連載小説
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真治「やっぱり、車は必要だ!琴音の作戦を聞こう!」
琴音「では、この中で力に自信ある人はいますか?」
玄舞「俺だな、俺は結構力あるぞ」
琴音「では……」
近くにあったいい大きさの石を玄舞に渡す

琴音「これを、なるべく遠くの木に当ててください。あの化け物、私達は見えてないので音に反応するはずです…!」
玄舞「よし……わかった…」
玄舞は立ち上がって、構える。なるべく遠くの木を目で探す。そして1本の木に狙いを定め…

玄舞「…っ!」












投げた。石は真っ直ぐ木に向かって飛び、木に命中した。木に当たる音、当たった衝撃で枝が揺れる音が聞こえ、化け物がそっちに反応して向かう。

琴音「今です!」
4人は車に乗り、七瀬は運転席で車を発進させた。
真治「よっしゃ!これで早く除夜の鐘にたどり着けるぞ!」
琴音「七瀬さん、そのまま真っ直ぐ進んでください」
七瀬「は〜い」




数分後

七瀬「あ、ガソリン無くなっちゃった」
琴音「えぇ!?」
真治「仕方ねぇ…また歩いていくしかねぇな」
4人は車から降りる。
七瀬「私は家が近いから、ここで。頑張ってね〜」
玄舞「あぁ…気を付けてな(結婚するしかない)」
琴音「しつこいですよ、玄舞さん」
何故さっきから玄舞の心が読めるのでしょうね?

真治「さーてと、距離も少しは縮まったろ。またここから歩いて行こうぜ…」
玄舞「そうだな…」
3人が歩いていると、後ろから物音が聞こえる。それに気づいた琴音は、後ろを向いた。

















そこには、化け物がいた
琴音「…!ば、化け物!」
玄舞「何!?」
2人も後ろを向く。こちらに向かってきている……

真治「走れぇっ!!」
その声の後に、3人は走り出す。当然化け物も走って追ってきている
そして、目の前に分かれ道が

玄舞「どっちに行く!?」
琴音「右が近道です!左は…海ですね」
真治「だったら、右じゃね!?」

『右の道へ』→6へ
『左の道へ』→7へ

15/12/07 23:04更新 / 青猫
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