チュンチュン・・・
「ん・・・もう朝か・・・」
ゼオライトは学園のある部屋の中で朝を迎えた。アイオライトは・・・
「あれ?アイオライト?おい?」
部屋の中を探しても、アイオライトがいない。よく見たらなぜかドアがあいている。
「アイオライトー?」
呼んでみながら探す。他の部屋もめぐってみる。
「おい、黙って出てったとかだったら許さねぇぞ?」
どこにいるんだろう、とゼオライトの心に焦りが出てきた。
少し駆け足で探す。
そして、自分達の寝ていた部屋のある通路の端の方の部屋に入ると・・・寝転がったアイオライトが寝息を立てていた。
よく見ると物が蹴散らされたように散らばっている。
「どんだけ寝相悪いんだよ!」
とツッコみたいゼオライトであった。
「とりあえず、起こすか・・・」
アイオライトの耳元で・・・
朝だぞおきろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
「きゃあ!?!?」
「おお、起きたな」
「お、おはよ・・・あれ、ここは?」
「お前なー、寝相悪すぎ」
「あ、あははは・・・」
「あははじゃねーよ、どんだけ転がってきたと思ってんだよ」
「ふぇ?」
二人はその部屋から出ると、ゼオライトは自分達が寝ていた部屋を指差した。
「あんなとこから転がってきたんだぜ、お前どんだけ?」
「あははは・・・私もよくわかんない。」
「ま、そんなことはいいか。」
とりあえず外に出た。
「そういえば、帝都から帰るときに会ったあの新聞記者、誰なんだ?」
「あの子?私もよくわかんないけど・・・2回も私達と話したわね」
と、外で話していると、誰かがすっ飛んできた。
「呼びましたかー?」
「きゃ!?びっくりしたぁ・・・」
「ウワサをすればやってくる、ってやつか」
「まあ、キミが誰だか話してたから、一応呼んだかな」
二人の前に3度目の登場。彼女は・・・
「清く正しい射命丸!射命丸文です!」
「しゃめいまる・・・あや?」
「はい!というわけで、ちょくちょくお二人を取材しに伺いますね!」
「めんどくせーから来なくていいぜ」
「がーん」
「・・・って言っても来るだろうな」
「じゃあ、また会ったらもふもふさせてね!」
「嫌ですっ!」
慌てて文は去っていった。それにしても何で彼女がここにいるのだろう。
そこ突っ込んだら負けだよ
「変わった奴だな」
「そうかなぁ・・・」
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