大学受験も終わり、私ケーキは自分の小説ブログで新たに始まる長編SSの連載に向けて去年買った「けいおん!! college」と「けいおん!! Highschool」を読んでネタを考えていました。


そしてある日のこと・・・


友達が「『けいおん!! highschool』の続きを描いた非売品の単行本を私にあげるよ」と言ってくれたので、欲しい!!ということで早速もらいに行きました。

友達によると、たまたま手に入れたのはいいけど自分自身はけいおんに興味がないので、けいおん好きな私にあげるということでした。


一般には公開されていない未公開の公式(?)けいおん!!が見れるということで、家に帰った私はわくわくな気分でその単行本を読み始めました。

この後思いもしない不思議な出来事が起こるなんて思いもせずに・・・



<漫画の中の世界>

純「はぁ〜あ・・・」

梓「どうしたの純？　なんか元気なさそうだけど(^_^;)」

純「なんかさ、学園祭のライブが終わった後は受験勉強しか残ってないって思うと･･･なんかやる気出ないんだよな･･･」

梓「そうだよね(^_^;) でもまあ嫌なことばかりじゃないと思うから、元気出しなよ」

純「そういう梓はどうなのさ」

梓「わ、私は･･･先輩方の大学に行けるようにがんばるんだから!!」

純「へっ、今どこの大学って？」

梓「いっ今のはなんでもないです!! とにかく志望校に行けるようにがんばって･････純？」

純「とにかく今はお茶とお菓子が欲しいよー･･･(だらーん)」

梓｡o(ダメダメだ･･･^^;)

(部室の戸→ガチャ)

憂「失礼します」

純「あっ、憂！ 待ってましたぁ〜(^^)」

憂「あっ･･･新しいお菓子持ってくるの忘れちゃった･･･」

純「えーっ!!」

憂「ごめんね(^^;)」

梓「憂がお菓子を忘れるなんて珍しいね･･･明日はどしゃぶり？(^^;)」

憂「明日はちゃんと持ってくるから、今日は我慢してね(^^;)」

純「ちぇ〜･･･(-ε-)」


(部室の戸→ガチャ)

菫「先輩!!」

憂「あっ、スミーレちゃん！ どうしたの？」

菫「直が大きな鏡を拾ってきたんです！」

梓「大きな鏡･･･」

純「その鏡って、どのぐらいの(ry」

(直ちゃんが大きな鏡を持って入ってくる)

直「なにやら怪しそうなので、拾ってきました」

純「デカっ!!」

梓「化粧台の鏡ぐらいはあるよね(^^;)」

憂「どこでこの鏡を拾ってきたの？」

直「途中の･･･わっ!!」

菫「わっ!!」

(鏡が光り始める)

純「なんだ、なんだ!?」

憂「鏡が光ってる･･･」

梓「ですね･･･」



<現実の世界>
ケーキ.o0(鏡を拾ってくるとはねぇ・・・^^;)

(ページをめくる)

ケーキ「あれっ!? 白紙？(^_^;)」

私が開いたそのページは、何も書いていない白紙でした。

ケーキ「途中書きの作品なのね・・・(^^;)」

といって、ページをとじようとしたその時だった・・・

直『途中の･･･わっ!!』

菫『わっ!!』

純『なんだ、なんだ!?』

憂『鏡が光ってる･･･』

梓『ですね･･･』

漫画の絵がコマごとに白紙のページに次々浮かび上がってきたのです!!

ケーキ「な、何これ！?」

梓『おさまった･･･』

憂『あれっ、鏡の向こうに誰か人がいるよ？』

純『あ、本当だ!!』

直『背の高い女の子ですね』

菫『でもどうして･･･!?』

ケーキ「えっ!?･･･私の姿が見えている!? (・・;)」

直・菫『!?』

純『声が･･･聞こえる!?』

梓『えっと･･･(^_^;)』


不思議なことに、直ちゃんの拾った鏡に、読者である私が映っているらしく、私の反応に合わせて次々と白紙に漫画の続きが現れて･･･


ケーキ「一体何が起こっているの!? (^_^;)」

菫『直ちゃんが拾ってきた鏡が光って、気がついたらあなたが鏡の中に･･･』

ケーキ「えっ!?･･･(あたふた)」

憂『えっと･･･名前はなんていうの？』

ケーキ「私はケーキよ」

憂『ケーキさん･･･ですね？』

梓『それにしても不思議ですね･･･』

ケーキ「うん、私も急にあなたたちが反応するからびっくりしたわ(^^;)」

そして、自己紹介とかもしてもらったりして、いろんなことを話していると･･･

菫『あっ、西日が鏡に･･･わっ!!』

梓『また鏡が･･･』

直『光りだしましたね･･･』


そして次の瞬間・・・

(ズボッ→私の左腕が、現れた次の光るコマの中に吸い込まれる)

