読切小説
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正直者は自分を騙す
愛想が尽きたって言って君は。

愛をあげすぎたよね僕は。

愛される側の辛さを考えず、ただ唯只、君に聞いてほしくて







朝起きたら、頭ガンガンしてて、鼻水垂れてて、喉が痛かったから、学校を休む事にした。



寝よう寝ようとしても寝れず、考えようとしても練れず、ただ無駄な時間を貪った。


退屈だって、呟いた。


君は無言のいいねをくれた。けど

一言ぐらい欲しくて、僕は

でも勇気ない僕は、君が映った暗闇を抱きしめる。

倒れた。









死ぬ直前まで登った。



高い高いベッドで眠って、ここでなら永遠に眠れる。

そう思えた。

だけれども、今更、君は届かないはずの、高い高い、ベッドに、必死 に登ろうとして、僕は名前を呼んだ。

君も名前を呼んでくれた。


君は少し足りない高さまで登って、

僕の少し隣で眠った。

手を伸ばした。

握ってくれた。


君はその手に口を付けた。


僕は君を抱きしめるために、少し飛び降りた。


君はもっと飛び降りた。


2人で、世の一番下に向かって、


飛び降りてしまった。


君なんていない事に、気がついたのは、


今更だよね。
17/05/17 11:23更新 / 廃鶴

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