連載小説
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第1話「ゲームの招待状」
土曜日の朝9時 不思議研究会室内


朝早くに集まっている。全員楽しく話ながら、怪奇現象やオカルト現象の資料を読んだり、ウェブサイトを閲覧している。不思議研究会の活動は、怪奇現象が起きた場所や、心霊スポット探索をする。だが、どこへ行ってもそういう現象に出くわしたことがない。

メル「あ、これなんてどうですか?『○○町の山に、幽霊現れる』!目撃者も結構いるみたいですし、ここ調査してみましょうよ!」
自分が見ていた資料をみんなに見せながら喋るメル。だが、ユミルが

ユミル「この間も似たような所に行っただろ?写真撮っても、僕等以外何も映ってなかったよ。」
と言う。確かに、この間似たような所に行ったが、やはり成果は何もない

ヒューズ「確かにな…何で俺達が行くところ、何も出ないんだろうな…」
ラッシュ「そうだぜー、俺は幽霊とかと勝負したいぜー」
メル「あ、ラッシュさんのことが恐いから出てこないのでは?」
ヴィオラ「いやいや、ないよ…」
そのやり取りに少し笑いながら否定するヴィオラ。すると、ティーダが急に立ち上がり

ティーダ「見つけたぞ!『入った者は行方不明になる無人の館』!肝試しに入っていった者は、帰らない上行方不明になっているそうだ!
と、テンションが高い様子で話すティーダ。それを聞いたヴィオラは

ヴィオラ「えぇぇ……それはやめときましょうよ…流石に危ないです」
と、少し嫌そうな顔をしているヴィオラ。ヴィオラは、怖いのが少し苦手である

ユミル「行ってみたらいいんじゃないかい?どうせ、いつもみたいに何も起こらないよ」
ティーダ「なに!?起こるに決まっているだろう!行方不明になった者は、今だ見つからないと書いてある!」

ユミル「そう言うけど、同じくらい危ないような場所に行っても何も起こらなかっただろ?」
メル「まぁまぁ。とりあえず、行ってみましょうよ!」
少し言い合いになってきてる二人の間に入るメル

ティーダ「よし、では明日の8時に現地集合だ!わかったな!
ラッシュ「よっしゃあ!燃えてきたぜ!」
ヴィオラ「気が進まないなぁ…」
二人を見て少しため息をつくヴィオラ






そして、翌朝の8時

カメラを録画モードにするティーダ
ティーダ「さぁ、我々は今「入ったら最後、帰れなくなる館」に来ています!この館で一体何が起こっているのか、我々不思議研究会は調査したいと思います!というわけで、いざ突入!」
と、全員で玄関から入り

ヴィオラ「中は広いですね…ちょっと、気味が悪いけど…」
メル「はい…流石に、ここには何か居そうですね…」
すると、右の通路のから何か物音が聞こえる

メル「ひっ…」
思わずヒューズの腕にしがみつく

ユミル「いちいちビビりすぎなんだよ…」
軽く呆れ気味で見ている

ティーダ「よし、ヴィオラとユミル。あの音の正体を見てくるのだ!」

ユミル「あぁ、わかったよ」
ヴィオラ「あ、待ってユミル君!」


右の通路の奥にある部屋に入る。そこは、キッチンだ

ユミル「キッチンか…あ、机の上に何か置いてあるよ」
ヴィオラ「あ、ホントだ……人形の頭部と…手紙?」
手紙に書いてあること

『私とゲームしよ?人形のパーツを全部集められたら君達の勝ち。全員捕まれば、私の勝ちだよ。始めようよ、不思議研究会』

To be continued
14/10/12 10:41更新 / 青猫
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