読切小説
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暇潰してたらピーターパン
ピーターパンに憧れる。夜に窓から連れ出されて、空飛んで、楽しく冒険したい。
そんな僕に朗報。

トランプでドミノをしていた。最初はトランプタワーの予定だったけどトランプタワーってすぐ倒れちゃうよね。上手な人はどうやってんだろ。ってことで、トランプタワーの下の一段を横並びに作っていた。
その時!と言いたいところだが、鼻水が垂れてきて、ティッシュを取ろうと立ち上がったその時だった。ズシャッガッシャーン!!凄まじい音とともに、窓の少し横の壁に、
美少年が突っ込んできた。頭から。。。。ちょっと急すぎてわかんないけどドミノが倒れたことは分かる。
「初めましてこんにちは。ピーターパンでーっす!」
女みたいな声で可愛らしく決めポーズ(目の横でぴーす)を取っているが、頭から血が出ているので台無しだった。
ちなみに今真昼間。夜に来いよ。ピーターパン
少しだけ勇気を振り絞って。小さな声で呟いた。

「壁直して帰れ」
17/02/05 16:25更新 / 浮空

■作者メッセージ
ぬがー。

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