3憑目
『前回までのあらすじ!』
メリー「幼き頃、魔神にすべてを奪われたメリーは今…屈強な仲間達を連れて、魔神の城まで辿り着いていた。魔神に命を奪われた両親、町の住民、同胞達のために……魔神を倒す!今こそ発動する、メリーの必殺技!!ストーキング・イリュージy」
蓮太郎「はい、真面目に前回を振り返ろうね。」
メリー「いいじゃない、こっちの方がかっこいいんだし…まぁいいわ。前回、料理を作りました。終わり」
蓮太郎「短っ!」
メリー「いいじゃない、実際あったこと言ったんだし…というわけで、本編に入るわ!」
夕方だと思うよ、多分
メリー「…………」
メリーは現在、横になって煎餅をバリバリ食べながら夕方枠のアニメを観ている。それはまるで、昼ドラを観ている主婦のようだ。
蓮太郎「ただいまー」
メリー「おかえろー」
蓮太郎「おかえりでしょ?」
学校から帰ってきた蓮太郎が、アニメ観ながら適当にボケたことを律儀にツッコミを入れる
鞄をその辺に置いて、机の近くに座ってメリーを見る。
蓮太郎「なんか、メリーおばさんっぽいね」
それが、蓮太郎の率直な感想だ。それを聞いたメリーは立ち上が…ることはなく蓮太郎の向かい側に座って
メリー「どこがおばさんよ!」
と。
メリー「どこからどう見ても、若い現代風の女の子でしょ!」
蓮太郎「だって、テレビ観てるところなんか正しくそうだったよ」
メリー「そ、そんな!前回女子力アピールしたのに…!!」
恐らく、前回の紫色の何かを作ったことだろう
蓮太郎「前回?まぁいいや…とにかく、行儀悪いよ。物食べながら観るんだったら、座りなよ」
メリー「しょうがないわね…」
と、煎餅が入った器を机の上に置く。そしてメリーは
『オワリヨ、シャイニングハーツ!』
メリー「うっはwww必殺技ktkr!マジで燃えるわーwwwいや寧ろ萌えるわーwwwwリリカちゃんマジ天使wwwいや、女神wwwww」
オタクみたいなことを言いながら、テレビに貼り付いて視聴する。
蓮太郎「近すぎるよ」
メリー「はww蓮太郎氏、ちゃんと言ったことは守ってますけどwww」
蓮太郎「あとそのしゃべり方やめようか。」
メリー「いいじゃない、きっと読んでる人は(鼻で)笑ってるわ。」
蓮太郎「聞いてるこっちはイライラするよ…」
メリー「しょうがないわね……ていうか蓮太郎」
改めて蓮太郎の方に向き直るメリー
蓮太郎「何?」
メリー「服着なさいよ」
蓮太郎「着てるよ!!読んでる人が誤解するでしょ!!」
メリー「やばい、小説ってこういうことができるから面白いわー!」
確かに小説は、基本文字だけ。挿し絵は作者の気分次第で投稿してます
蓮太郎「まったく……で、本当は何が聞きたかったの?」
メリーが本来聞きたかったことじゃないとすぐにわかった蓮太郎
メリー「あ、うん。えーっと…蓮太郎今まで何処行ってたの?」
蓮太郎「…え?」
メリー「いやだから、半日も何処行ってたのよ?」
蓮太郎「学校だけど……ていうかメリー、僕に取り憑いてるから僕の居場所とかわかるんじゃないの?」
メリー「…あ」
皆さんは覚えているだろうか?1憑目で取り憑く際に「取り憑いたら何かあるの?」と聞いて「居場所がわかる、GPSみたいな物」とメリーが言っていたことを
メリー「その設定、完全に忘れてたわ……ていうか、蓮太郎」
蓮太郎「何?」
メリー「服着なさいよ」
蓮太郎「だから着てるって!!」
メリー「まぁそれはどうでもいいとして、学校ってどんな所なの?」
蓮太郎「学校は勉強するところだよ」
メリー「大方社会に出ても使わない知識を無理矢理教養する場所?」
蓮太郎「そうだけど、そういうこと言うのやめようか。他にも同年代の友達と話したりとか、部活とかあるね」
メリー「へぇ…面白そうな場所ね?ていうか蓮太郎」
蓮太郎「服は着てるからね」
メリー「…チッ」
学校に興味を持ちながら分かりやすく舌打ちするメリー
蓮太郎「女の子が、舌打ちしないの。」
メリー「一回遊びに行ってみようかしら?」
蓮太郎「え?でも制服とかないし…無理なんじゃ」
メリー「大丈夫よ、ちょっと待ってなさい」
メリーが押し入れに入る。5秒後に押し入れを少し開けて
メリー「覗いたら、命はないと思いなさい」
と言って閉めた。
蓮太郎「…まぁいいや、僕もその間に着替えよう」
ウォォォォアアアアアア!!!ガッシャーン!!ドカーン!!!ドカーン!!!ヴゥゥォォォォォッホォォォォォ!!ドカァァァァァァァァァン!!!
