スパーダの指示で、ハルトマンが食事を用意した。
炒飯だ。
アイオライト「いただきま〜す!もうお腹ペッコペコだよぉ〜」
ゼオライト「腹いっぱい食ってけ」
スパーダ「ハルトマン、おかわりはあるな?」
ハルトマン「はい、沢山ございます」
パクパク・・・モグモグ・・・
アイオライト「美味し〜い!!」
ゼオライト「そうか、それはよかったぜ」
ハルトマン「お褒めいただき光栄です」
アイオライト「おかわりっ!」
ゼオライト「太るぞ」
アイオライト「うるさいわね!」
ハルトマン「どうぞ」
こうして楽しいディナー。
ゼオライト「おい、ご飯粒ついてるぞ」
アイオライト「へっ?・・・あわわ、ほんとだ・・・えへへ」
モグモグ・・・パクパク・・・
スパーダ「実はさっき居たあの仲間達もハルトマンのメシを食ったことがあってな、そん時は、イリアが連れてたミュース族っていうヘンにおしゃべりで大食いなネズミがほとんど食ってたな」
ゼオライト「ああ、あのコーダとかいう奴?ああ、あのちっこい体で人間よりも食うんだから恐ろしいもんだったな」
アイオライト「へぇ〜・・・」
今までに無いほど会話が進んでいる。
アイオライト「あの、スパーダさん、もっと色々、仲間の皆さんのこととか、聞かせていただけます?」
スパーダ「ああ、いいぜ」
そうして、思い出話が始まった。
「前世での戦争から続く、転生者、異能者同士の対立、そして、異能者、転生者を取り締まる、異能者捕縛適応法・・・それから逃れようとし、楽園を作ろうとするアルカ・・・実際は悪組織だったけどな。そんな中で最初に出会ったのが、ルカとイリア。チトセって奴もいたんだが、そいつは敵だったな。」
「ふむふむ・・・」
「その後、俺ら3人はいきなり戦場に駆り出された。そこで出会って、後に仲間になるのが、リカルド。敵対するのがハスタ。その後、転生者のうわさを聞いては、実際に会ってみたりしていた。そんな中で手に入れた情報・・・それが、アルカを率いる者・・・つまり魔王、マティウス。ゼオライトとお前が倒したあいつだ。」
「つまり、マティウスは復活したんですね」
「そういうことだ。まあ、2度倒されれば復活はしないだろうが・・・あの時は巨大なバケモノになって襲い掛かってきたな、討伐したけどな。その時一緒にいたチトセは自害した。」
「なるほど・・・」
「それで・・・俺らの長い旅は終わって、世界は変わった、ってわけさ。」
「へぇ・・・ってゼオライト君、なんで寝てるのっ!?」
「聞き飽きたんだな」
「・・・ZZZ」
この後、アイオライトは寝泊まり。
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