連載小説
[TOP][目次]
第31話 真剣勝負!たけおVSラブリっち パート2 後編
中編の続き


司会「さぁ両者綺麗なスタートを切りました。ラブリっち選手とたけお選手両者とも一歩も譲りません」

ピアニっち「ラブリっち凄い!たけおにピッタリ付いて行ってる」

メロディっち「ラブリっちも負けてないよ」

まめっち「あれだけ練習したんです。ラブリっち頑張ってください」

ふらわっち「大丈夫。ラブリっち自分を信じて」

たけお「(ラブリっち相当練習してきたようだな……だけど俺もサボっていたわけじゃない)」

ラブリっち「(ペースもいい感じ。このまま)」

するとここでたけおのスピードが落ちていく

司会「おっとたけお選手ペースが落ちて行ったのか!?スピードが落ちて行っている!そしてトップに躍り出たのはラブリっち選手です」

ふらわっち「たけおのスピードが落ちた!?」

まめっち「でもこのままなら勝利は確実です!!」

ふらわっち「ラブリっちあと半分だよ!頑張って」

けいすけ「たけおのスピードが落ちた…何を考えているんだ」

司会「さぁ残り15mを切りました。ラブリっち選手は今だトップです」

ラブリっち「(はぁ…はぁ…あともう少し…)」

しかしスタミナが切れてしまったのかスピードが上がらない

まめっち「どうしたんでしょう?ラブリっち」

ふらわっち「最初の所で勢いを付けすぎちゃったせいでスタミナが切れちゃってるのよ。あれだけ注意したのに…」

ピアニっち「だとしたら…あの時たけおがペースを落としたのって」

メロディっち「スタミナを最後に取っておくためだね」

まめっち「たけおさんはしっかりスタミナ管理を行っていたんですね」

ふらわっち「そんな…」

そしてついにたけおが動いた

たけお「(スタミナも十分!…ここで盛り返す!!!)」

たけおは全速力でラブリっちに追いつく

司会「おっとここでたけお選手!一気にペースを上げラブリっち選手に追いついた!」

ラブリっち「(そ…そんな…)」

まめっち「は、早いです!」

ピアニっち「一気にラブリっちまで追いついた!?」

メロディっち「たけお凄いよ。結構離れていたのに」

ふらわっち「なんてスピードなの!」

けいすけ「よし!一気に追い越せ!!たけお!!」

たけお「(うぉぉぉぉぉ!!!!!!)」

ラブリっちを追い越す

司会「たけお選手ここでラブリっち選手を追い越した!!速い!速過ぎる!!残り5m」

たけお「(女装なんてされてたまるかぁぁぁぁ!!!!!)」

そのままラブリっちを離したまま1着でゴールインする

司会「たけお選手ゴールイン!!一着はたけお選手!ラブリっち選手惜しくも2着という結果になりました!」

観客と司会者はその場を後にした

ふらわっち「ラブリっちが負けた…そんな……」

まめっち「惜しかったです」

ピアニっち「たけお強かったよ。ラブリっちに負けないほど練習してたんだね」

メロディっち「イエス!ピアニっちのいう通りだよ」

けいすけ「よくやったたけお!これで女装されずにすむな」

ラブリっち「はぁ…はぁ…負けた…」

たけお「ラブリっちお疲れ様」

ラブリっち「たけお…私の…負けだね」

たけお「だけどいい試合だったよ。久々に熱い試合をさせてもらったありがとう」

握手をする

ラブリっち「じゃあ戻ろう。みんなが待ってる」

たけお「あぁ」

たけおとラブリっちは更衣室で着替えみんなの所へ戻る


ラブリっち「みんな」

まめっち「ラブリっち惜しかったですね」

ふらわっち「でもラブリっちは自分の力を十分出し切れていたと思うよ」

ラブリっち「ありがとうみんな」

けいすけ「たけおお疲れ!」

たけお「けいすけ!俺の泳ぎ見てくれたか」

けいすけ「あぁバッチリな!これで女装されずにすむな」

たけお「あぁ…その件なんだが」

けいすけ「どうした?」

たけお「ラブリっちは俺にいい勝負をしてくれた…俺が言いたいことわかるか?」

けいすけ「お前…まさか」

たけお「あぁ…やるよ俺…女装を」

けいすけ「本気か!?」

たけお「あぁ…ラブリっちが俺にいい勝負をしてくれた…なら俺もそれに答える」

けいすけ「はぁ…最初は嫌がっていたのによ……まぁそれがお前らしいか」

たけお「みんな」

まめっち「あ、たけおさんお疲れ様です」

ふらわっち「やっぱりたけおは強いね…」

たけお「ありがとう」

ラブリっち「私負けちゃったから…女装の件はなしだね」

たけお「その件だが……俺…女装してもいいぞ」

みんな「えぇ!?」

ラブリっち「どうして!?私たけおに負けたのに…それなのにどうして!?」

たけお「いい勝負をしてくれたからだよラブリっち。ラブリっちは俺に勝ちたい負けたくないっていう気持ちで俺に挑んできた。だから俺も全力を出せた。こんな勝負大会以来だよ」

ラブリっち「でも私は…」

たけお「ラブリっち本当にありがとな」

ラブリっち「う…うぅ…うわぁぁぁん」

泣き始める

たけお「よしよし…」

ふらわっち「ラブリっち相当悔しかったんだね」

まめっち「ですね」

ふらわっち「いいのねたけお女装するっていうのは」

たけお「あぁ問題ない。だが俺が勝ったからにはみんなにも罰を受けてもらうぞ」

まめっち「えぇ!?僕もですか?」

たけお「まめっちだけじゃないぞ。ふらわっち、ラブリっち、ピアニっち、メロディっちも対象だ。何故なら俺の周りで「女装」の話題を話していたからだ!!」

ふらわっち「やっぱり私もなんだ…」

ラブリっち「それで…罰って何をするの?」

たけお「それはな俺とけいすけが作る「ピーマン料理」を食べてもらうことだ!!!!」

まめっち「えぇ!?ぴ…ピーマン!?僕ピーマン苦手です」

ラブリっち「私もピーマン苦手…」

ふらわっち「実は私も…」

たけお「だから食べてもらうんだ…フフフ…女装と同じくらい悪くない懸けだろ?」

悪い顔をしている

まめっち「みなさん仕方ないですよ」

ラブリっち「そうだね…私負けちゃったんだものその分の罰は受けるわ」

ふらわっち「私も」

たけお「よく言った!じゃあ俺の女装は明日でまめっち達の罰はその次の日で決まりだな」

まめっち「わかりました。では僕たちはそろそろ行きますね」

ふらわっち「じゃあ早めに準備しておくからね」

ラブリっち「たけお…今日はありがとう!でも次は絶対に負けないから」

たけお「俺だって負けないぞ。また明日な」

けいすけ「いいんだな。後悔しても知らないぞ」

たけお「あぁ構わないよ」

けいすけ「お前らしいや」


こうして勝負はたけおの勝利に終わった。しかしたけおはラブリっちとの熱い戦いに感謝の意を込めて女装することを決意した。果たしてどうなってしまうのか


次回へ続く

21/06/16 15:12更新 / エムビー
前へ 次へ

TOP | RSS | 感想 | 目次

まろやか投稿小説 Ver1.53c