読切小説
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ここのタイトル思いつかないZ


文「皆さん、あけましておめでとうございます!」
青猫「文ちゃん、収録日12月27日だよ。」
文「しーっ!そういうこと言わないでください!というか、収録遅すぎるでしょう!」
青猫「仕方ないじゃん?12月ストレスで体調崩しかけてるし、その状態で収録だよ。これがアン○ー○ールだったら、ライフ1でサンズに挑むようなものだよ。」
文「あー…確かに、うちの小説のメンバー、濃い人ばかりですからね…」
それを創造したのは青猫さんですが…と、密かにそう思う文であった。

文「さてさて、ここで長く話すのもあれですし、早速スタジオの方へ行きましょう!」













文「さてさて、移動が完了しました!今回は以前にもやった、童話をここのキャラ達でするという感じです!今回は、赤ずきんをやっていきます!では、司会のお二人、どうぞ!」


エルナ「わかりました、では始めましょうか。」
アリス「今回も、私が司会やるのね…でも、今回はまともな人そう…」
文「あ、アリスさんもご存じでは無さそうなので、軽く説明します。彼女の名前は「エルナ・スノーライト」、七つの大罪シリーズの暴食の罪に選ばれた少女です。ですが、ある場所ではラスボス的存在で、ある目的のために人の魂を集めています。えーっと…魂の数は、軽く10億は超えていますね。」








アリス「」

















アリス「え、まって、ちょっとまって。この子、前にも年越し企画にも出てたわよね?こんな、心がないような顔してたかしら!?それにもっとこう、優しい感じの」
文「頑張ってくださいね、アリスさん!」
アリス「いや、頑張ってじゃなくて、話を聞い」
文「はい!!」

アリス「」

エルナ「…始めてもいいですか?」
文「あ、どうぞ!」
アリス「…なんか……不遇すぎない………?
エルナ「では、「赤ずきん」の始まりです。」
アリス「え、えっと…あるところに、赤い頭巾を被った、かわいらしい少女がいました。彼女は周りから、「赤ずきん」と呼ばれていました。」

ベリアル「そう、ワシこそが赤ずきんじゃ!」
ステージに、赤ずきんの格好をしたベリアルが現れる。
ちなみに説明すると、ベリアルは七つの大罪の傲慢の罪に選ばれた悪魔の少女。彼女は悪魔の住む魔界にて、王を務める大悪魔なのだ。強さは七つの大罪でもトップクラス、実力の1%でもかなり強い。100%の実力を出した瞬間、星も宇宙も、一瞬で無に還す程強い。正直、勝てる人がいないレベルである。今現在、エルナと行動中




アリス「序盤から強キャラ放り込みすぎでしょうがぁっ!!!!」

ここで、アリスのツッコミが炸裂します
アリス「なんでこんな強い子が赤ずきんやってるのよ!!狼なんて簡単に返り討ちにできるでしょ!!もっと、弱そうな子選びなさいよ!!」
文「いえ、こっちの方が面白そうって青猫さんがニヤニヤ笑いながら言ってました。」
アリス「笑ってるんじゃないわよ!見てよこれ、私の隣にラスボスがいてステージのど真ん中に裏ボスみたいなのがいるのよ!!」

ベリアル「さて、狼とやらがどの程度か見てやろうかの」
アリス「ほら!もう物語の流れぐちゃぐちゃにする気満々よ!あとなんで赤ずきんやってるのにお年寄りみたいな喋り方なの!!」
文「いや〜、アリスさんを司会に抜擢して正解でした!キレキレのツッコミしてくれますね!」

エルナ「赤ずきんは、母親の頼みで森の奥に住んでいる、病気で寝込んでいるおばあさんの元へ、おつかいに行くことになりました。」
今起きたことに全く動じず、話を進めるエルナ

ベリアル「ほう、そのばあさんと戦えばよいんじゃな?」
アリス「ねぇ、話聞いてた!?おつかいって言ってるでしょ!」

エルナ「森に入り、しばらく歩くと…目の前に狼が現れました。」
ステージの袖から、狗神が腕を組んで現れる。
ちなみに狗神は、青猫が書いた「白い夢」に出てくる登場人物。詳しくは、小説を読んでみてね!あと、能力なども含めてめっちゃ強い。

アリス「ねぇ!今日どうしたの!今のところキャストが全員化け物レベルの強さを持つ人ばっかりなんだけど!!狗神じゃなくて、椿ちゃんじゃダメだったの!?」
狗神「ようやくお祭り事に出られたと思ったら…私が狼役か。…まぁ、いいだろう。」
表情を変えず、静かにそう言う。
ベリアル「ほう、貴様が狼か?わかるぞ、見ただけでな…相当な実力を持っておるな?」
アリス「戦うことから一旦離れて!!」
狗神「…貴様、何奴だ?その見た目、それに気迫……只者ではないな。」
アリス「これ「赤ずきん」やってるのよね!?武を極めた達人の話じゃないわよね!?」

