連載小説
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5月24日(晴)

今日の朝、目が覚めた時のこと…



幽香「あ〜……よく寝たわ…」
ダッダッダッダッダッダッ……

幽香「…?」
何かが走ってる音が聞こえる…音が近づいてきてるから、こちらに向かってるだろう…
それが私の部屋の扉が勢いよく開き

「ゆーうーかーー!!!!」
と、私に向かって勢いよくダイブ。
幽香「ぐふぅっ!?」
腹に落ちました。

「おはよー、幽香!」
そこには、犬耳と尻尾の生えた女の妖怪がいた…身長は、あの魔法使い(魔理沙)より高いくらいか……

幽香「……誰…あなた…?」
うちにこんな妖怪はいないし、知り合いにもこんなのはいない……向こうは私のこと知ってるみたいだけど
「私だよ、椿だよ!」
幽香「椿…?」
思い出した、昨日拾った妖怪か……私が名前をつけたんだっけ














はい?


幽香「いやいやいやいや、でかすぎるでしょ!昨日これくらいだったわよ!?」
と、昨日の椿の身長を手で表現する
幽香「あなた、本当に椿?」
椿「そうだよ〜」
本当…?いくつか聞いてみようか

幽香「じゃあ、私が椿に一番最初に教えたことは?」
椿「幽香の名前」
幽香「言えるようになるまで、かかった時間は?」
椿「20分」
幽香「椿の名前をつけるまでに、私が言った花の名前は?」
椿「バラとスミレ」
幽香「青猫は?」
椿「変な人!」
幽香「どうやら、本物みたいね…」
椿「だから、最初から言ってるじゃん」

私は悲しくなってきたよ…by青猫


まぁ作者が悲しんでるのは置いといて、椿がここまで成長した件だね……あの目次の挿し絵くらいは大きくなった?いや、あの挿し絵の椿になってる。

幽香「なんでそんなに大きくなったの」
椿「えーっとね……昨日幽香と寝て、朝の5時くらいに目が覚めて、その時には大きくなってたから幽香を驚かそうと、起きるまでずっとスタンバってた」
幽香「そうか、じゃあ寝てる間に大きくなったってこと…」
最後の方は触れなかった幽香であった
ちなみに、上の文までの文字数を計ったら、777文字でした

椿「ねー幽香ー!お腹空いた〜!外に遊びにいきたい!お風呂入りたい!寝たい!」
幽香「そんな一気に1日の終わりのことまで言われても…とりあえず、朝ごはん作ってくるから待ってて」
椿「うん♪」

朝食を食べてる最中、幽香は椿を見て
幽香o0(いろいろ教えないといけないわね…幻想郷のこととか、弾幕とか……そういえば、椿は弾幕出せるの?妖怪だから飛べるのは当たり前として……弾幕出せなかったら危ないわ……能力は当然持ってないだろうし…)

椿「幽香?どしたの、そんな難しい顔してさ?」
トーストをサクサク食べながらコテンと首をかしげる椿
幽香「ん…椿に幻想郷を案内しないといけないと思っててね」
椿「本当!?どこ案内してくれるのー!?」
幽香「どこから案内しようかねぇ…」


朝食を食べ終えた二人は、外に出る。幽香はいつものように、傘をさしている
椿「そーとだ〜!」
幽香「行く前に…椿。飛べる?こんな風に」
と、少し浮いて見せる幽香。それを見た椿は
椿「それくらいできるよ〜…よっと!」
椿も浮いて見せる
幽香「よかった…じゃあ、行きましょうか」
椿「うん♪」
二人とも飛んでいこうとした時、目の前にスキマが現れる。そこから出てきたのは……


「幽香、その知らない妖怪の子とどこに行くのかしら?」
八雲紫だ。その紫を椿がボーッと見て、私に視線を移す。そこで言ったことは…
椿「誰?このおばさん?」
と。

紫「………」
紫はニコッと笑っている……気にしては…いないみたいね
幽香「八雲紫よ、スキマ妖怪って言って、今紫が入ってるこれを自由に操ることができる、最強の妖怪ね」
スキマを指差して、簡単な説明をする
椿「スキマって?」
紫「名前の通りよ。私はどんな境界でも移動できるわ」
椿「それって、ど○でもドアみたいな物なの?」
なんでそんなこと知っているの
紫「似たような物ね」
椿「へぇ、すごいねおばさん!」
紫「……………」
やはりニコッと笑っている…あれ?怒ってる?

紫「幽香、この子は誰?」
その表情のまま私に聞いてくる。
幽香「椿よ。昨日私が拾った妖怪だけど……1日でこんな急成長したわ」
紫「そうなの?そんな妖怪見たことないけど…」
椿「よろしく、紫おばさん!」
紫「………………」

紫はスキマから出て、その場でしくしくと泣き始めてしまった……
幽香「ゆ…紫?」
紫「ぐすっ…私………そんなに、老けてる…っ…?」
椿「うん」
紫「うぅ…………」
幽香「コラ、椿!」
最強の妖怪は、ガラスのハートをお持ちのようで…





さて、紫おb………紫のメンタルケアを終えた私達は、飛んで移動していた。すると前方から……


「こんにちは、幽香さん!突然ですが、新聞いりませんか? 」
射命丸文だ。またもや椿はボーッと射命丸を見て

椿「幽香、誰?このお姉さん」
と。
文「あやや、お姉さんなんてそんな…」
照れてる様子だが、この天狗は1000歳を越えてる。
文「私は清く正しい伝統ブン屋、射命丸文です!以後お見知りおきを!」
椿「ブン屋って?」
文「ブン屋というのはですね、簡単に言えば新聞記者ですよ!様々な出来事の真実を皆さんに伝えるのが、私の仕事です!」
椿「へぇ〜!」
すると、射命丸がこちらに向いて

文「ところで幽香さん、この子は…?」
幽香「椿よ。詳しくは目次のキャラ設定のところを読んでちょうだい」
文「そんな手抜きが許されると思っているのですか〜!新聞と小説は違いますけど、同じ文章を書いてる者としては、許せない行為ですよ!聞いてるんですか青猫さん、あなたに言ってるんですよ!」

ぁ…私?えっと…ごめんなさい…
文「なんでこんなことをしたんですか!」
面白いかなぁって思って…
文「バカモーン!!」
ひぃぃっ!?
文「そんな手抜きはダメです!だいたい、あなたの書くホラーは教育に悪いものばかりで!」

椿「ねぇ幽香、文は誰と話してるの?」
幽香「作者と話してるのよ」
椿「そっかぁ」



と、まぁ今日1日でいろんなことがあって疲れた…
今日はあまりまわれなかったから、また今度案内しようと思う


つづく



15/06/13 15:52更新 / 青猫
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