真っ暗な夜。

とある廃墟となった屋敷の一部屋で、僕は目覚めた。

「………ん……」
兵隊のブリキ人形「おぉ、目が覚めたか。」

部屋（といっても段ボールで作ったような部屋）は豆電球で照らされており、その中には数体の人形がいた。
そして、自分も人形だということも思い出す。僕たちの主が、この家を出ていったことも――――――

そして、この兵站さんのブリキ人形はクレルさん。だったような気がする。

クレル「これで、全員目が覚めたか。」

クレルさんは全体を見渡していった。

クレル「では、始めるか。」

僕たち人形の間では、２勢力に分かれての対立があった。僕らの持ち主であった【彼女】が分けて遊んでいたのだが、その対立が今になっても続いている。
その対立から始まった戦争、通称「おもちゃ戦争」は、持主であった【彼女】がいなくなっても続いており、様々な兵器を用いるという大戦争となったわけだ。

そんな中、僕たちはまた動き出す。

この戦争に終止符を打つために。

■作者メッセージ
どうもー。Kaimです。
更新が遅くなって済みません。今年は受験の年なので、更新ペースが遅くなりますがご了承ください。
ちなみにですが、この小説は短期連載となりますので。（←既に最終話まで書き終わっています）
楽しんで読んでもらえるとありがたいです。