読切小説
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文「夏ですし、怖い話を書きましょうよ」


青猫「やだ。」
小説始まって、作者の第一声がこれである。ちなみに今、どうしようもなくだらしない服装。
文「書きましょうよ、ちょうど今怖い話シーズンでしょう?それに乗っかりましょうよ。」
青猫「テレビの怖い話は怖いから観ない〜。もう何もする気がしない〜。」
文(このサイトのトップがこの人とは、未だに認められないです…)
青猫「クーラーをガンガンに効かせた部屋でダラダラ過ごすんだ〜♪祭りやら海やら花火やらに行けなかった私に残されたことは、これくらいしかないもんね〜。」
怠惰の極みである。
青猫「だらだらさいこー、もうこのまま寝ちゃおうかな〜♪じゃ、今日の小説は、ここで終」
文「怖い話を書いたらアイス買ってきますよ?」
青猫「よし、張り切って書いちゃおうかな!読んだら心臓が飛び出るくらいの怖いのを!」
安い猫である。








〜数分後〜










青猫「文ちゃーん、あーやーちゃーん!」
文「そんな大きな声出さなくても聞こえてますよ〜、書けたのですか??」
青猫「たくさん書けたよ〜」
文「たくさん?それはすごいです、この短時間でよく…」
青猫「すごいでしょ〜♪もっと褒めて〜♪」
文(この人褒めるとすぐに調子に乗りますね…いや、常に乗車してますけど)
というわけで、青猫が書いた怖い話を読むことにした天狗


僕の名前は進一、ごく普通の19歳の男子だ。
僕の日常は、普通の男子と変わらない日常だ。そんな退屈だけど平和な日常をおくっていた……だけどある日を境に、その日常が変わってしまった。
実は………僕の家には、悪霊がいる。
文「おぉ、なんだかそれっぽいです!」
その悪霊は毎晩、僕の部屋に現れる。僕の日常を脅かしているんだ………こんなことを相談できる人なんて、誰もいない………
文「一体どんな悪霊が…」
青白い肌の不気味な女だ。
文「あれ、こっちの呼びかけに応えてません?」
そして今日も…そいつが現れる……





















母親「あんた今日もハロワに行かなかったの!?明日からは行きなさいっ!!」

文「ってこれ、†NEET†じゃないですか!!」
知らない人は、△ートライーを読んでね!
文「よくもまぁあのふざけた話をシリアスに書けましたね!!」
青猫「いやぁ〜、それほどでも〜」
文「褒めてません!!」
青猫「というわけで、アイスちょーだい」
文「ダメです!!」
青猫「え〜………」

次の話を読むことにした文。


僕の名前は蓮太郎。
文「あのすみません、どこかで聞いたことのある名前ですけど…」
高校に入って一人暮らしを始めたんだ。何事もなく、平和に過ごしていたのだが……ある日から、それが少し変わってしまった。どう変わったかというと…毎晩、押入れから物音が聞こえる。
正直、開ける勇気なんてない……もし、なにかあったらどうなる?死んでしまうのか?わからない………けど今日は、勇気を出して開けてみようと思う。
連太郎「…!」
僕は、押入れを開けた。























メリー「やった、ピカチュウゲッ……って、蓮太郎!何勝手に開けてるの!」
文「やっぱり「取り憑け☆マジカルメリーさん」じゃないですか!!」
蓮太郎「何やってるの、メリー。」
メリー「何って、ポケモンGOよ?この辺ポケモンたくさんいるから、たくさんとれるわ〜」
わからない人は、読んでね。再開しようか悩み中です。

青猫「アイスちょーだい、ピノがいい!ピノピノピノ〜」
文「ダメです!もっとまともなのないんですか!」
青猫「まとも?んー……じゃあ、これは?」









僕の名前は薩摩山芋ノ介。
文「もう名前からしてふざけてますよ、縮めて薩摩芋じゃないですか!」
僕の身の回りで、怪奇現象がよく起きるようになった……何故だ?わからない……だが、怪奇現象はかなりしょぼい、霊が出てきてもすぐに消える…何故だ?なんだか、怖い…
そうしていると、今日も部屋に幽霊が現れた。




幽霊「う〜ら〜め〜し〜……!?」

幽霊は、僕を見て驚いた。正確には……部屋を埋め尽くしている多数のフィギュアを見て
文「あんたの方が怖いわ!!部屋中フィギュアだらけでしょうが!!」
青猫「ねーぇー!アイス食べたい〜!怖いの書いたからいいでしょー!」
文「そういう怖いじゃなくて、お化けとかのホラーです!」
青猫「あ、そっち?なんだー、早く言ってよ〜…これなら大丈夫だよ〜」