蓮太郎「……」
中で一体何やってるのか気になる……そう思いながら自分の制服を洗濯する。
そして、押し入れが勢いよく開く。そこには、ウチの学校の制服を着たメリーがいた。
メリー「どう?似合う〜?」
ニコニコと笑いながら蓮太郎に聞くメリー
蓮太郎「うん、似合ってるよ」
正直、可愛い…
メリー「やっぱり?まぁ当然だね!にしても、蓮太郎の学校の制服可愛いわね」
鏡の前に立って自分の着ている制服を見ながら言う
蓮太郎「そうだけど…正直、メリーは目立つと思うよ?」
メリー「それって、可愛いから目立つってこと?」
蓮太郎「…まぁ、そういうことでいいよ」
メリー「変態」
蓮太郎「なんでぇっ!?」
メリー「大丈夫よ、あたしは魔法を使えるからね。そこまで目立たず、今までいたような感じにできるわ」
蓮太郎「へ、へぇ……」
まさか、そんな中途半端なところで魔法を披露するとは…そう思いながら、横になって煎餅をバリバリ食べながらアニメ観ているメリーを見た。
蓮太郎「やっぱり、おばさんっぽい」
つづく
メリー「幼き頃、魔神にすべてを奪われたメリーは今…屈強な仲間達を連れて、魔神の城まで辿り着いていた。魔神に命を奪われた両親、町の住民、同胞達のために……魔神を倒す!今こそ発動する、メリーの必殺技!!ストーキング・イリュージy」
蓮太郎「はい、真面目に前回を振り返ろうね。」
メリー「いいじゃない、こっちの方がかっこいいんだし…まぁいいわ。前回、料理を作りました。終わり」
蓮太郎「短っ!」
メリー「いいじゃない、実際あったこと言ったんだし…というわけで、本編に入るわ!」
夕方だと思うよ、多分
メリー「…………」
メリーは現在、横になって煎餅をバリバリ食べながら夕方枠のアニメを観ている。それはまるで、昼ドラを観ている主婦のようだ。
蓮太郎「ただいまー」
メリー「おかえろー」
蓮太郎「おかえりでしょ?」
学校から帰ってきた蓮太郎が、アニメ観ながら適当にボケたことを律儀にツッコミを入れる
鞄をその辺に置いて、机の近くに座ってメリーを見る。
蓮太郎「なんか、メリーおばさんっぽいね」
それが、蓮太郎の率直な感想だ。それを聞いたメリーは立ち上が…ることはなく蓮太郎の向かい側に座って
メリー「どこがおばさんよ!」
と。
メリー「どこからどう見ても、若い現代風の女の子でしょ!」
蓮太郎「だって、テレビ観てるところなんか正しくそうだったよ」
メリー「そ、そんな!前回女子力アピールしたのに…!!」
恐らく、前回の紫色の何かを作ったことだろう
蓮太郎「前回?まぁいいや…とにかく、行儀悪いよ。物食べながら観るんだったら、座りなよ」
メリー「しょうがないわね…」
と、煎餅が入った器を机の上に置く。そしてメリーは
『オワリヨ、シャイニングハーツ!』
メリー「うっはwww必殺技ktkr!マジで燃えるわーwwwいや寧ろ萌えるわーwwwwリリカちゃんマジ天使wwwいや、女神wwwww」
オタクみたいなことを言いながら、テレビに貼り付いて視聴する。
蓮太郎「近すぎるよ」
メリー「はww蓮太郎氏、ちゃんと言ったことは守ってますけどwww」
蓮太郎「あとそのしゃべり方やめようか。」
メリー「いいじゃない、きっと読んでる人は(鼻で)笑ってるわ。」
蓮太郎「聞いてるこっちはイライラするよ…」