ケーキ「ぎゃああああああああああああああ!!(・・;)」

ケーキ「な、なんなのよこれはぁ！！」

ケーキ「ふーーーーーーん!!」(本をおさえながら引き抜こうとする)

ケーキ「・・・ぬ、抜けない(--;)」


そうしているうちにも、吸い込む力は強くなり・・・


ケーキ「いやっ！ やめてぇ〜!! ああっ!!(・・;)」(完全に吸い込まれる)


(ドッシーン!!→部室の床に思いっきり尻餅をつく)

ケーキ「いたたた･･･(--;)」

憂「大丈夫？」

ケーキ「なんとか大丈･･･あれっ!?」

菫「どうかしましたか？」

ケーキ「私の喋っている言葉が吹き出しになって現れてる！」

ケーキ「すごい!!(^^)」

梓「そんなにすごいですか？」

ケーキ「だっ･････無意味に興奮してました、すみません(^^;)」

ケーキ｡o(私にとってはすごくても、こっちでは当たり前のことだよね^^;)

ケーキ｡o(って、思っていることも吹き出しで出るのね･･･)

ケーキ｡o(私の思っていることも、彼女たちにバレバレだったりするのかな？)

憂「どうかしたんですか？」

ケーキ「うぅん、なんでもないわ (^^;)」

純「あっ、そうだ！ ねぇ、せっかくだからケーキさんにも私たちの演奏、聞いてもらおうよ！」

ケーキ「えっ、いいの？ (*^^*)」

梓「はい！ せっかく来てくれたんですし」

菫「私たちの演奏、聞いて欲しいです！」

直「私もです！」

憂「うん！ (^^)」

ケーキ「ありがとう、じゃあお願いしますね (*^^*)」

みんな「はい！」


(わかばガールズ全員が演奏する準備を整えて)

梓「準備はいい？」

憂・純・直・菫「はい！」

菫「じゃあ行きますね」(スティックを叩いてリズムをとる)

(演奏を開始する)


ケーキ｡o(すっ、すごい!! これがわかばガールズの演奏･･･)

ケーキ｡o(思っていたよりもすごいわ！ (^^))

(演奏を終えて)

梓「どうでしたか？ (^^)」

ケーキ「ものすごくすばらしい演奏だわ！(拍手) よかったらアンコールをお願いしてもいいかしら？」

梓(びくっ)←学園祭のアンコールで失敗したのを思い出した

(みんなの視線が梓ちゃんに集まる)


梓「じゃ、じゃあ次の曲、ANSWERです!!」

(演奏し始める)

ケーキ｡o(すっすごい！)(感動の涙うるうる)

(演奏を終えて)

ケーキ「もう言葉に表しづらいぐらいに最高な演奏だよー!! (大きな拍手)」

(わかばガールズの5人が笑顔になる)

(ガタッ、ガタガタ…→鏡が震える)

ケーキ「へっ!?(鏡の方に振り向く)」

わかばガールズの5人「!?」

(ガタガタ…ズルッ、バァリン!!→鏡が倒れて割れる)

憂・純・直・菫「ええっ!? (・・;)」

梓・ケーキ「かっ鏡が･･･(・・;)」

(ヒュン!!→場面が変わる)



<現実の世界>

ケーキ「うぅ･･･うぅん？」(目を覚まして、起き上がる)

ケーキ「夢･･･？」

しかしそこには、友達からもらったけいおん！highschoolの続きの漫画がありました。

そしてその漫画をおそるおそる開いて見ると･･･

ケーキ「ええっ!? (・・;)」

なんと、そこにはさっきまでの出来事がしっかりと書かれていたのです!!

そして鏡の割れた後のシーンは、こうなっていました。



<漫画の中の世界>

梓「う〜い？」

純「ぐっすり寝ちゃってるね(^^;)」

憂「うーん・・・(むくり)」

純「あっ、目、覚ましたみたい！」

憂「あれっ？　自主練していたらいつの間にか寝ちゃった・・・(^^;)」

梓「自主練で寝ちゃうとは、憂にしては珍しいね(^^;)」

純「で、どんな夢見てたの？」

憂「あっ、練習の続きしなきゃ！！」

純.o(シカトかよ！)

梓「そうだね。　私たちも参加するよ！」

純.o(こっちもかよ！！)

憂「純ちゃん、早く〜♪」

純「あ、は〜い！」

(おしまい)



ケーキ「って、まさかの夢オチ!?　(・・;)」

ケーキ「憂ちゃんは夢だったかもしれないけど、私の場合は一体・・・・・？(^_^;)」


おしまいっ！・・・(汗)

■作者メッセージ
こんにちは！
ケーキことstrawberrycakeです(^^)！

初回である今回は私自身が不思議な出来事に遭遇する読みきり小説を書いてみました！