私の名前は麻美、12歳。今は夏で、私の家族と友達の楓ちゃんの家族と一緒にお出かけしてるんだ。でも今、雨が降ってるから……雨宿りで、私のお父さんが仕事で使ってる建物に入ったの。
麻美の父「ほら、ついたぞ〜。しっかし、今日に限って雨とは……運が悪いな…」
麻美の母「そうね…早く止んでくれたらいいんだけど…」
麻美「楓ちゃん、あそぼー!」
楓「いいよー!」
麻美の父「あ、ちょっと待って2人とも!」
お父さんが私達を引き留める。

麻美「どしたのー?」
麻美の父「実はな…ここには、お化けがいるんだぞ〜?」
怖がらせようと、声色も変えて話す。だけど、私達は怖がらない。寧ろ笑ってる。
麻美の父「あれ?」
麻美「脅かそうとしても、怖くないよ〜!」
楓「いないこと、わかってるもん!」
私達は奥へ進んだ。
後から聞いた話だけど、ここは昔戦場だったらしい。そして偶然、戦争で死んだ複数の者がここに埋まってるとか…だから、落ち武者の霊が出るとか…

文「おぉ…今度は本当に…!!」
麻美「楓ちゃん、かくれんぼしよー!」
楓「いいよ、じゃあ私が数えるね!」
私は隠れることにした。
隠れ場所を探していると、複数の押入れを見つける。ここなら見つからないだろうと思い、手前の押入れを開けた。





















進一「僕は、自分の信念を貫く!!…あれ?」
文「なんでニート少年がここにいるんですか!」
麻美「ご、ごめんなさい!」
閉めて、隣を開ける。
メリー「ちょっと、勝手に開けないでって…あれ?誰この子?」
文「メリーさんまでいるんですか!」
麻美「すみません!」
閉めて、隣を開ける。
落ち武者1「ここも」
落ち武者2「隠れられないで」
落ち武者3「ござる」
落ち武者4「。」
文「いたー!!押入れいっぱいにいるー!!てか、最後の人にも台詞残してあげてくださいよ!「。」しか言ってないじゃないですか!!」
麻美「も、申し訳ないで候!」
文「この子の適応力すごくないですか!?」
隣を開ける
芋ノ介「デュフフフ…ん?」
文「やっぱりいました!お化けより不気味な人!」
麻美「このロリコンめ!!」
芋ノ介「ありがとうございます!!」

楓「あ、麻美ちゃんみーっけ!」
麻美「あ、見つかっちゃったぁ…ここ隠れる場所少ないよ」
楓「じゃあ、トランプやる?」
麻美「うん!」
進一「あ、じゃあ僕も」
メリー「あたしもー」
落ち武者123「拙者も」
落ち武者4「。」
芋ノ介「僕も」
文「いや、あんた達は参加しなくていい!」
すると、床がぱかっと開く
青猫「私もやるー」
文「なんであなたがそこにいるんですか!!」


文「いい加減にしてくださいよ!本来私はツッコミポジションじゃないのに!」
青猫「どーだった?何点だった?ねぇねぇ」
文「0点です!」
青猫「ガーン…!」
落ち込む作者
文「怖いところとか無かったですし…ジャンル詐欺ですよ、こんなの」
青猫「え?あったよ、怖いところ。」
文「え?」
全部の話が怖い話とは無関係な物ばかり……そこで文は思った。もしや、文章の中にあるおかしな点を見つけて、それの意味を知ってしまうと怖くなる「意味がわかると怖い話」を書いたのでは…と

文「一体…どこに……」
青猫「それは……


















































オチがないこと(ドヤァ」


文「いい加減にしなさーい!!」

















青猫「そういえば、パピコがあること忘れてた〜」
パピコを取りに行く青猫。
文「まったく、仮にもサイト内1位なら、それっぽい物を…」
文の隣に座って、パピコを半分に割る。
青猫「あーや!」
文「はい?」
パピコを一本差し出す。
青猫「一緒に食べよっ♪」
文「………」
少し間を空けて、パピコを受け取る。そして笑顔で
文「はい、一緒に食べましょう!」


みんなも、残りの夏を楽しんでね!あと、怖い話をするときは、十分気をつけてやってね?ばいばーい!

おわり
16/08/18 22:07更新 / 青猫

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