確かにそれらしいなりしてるぜ」
カ「隊長としての威厳を捨てるわけにはいかないのでな」
ア「あんまり堅っ苦しいのもどうかと思うけどねぇ」
カ「お前たちは何の職に就いているのだ?」
ス「職っつーより、貴族ってもんだ。」
カ「貴族か。確かにそう見えるな。」
ふむ、4人でもなかなか会話が続く。こいつらすごい。
カ「これからも妹を宜しく頼んだ。たまに私も顔を出してみることにする。」
ゼ「ああ、任せとけ」
ス「こっちこそ、弟を宜しく頼むぜ」
ア「はーい♪」
ゼオライトとアイオライトを学園に残し、アニキたちは帰っていった。
「お前の兄貴っていつもあんな感じなのか?」
「うん、芯の強さはハンパじゃないんだけど、いつも堅苦しいのよね」
「隊長がおちゃらけてる訳にもいかねぇもんな」
「それもそうだけど、もうちょっと気楽でもいいんじゃないかなぁ。
それにしても、あなたとスパーダさんて似てるわね?」
「ああ、髪色以外はよく似てるってよく言われるんだよ」
「性格も声色もなんだか似てたしね」
「やっぱ兄貴の弟ってことだ」
「二刀流も似ているし♪」
「あれは俺が真似したんだよ」
「なんで私とお兄ちゃんってこんなに似なかったのかなぁ」
「異性だからじゃねぇの?」
「そうかもねぇ。」
なんでか知らないが4人より2人の方が会話が弾む気がするのはなぜだろう。
きっと、すぐに仲良くなれたから。学園で起きた運命の出会いだったのかも
しれない。
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