第6話「さらばだ!」
無人の館 和室
ラッシュと遭遇したヴィオラ。人形のパーツも見つけて、残りパーツが三つだけだ。
ヴィオラ「やっと半分…」
ラッシュ「そうだな………だけど、意外と早く見つかるんじゃないか?」
ヴィオラ「そうですね…一階はもう全部見ましたよ」
階段の前まで来た二人。
ラッシュ「よっしゃ!なら二階を調べるだけだな!」
ヴィオラ「はい…あと、皆さんの生存確認もしないと……」
ラッシュ「わかったぜ、なら俺は二階を調べる!」
ヴィオラ「じゃあ私は、一階を見てきます!あの人形には気を付けてくださいね?」
ラッシュ「おう!そっちもな!」
ラッシュは二階へ上がっていく
ヴィオラ「確かティーダ先輩は、キッチンに逃げたよね…まだいるかな」
ヴィオラは早足で、キッチンに向かう。
キッチンに着くと、ティーダを探し始める。ティーダが隠れてそうな場所を探すが、どうやらいないようだ。殺された形跡もない
ヴィオラ「いない…けど、捕まってはないっぽいかも……そうだ、この部屋は特に調べてなかったから調べてみよう」
確かに、ここに入ると机の上を見ただけだ。食器棚を調べる
ヴィオラ「高価な食器ばかり………こんな大きな家だから、相当お金持ちだったんだろうなぁ……持って帰ろうかな…」
高価な食器や、先ほどの和服などを見てると持って帰ろうと考えるが…
ヴィオラ「いやいや、ダメだよ…今はそんな状況でもないし、人は居ないけど泥棒になっちゃう……」
食器棚を閉めようとすると、何かを見つける
ヴィオラ「……鍵?鍵がある…」
食器棚の奥に鍵がある。その鍵を鞄にしまって、食器棚を閉じる。その後も部屋を調べるが、特に何もなかったため部屋から出る。
ヴィオラ「…あ、さっき開かなかった扉が開いてる…」
最初キッチンの近くの部屋を開けようとしていたが、鍵がかかっていた…が、誰かが開けたのだろう……恐る恐る扉を開ける
中に入ると、本棚がたくさんある。本もたくさんだ
「あ、ヴィオラ!無事だったか!」
声をかけてきたのは、ティーダだ。隣にユミルもいる
ヴィオラ「ティーダ先輩!ユミル君も!」
ユミル「なんとか生きてるみたいだね…」
ヴィオラ「ねぇ、ユミル君も…あれを見たの?」
ユミル「見たに決まってるだろ…」
ユミルが軽く呆れたようにしてると、少し苦笑するヴィオラ。
ティーダ「それよりヴィオラ、これを見てくれ」
ティーダはヴィオラに、日記帳のような物を渡す
ヴィオラ「日記帳…ですか…?」
その日記帳を開いてみる
ヴィオラ「…ほとんどのページが古くなってるせいで読めませんね…というより、不自然にこんな風になってるような……あ、ここだけ読める」
1ページだけ読めるページがある。
9月17日(火)
私の娘が急に「人形がたくさんほしい!」と言い出した。今までそういうことはなかったが……おそらく、最近娘の友人になった………ちゃんと遊ぶためだろう。あの………ちゃんも、毎日遊びに来ているな…本当に嬉しいことだ。あまり友人のいない娘に、あんなにいい友人ができるとは…あんなに楽しそうにしている娘の顔は、見たことない。本当に感謝している、………ちゃん
ヴィオラ「…やはり、不自然ですね…友人の名前だけ、わざと読めなくしている気がします。」
ティーダ「そうだろう?」
ヴィオラ「…何か、理由があるのでしょうね……まさかと思いますけど…この状況を作ったのは、この日記を書いた人の娘さんなのでは……」
ユミル「なわけないだろ?じゃああのでかい人形はなんなんだよ」
ヴィオラ「だ、だよね…ゴメン……」
申し訳なさそうにしているヴィオラの隣で、ティーダが顔色を変えてる
ヴィオラ「どうしたのですか?先輩……」
先輩の様子が変だということに気づき、先輩が向いてる方向を向く
ヴィオラ「……っ!!」
そこには、4mの人形がいる。
ヴィオラ「どうやって……!?」
ユミル「そんなことはどうでもいいんだよ!逃げるぞ!!!」
ユミルが真っ先に逃げて、後を追うように逃げる二人
部屋を出て、玄関前の角を右に…つまり、和室がある方向に逃げてる
すると、後ろから「ドォォォォン」という音がする。後ろを向くと……
ヴィオラ「………っ!!!先輩っ!!!!」
ティーダが人形の口で捕らえられてるため、止まるヴィオラ
ユミル「止まるな!」
ヴィオラの手を引っ張るユミル
ヴィオラ「でも!先輩がぁっ!!」
ティーダ「私に構わず行け!」
ヴィオラ「…っ!」
ティーダ「いいか、お前たち四人だけでも、ここから脱出するのだ!」
ユミル「…っ!いくぞ!!もうアイツは助からない!」
走り出すユミル。ティーダの方を向きながら走るヴィオラ
ティーダ「短い付き合いだったが…楽しかったぞ…では…」
さらばだ!
