真治「囮になるのは危険だ、ライフルを使うぞ！」
玄舞「おい、大丈夫なのか？」
真治「任せろ、俺を誰だと思ってる！」
そう言ってライフルを構える。化け物を狙う……

化け物は、あともう少しでその人に手が届きそうなところまで来ている
真治「頭を狙えれば一番だが…こっちに気を引くのが一番だ…当てられればいい…！」
照準を頭から狙いやすい背中に変えて、狙いを定める

真治「…！」
真治は、引き金を引いた………















ドォンッ！！
























という音はせず、銃声とは呼べない安っぽい音が鳴っただけで、何も出ない。

真治「…あれ？」
琴音「…なにやってるんですか？早く撃ってくださいよ！」
真治「いや、俺今引き金引いたぞ！？」
何度引いても、安っぽい音しか出ない

玄舞「…それ……おもちゃじゃないのか……？」
真治「………………………」
そのライフルをよく見る。プラスチックでできた、安っぽいおもちゃだ。恐らく百均で売ってる奴だろう

琴音「どーするんですかぁ！！さっきまであんなかっこいい感じになってたんですよ！！これ絶対外れの方ですよ！ほら皆さん、今戻れば特別にもう一つの選択肢に進ませてあげますよ！」
真治「諦めんなぁ！！諦めなければ、きっと希望の光は見えてくる！！」
琴音「いやもう、何言ってもギャグ発言にしか聞こえないんで諦めましょうよ！」
真治「ふざけんなぁ！！諦めてたまるかぁっ！！」
再び真治は、ライフルを構えて引き金を引いた……




















ドォンッ！！






























という音はせず、銃声とは呼べない安っぽい音が鳴っただけで、何も出ない。


琴音「さっきやったでしょうがー！！何を思ってもう1回やったんですか！！」
真治「もしかしたら奇跡を起こして、これが本物のライフルになったかもしれないだろ！」
琴音「そんな奇跡ありませんから！」
玄舞「というか琴音、お前機械に詳しいよな？ロボとか作ってるし」
琴音「はい…」
玄舞「今すぐそのライフルを本物のライフルに作り替えてくれ」
琴音「無茶言わないでくださいよ！」
真治「なんだったら、ビームライフルでもいい！」
琴音「何でハードル上げたんですか！！」

３人は化け物に気づかず、そんなやり取りをしていた。当然






GAME OVER

琴音「やっぱ外れじゃないですか！」


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