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第30話 平和な時間 前編
前回のあらすじ


ベノムとの戦いはベノム自身が負けを認め身を投じてしまったことにより幕を下ろした。しかしその後ベノムとの戦いでボロボロになってしまったたけおが倒れこんでしまったのであった



あれから1週間後学校にて


めめっち「たけおの様子はどうなの?」

ふらわっち「この前より大分良くなってたけどまだ退院できそうにないみたい」

めめっち「そうなの…」

くちぱっち「それなら後でみんなでお見舞いに行くだっち!」

めめっち「そうね。せっかくだし行きましょう」

ふらわっち「たけおきっと喜ぶよ」


その頃けいすけは屋上で電話をしていた


けいすけ「…はい…わかりました」

ラブリっち「けいすけここにいたんだ」

するとラブリっちがやってくる

けいすけ「ラブリっちかどうした?」

ラブリっち「もうそろそろ授業が始まるから呼びにきたの。それより誰と電話していたの?」

けいすけ「たけおのことで電話をしていたんだよ。順調に回復してるみたいだ」

ラブリっち「良かった…」

けいすけ「しかしあんなボロボロな状態だったのに…本当にあいつは凄いやつだよ」

ラブリっち「そうだね。あの時ボロボロな状態でもふらわっちも止めていたし」

けいすけ「あぁそれがたけおだからな」

ラブリっち「うん。あ、そろそろ時間になるから行こう」

けいすけ「あぁ」

二人は教室へと向かった



それから時間が過ぎけいすけ達はたけおの見舞いの為病院へとやってきた

けいすけ「たけお入るぞ」

たけお「あぁ」

病室へと入る

めめっち「たけお大丈夫?」

たけお「あぁ大分楽になったよ」

くちぱっち「これ果物だっち!良かったら食べてほしいだっち」

たけお「おぉありがとう!助かるよ」

けいすけ「本当に大丈夫か?あんなにボロボロだったのによ」

たけお「あぁもうピンピンしてるよ」

ふらわっち「順調に治っていて良かった」

たけお「心配してくれてありがとうな。あと少しで退院できるみたいだから待ってろよ」

けいすけ「あぁじゃあまた来るからな」

ふらわっち「たけおまた来るね」

たけお「あぁまたな」

病室を出る

たけお「……ベノム何故身を投げるようなことをしたんだ……くそぉ」

すると校長先生がやってくる

ベルン「たけお君入るよ」

たけお「どうぞ」

ベルン「たけお君どうだい気分は?」

たけお「はい。もうすっかり」

ベルン「けいすけ君達から話は聞いたよ。彼は身を投じたと」

たけお「はい。先生自分悔しいんです」

ベルン「悔しい?」

たけお「もしかしたらあの時自分が手を伸ばしていたらベノムは助かり昔の自分に戻ってしずかに暮らせたはずなんです。しかし自分は……手を伸ばすことすら出来なかった…だから悔しいんです」

ベルン「そうか…たけお君君は例えその子が悪役だったとしても手を取り合う気持ちがあったんだね」

たけお「はい」

ベルン「だが彼は……自分がやってしまったすべての過ちを無に帰すために自ら命を落としたのだろう」

たけお「すべてを無に…」

ベルン「そうだ」

たけお「それでベノムは…」

ベルン「残念なことだが…起こってしまったことは取り返しのつかないことだ」

たけお「はい…わかりました」

ベルン「わかればよい…では私はこれで失礼するよ」

たけお「来てくださりありがとうございました」

ベルンは病室を後にする

たけお「取り返しがつかない……か」

近くにあった果物ナイフを手に取る

たけお「俺が死ねば取り返しがつくのか……いや違う…」

果物ナイフを置く

たけお「俺は…ベノムの為にも精一杯生きてやる。ベノムはそう望んでいるはずだ」

たけおはそのまま眠り始める


中編に続く


21/06/08 22:54更新 / エムビー
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