連載小説
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五右衛門の家で休んでいると、外が少し騒がしいことに気づく。
グスタフ「…なんか、外が騒がしくねーか?」
葵「確かに……」
五右衛門「ちょっと見てくるぜ、まっててくれ」
立ち上がって外に出ようとする五右衛門
レミー「いや、ボク等も行く」
五右衛門「ん?そうか?」
レミー達もついていき、少し身を潜めつつその場所へ進んで行く。
その場所が近くなるのがわかる……目の前に大通りがあるが、何故か人が集まってる。それに、中央を開けて
五右衛門「…?」
人と人の間から、大通りの真ん中を見る。するとそこには、秀久とその家来が数人歩いていた。何か探している様子だ…
五右衛門「秀久…!」
グスタフ「アイツが秀久か?女に見えるけどよ…」
葵「それも、物語特有って奴じゃない?」
レミー「ところで、誰か探してるみたいだけど…」
レミーが五右衛門に問う。
五右衛門「多分、オレを探してるんだと思う…最近、派手に暴れまわってたからな……」
それを聞いた葵が、レミーに
葵「多分、この世界で五右衛門ちゃんを死なせずに、秀久を退治して完結させればいいんじゃない?」
と伝える。すると
羅夢「わかった!」
いきなり飛び出し、秀久の前に
レミー「あ!あのバカッ!」

家来「む!?なんだ貴様は!!」
家来達が刀に手をかける。
羅夢「五右衛門ちゃんの仲間だよ!!」
そう言ってエンブレムを出そうとするが
家来「はぁっ!」
先に切られてしまう。そして、光に包まれ消滅する。

五右衛門「お、おい!アイツ消えたぞ!?どうなってるんだ!?」
レミー「大丈夫、死んだわけじゃない。…にしても、本当に余計なことをしてくれたな、アイツ…!」
今消えた人物が言っていた「五右衛門の仲間」という発言、当然秀久は聞き逃すわけもなく
秀久「この近くに五右衛門がいるな。すぐに探し出せ!」
家来「はっ!」
家来のほとんどが、五右衛門を探しに行く。
レミー「一旦退いたほうがいいな…おい、剣のエンブレムは…」
葵「大丈夫、もう拾ったよ〜」
剣のエンブレムを持ってる葵。4人は一旦五右衛門の家がある方へ





















グスタフ「どうする…ここもすぐに見つかっちまうぞ…!」
五右衛門の家の前に逃げた4人。正直不利な状況だ。
レミー「…こうなったら、仕方ない。秀久を倒すぞ」
葵「でも、向こうは結構な数だよ?」
レミー「大丈夫、作戦ならある…」







家来「どこにいる、五右衛門…」
家来の数人が、五右衛門を探している…すると
グスタフ「オラァッ!!」
グスタフが後ろから家来を攻撃する。家来達がグスタフの方を見て
家来「な、なんだ貴様!!」
グスタフ「俺か?俺は、ただの旅人だ!」
するとレミーと葵が、屋根の上から魔法と銃で家来達を攻撃する。
家来「くっ…他にも仲間が…!」
五右衛門「はぁ!」
グスタフと挟み撃ちにするように、家来を攻撃する五右衛門。
家来「ぐぁ…!?」
家来達は倒れる。
五右衛門「うまくいったな!」
上にいるレミーに向かって、笑顔を向けて
レミー「あぁ、こういう風にすればやれる。崩さず行けば、秀久のところまで辿り着けるぞ」
前を向き
レミー「いくぞ!」
葵「うん!」















「秀久様」
秀久の近くに現れた、とある人物が秀久を呼ぶ。
秀久「…む、お前か。どうした?」
振り向かずに応える秀久
「家臣の者達から、五右衛門の情報を聞きました。どうか、私めに五右衛門を討つ役を」
秀久「ふむ…そうか」
振り向く秀久
秀久「では、任せるとしよう。しくじるでないぞ」
「御意…」


つづく
18/01/27 12:50更新 / 青猫
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