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スパーダとゼオライト -Tales of innocence-
彼の名はスパーダ、ベルフォルマ。他の5人の仲間と共に世界のために旅をしていた。一人は学校の頭のいい生徒、一人は田舎娘、一人は傭兵、一人は聖女、一人は貧乏暮らしの少女、そして彼スパーダは二刀流の不良だった。この6人は、楽園とか言いながら自らのためだけに世界を変えようとする魔王マティウスを討ち、世界に創世力を用い平和を築いた。
・・・・そして、何十年もの月日が流れた。
彼の元には一人弟ができたのだ。そう、スパーダ・ベルフォルマの元に。
彼の名はゼオライト・ベルフォルマ。すくすくと育ち、世界に平和が戻ったときの兄と同じ年、つまり16歳になるころには、髪色などを除けばまるでクローンかのように兄に似ていた。つまりゼオライトも不良である。ゼオライトは兄の影響を受け二刀流剣術を始め、今や兄との差も縮まってきた。だが兄の精進も止まることはない。ゼオライトに、今に満足させないために。そう、満足すればそこから先に進めない。ゼオライトは兄に教えてもらったり、自分で編み出したりと技を多彩にしていった。
そんな彼は時折、王立退魔神学園に姿を現すようになった。
14/09/14 23:54更新 / あまとう

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