メリー「しょうがないわね……ていうか蓮太郎」
改めて蓮太郎の方に向き直るメリー
蓮太郎「何?」
メリー「服着なさいよ」
蓮太郎「着てるよ!!読んでる人が誤解するでしょ!!」
メリー「やばい、小説ってこういうことができるから面白いわー!」
確かに小説は、基本文字だけ。挿し絵は作者の気分次第で投稿してます
蓮太郎「まったく……で、本当は何が聞きたかったの?」
メリーが本来聞きたかったことじゃないとすぐにわかった蓮太郎
メリー「あ、うん。えーっと…蓮太郎今まで何処行ってたの?」
蓮太郎「…え?」
メリー「いやだから、半日も何処行ってたのよ?」
蓮太郎「学校だけど……ていうかメリー、僕に取り憑いてるから僕の居場所とかわかるんじゃないの?」
メリー「…あ」
皆さんは覚えているだろうか?1憑目で取り憑く際に「取り憑いたら何かあるの?」と聞いて「居場所がわかる、GPSみたいな物」とメリーが言っていたことを
メリー「その設定、完全に忘れてたわ……ていうか、蓮太郎」
蓮太郎「何?」
メリー「服着なさいよ」
蓮太郎「だから着てるって!!」
メリー「まぁそれはどうでもいいとして、学校ってどんな所なの?」
蓮太郎「学校は勉強するところだよ」
メリー「大方社会に出ても使わない知識を無理矢理教養する場所?」
蓮太郎「そうだけど、そういうこと言うのやめようか。他にも同年代の友達と話したりとか、部活とかあるね」
メリー「へぇ…面白そうな場所ね?ていうか蓮太郎」
蓮太郎「服は着てるからね」
メリー「…チッ」
学校に興味を持ちながら分かりやすく舌打ちするメリー
蓮太郎「女の子が、舌打ちしないの。」
メリー「一回遊びに行ってみようかしら?」
蓮太郎「え?でも制服とかないし…無理なんじゃ」
メリー「大丈夫よ、ちょっと待ってなさい」
メリーが押し入れに入る。5秒後に押し入れを少し開けて
メリー「覗いたら、命はないと思いなさい」
と言って閉めた。
蓮太郎「…まぁいいや、僕もその間に着替えよう」
ウォォォォアアアアアア!!!ガッシャーン!!ドカーン!!!ドカーン!!!ヴゥゥォォォォォッホォォォォォ!!ドカァァァァァァァァァン!!!
蓮太郎「……」
中で一体何やってるのか気になる……そう思いながら自分の制服を洗濯する。
そして、押し入れが勢いよく開く。そこには、ウチの学校の制服を着たメリーがいた。
メリー「どう?似合う〜?」
ニコニコと笑いながら蓮太郎に聞くメリー
蓮太郎「うん、似合ってるよ」
正直、可愛い…
メリー「やっぱり?まぁ当然だね!にしても、蓮太郎の学校の制服可愛いわね」
鏡の前に立って自分の着ている制服を見ながら言う
蓮太郎「そうだけど…正直、メリーは目立つと思うよ?」
メリー「それって、可愛いから目立つってこと?」
蓮太郎「…まぁ、そういうことでいいよ」
メリー「変態」
蓮太郎「なんでぇっ!?」
メリー「大丈夫よ、あたしは魔法を使えるからね。そこまで目立たず、今までいたような感じにできるわ」
蓮太郎「へ、へぇ……」
まさか、そんな中途半端なところで魔法を披露するとは…そう思いながら、横になって煎餅をバリバリ食べながらアニメ観ているメリーを見た。
蓮太郎「やっぱり、おばさんっぽい」
つづく
15/05/14 12:00更新 / 青猫