ベリアル「ククク…今すぐ手合わせしたいところじゃが…まぁ、また後にするとしようかの。」
狗神「…ところで、お前はこの森で何をしている。ここには、危険な狼がいるぞ。」
アリス「あ、自分で言うのね…」
ベリアル「寧ろ好都合じゃ、ワシをワクワクさせてくれるような奴は、大歓迎じゃ。」
アリス「なんか、この赤ずきんやだ…」


ベリアル「ワシは今から、ばあさんの家にお見舞いに行くところじゃ。」
今初めて、赤ずきんとしてまともなことを言ったベリアル。
狗神「ほう、こんな森に老婆が住んでいるのか、大変だな。その老婆の家は、何処にある。」
ベリアル「ここを真っ直ぐ行って、奥の方にあるぞ!」
狗神「……すまん、もう一度言ってくれないか?」
袖から紙とペンを出して、もう一度ベリアルに尋ねる。

アリス「いや、メモとらなくていいでしょ!真っ直ぐよ、真っ直ぐ!!」
ベリアル「ここを真っ直ぐ行って、奥の方じゃ!」
狗神「真っ直ぐ行って、奥の方…」
メモをとりながら復唱し、確認してメモをしまう。

狗神「そうだ、どうせならそこの花畑で花を摘んで行ったらどうだ?きっと、お前の祖母も喜ぶぞ。」
狗神が花畑の方を指差す。すると、ベリアルは













ベリアル「嫌じゃ」
と。

アリス「なんでよ!?あと文字大きくする必要無いでしょ!」
狗神「…摘んだら、後で好きなだけ手合わせしてやる。」
ベリアル「言ったな!言ったな!よし!!摘んで行く!!全部摘む勢いで摘むぞ!!!」
わかりやすくはしゃいで、花畑に向けて全力で走る赤ずきん。
行ったのを確認した狗神は、メモを取り出して

狗神「えっと…どっちだったか……」
と、メモを見て一人呟きながらおばあさんの家へ向かう。
アリス「だから真っ直ぐだって言ってるでしょ!」


エルナ「赤ずきんは、花畑の花を摘んで、おばあさんにプレゼントすることにしました。」
アリス「この子、目の前で起きたことに何も思わないのかしら…」
エルナ「摘み終わるまで、一旦CM」
アリス「そこは読まなくていいのよ…」













はみ出しコーナー「二人」
ミミ「……(バシャバシャ)」
※目が泳いでます
ザック「……(ゴボゴボゴボ…)」
※目が溺れてます。

ミミ(ど、どうしよう…前回初詣に一緒に行ったりしたけど……そろそろ、こ、告白とか…これって、あたしから言うべき…?)
ザック(どうするか…前回初詣に一緒に行ったりしたが、そろそろ……告白していいか…?頃合いか?これって、俺から言うべき…だよな…?)
見事に同じ事を考えてる二人。

青猫「よーっす、今日も仲良さそうだね〜?」
ミミ「な、ななななな仲良いとか…!」
ザック「そ、そういうのじゃ…!」
青猫(なんだろ、嫌悪じゃない方の否定に変わってるなぁ…)
ミミ「あ、あのさ。相談が…」
ミミが少し言いづらそうにそう話を切り出す。恐らく、ザックも相談をしたいのだろうが、内容は同じだろう。

青猫「心配しなくても、なんとかなるよ〜。」
ミミ「え…?」
青猫「じゃ、頑張れよ〜ぃ。」
ザック「おい……」


文「青猫さん」
曲がり角に文がいて、青猫に話しかける。顔はニヤニヤしており、青猫もニヤニヤしている。
青猫「帰り、楽しみだねぇ!」
文「えぇ、そうですねぇ!」

アリス「…まさか、毎年つけてる?」

はみ出しコーナー、終わり







エルナ「花を摘み終えた赤ずきんは、再びおばあさんの家に向けて、歩き出すのでした。」
アリス「すごいわ、あんなにたくさんあった花が一本も残ってない…」
明らかに摘みすぎである。

ベリアル「もうすぐばあさんの家に着くな、そしたらあの狗神とやらと手合わせができるのぉ…」
ベリアルはこのことしか考えてません。
アリス「少し歩くと、おばあさんの家が見えてきました。」
ベリアル「お、あれがばあさんの家じゃな!…ん?誰か他に気配を感じるの…」
ベリアルは窓から中の様子を見てみる。そこには、おばあさん役の霊華と、狗神がいた
霊華についても、白い夢を読んでみるといろいろわかります。

狗神「…久しぶりだな、霊華」
ベッドで横になってる霊華の横の椅子に座り、少し緩んだ顔を霊華に向ける。霊華は嬉しそうに笑みを浮かべてる。
霊華「そうですね…何千年ぶりでしょうか……けど、何年経っても、狗神は変わってませんね」
狗神「あぁ…お前もな、霊華」
二人とも笑みを向け合う。とても微笑ましい光景だ。

アリス「……えーっと、とっても言いづらいんだけど、本来丸飲みにされてるはずじゃあ…それに、こんなキラキラしてる赤ずきん知らないんだけど」

霊華「そういえば、懐かしいですね。私が昼寝するとき、狗神がよく子守唄をu」
ベリアル「邪魔するぞぉぉぉぉぉ!!!!」
窓ガラスを割って、ベリアルが侵入。

アリス「台無しでしょうがぁっ!!!」

アリス「今いい感じの話しようとしてたでしょ!!なんで窓ガラスごと雰囲気まで壊してるのよ!!!」
ベリアル「ふふふ…探したぞ、狗神ぃ!」
霊華「な、なんですかこの子供!」
※一応赤ずきんです。

狗神「逃げろ霊華!お前を危険なことに巻き込むわけにはいかない!」
腰にさしている刀を抜き、霊華を守るようにベリアルの前に立ち

アリス「なにこれ!?もう、どっちが悪者なのよ!!」

ベリアル「さぁ、ここで手合わせを願おうかぁ!」
「ちょーっと待ったぁ!!」
どこからか声が聞こえる。その場にいる全員が、周りを見回す。

ベリアル「誰じゃ!」
ベリアルがそういうと、扉が開いて誰かが入ってくる。それは…

コトネ「やぁやぁ、今回狩人役に抜擢されたコトネだよぃ。」
説明しよう。彼女の名前は「コトネ・ツチミカド」。七つの大罪シリーズの"元"強欲の罪。
今はいろいろあって、創造主になった狐の獣人。ちなみに、稲荷さまを務めてる。

ベリアル「コトネか!久しぶりじゃな!じゃが、何をしに来た?」
コトネ「それはもちろん、君を止めるためだよぃ。」
ベリアルの方を向く。
ベリアル「ほう…じゃが、お前とワシでは実力差がありすぎるぞ?」
コトネ「大丈夫さ、もっとスマートな解決策があるからねぇ。…ベリアル、これ以上暴れると












































































出番減らすよぃ。

ベリアル「な、なんじゃと!?」
アリス「スマートっていうか、なんか汚い…」
コトネ「はっはっは!解決すればいいのさ!それより……」
コトネがエルナの方を向く。エルナも、コトネの方を睨んでる。
コトネ「まさか、君が今回司会だったとはねぇ。…まぁ、なんだっていいさ、今度こそ君を止めるよ。」
説明すると長くなるので、簡単に説明。エルナがある目的を達成させようとしているのを、親みたいな存在であるコトネが止めようと、ずっと追いかけているのである。

エルナ「言っておきますが、先程の手は通じませんよ。それと、あなたの策や力もね」
エルナの周りに、闇でできた槍が複数現れる。
コトネ「どうかな?君にいろいろ教えたのは、ワタシだよ?」

ベリアル「なんじゃ!自分も戦いをやろうとしているじゃろうが!!なら、ワシもやるぞ!!」
狗神「やはり、戦いは避けられんか…!」

そこから、四人によるガチ乱闘勃発。それを呆然と見てるアリスと文




アリス「……なんか…いつも通りになったわね…」
文「そうですね……」
























収録も終わり、帰り道のこと
ミミ「…」
ザック「…」
二人とも、静かに並んで歩いて帰っている。お互い、伝えたいことがあるが…なかなか伝えられない様子。

ミミ「…あのさ」
ザック「なぁ…」
二人同時に声をかけてしまう。
ミミ「な、なに?」
ザック「いや、そっちこそなんだよ?」
ミミ「いや、あんたから…って、なんだか毎年こんなことやってるような…」
ザック「…そうだな……」
少しの沈黙。お互いに見合っている……
その沈黙を先に破ったのは…

ザック「…俺から言わせてくれ。…いや、多分…お互い、伝えようとしてることは、一緒だろ…」
ザックだ。
ミミ「…うん。」

ザック「…ミミ。」
この時初めて、相手のことを名前で言ったザック
ミミ「…」

















ザック「俺と付き合ってくれ。」

ミミ「……」
少しの間があった。ミミの頬は心なしか、赤くなっているように見えた。
そして

ミミ「…うん!」
と、最高の笑顔をザックに向けた。














青猫「ぉぉぉおおおおおお!遂にカップル成立!!」
文「まさかカップルができる瞬間を、見ることができるとは!」
アリス「あんた達、あんまりこういうのは見るものじゃないわよ。」
青猫「とか言って、アリスもついてきてるじゃ〜ん」
アリス「それは…まぁ……あんた達が変なことしないように、見張ってただけで…」
文「またまた〜、正直じゃありませんね〜」

等と話ながら、三人も帰っていった

よい一年でありますように




20/01/01 00:00更新 / 青猫

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