その言葉が響くと同時に、先輩の体から吹き出る血の音が響いた…
現在の生存者
ヴィオラ・マーガレット
ラッシュ・フルバスター
メル・キャロライン
ユミル・アスティン
現在所持しているパーツ
頭部
胴体
左足
To be continued
ラッシュと遭遇したヴィオラ。人形のパーツも見つけて、残りパーツが三つだけだ。
ヴィオラ「やっと半分…」
ラッシュ「そうだな………だけど、意外と早く見つかるんじゃないか?」
ヴィオラ「そうですね…一階はもう全部見ましたよ」
階段の前まで来た二人。
ラッシュ「よっしゃ!なら二階を調べるだけだな!」
ヴィオラ「はい…あと、皆さんの生存確認もしないと……」
ラッシュ「わかったぜ、なら俺は二階を調べる!」
ヴィオラ「じゃあ私は、一階を見てきます!あの人形には気を付けてくださいね?」
ラッシュ「おう!そっちもな!」
ラッシュは二階へ上がっていく
ヴィオラ「確かティーダ先輩は、キッチンに逃げたよね…まだいるかな」
ヴィオラは早足で、キッチンに向かう。
キッチンに着くと、ティーダを探し始める。ティーダが隠れてそうな場所を探すが、どうやらいないようだ。殺された形跡もない
ヴィオラ「いない…けど、捕まってはないっぽいかも……そうだ、この部屋は特に調べてなかったから調べてみよう」
確かに、ここに入ると机の上を見ただけだ。食器棚を調べる
ヴィオラ「高価な食器ばかり………こんな大きな家だから、相当お金持ちだったんだろうなぁ……持って帰ろうかな…」
高価な食器や、先ほどの和服などを見てると持って帰ろうと考えるが…
ヴィオラ「いやいや、ダメだよ…今はそんな状況でもないし、人は居ないけど泥棒になっちゃう……」
食器棚を閉めようとすると、何かを見つける
ヴィオラ「……鍵?鍵がある…」
食器棚の奥に鍵がある。その鍵を鞄にしまって、食器棚を閉じる。その後も部屋を調べるが、特に何もなかったため部屋から出る。
ヴィオラ「…あ、さっき開かなかった扉が開いてる…」
最初キッチンの近くの部屋を開けようとしていたが、鍵がかかっていた…が、誰かが開けたのだろう……恐る恐る扉を開ける
中に入ると、本棚がたくさんある。本もたくさんだ
「あ、ヴィオラ!無事だったか!」
声をかけてきたのは、ティーダだ。隣にユミルもいる
ヴィオラ「ティーダ先輩!ユミル君も!」
ユミル「なんとか生きてるみたいだね…」
ヴィオラ「ねぇ、ユミル君も…あれを見たの?」
ユミル「見たに決まってるだろ…」
ユミルが軽く呆れたようにしてると、少し苦笑するヴィオラ。
ティーダ「それよりヴィオラ、これを見てくれ」
ティーダはヴィオラに、日記帳のような物を渡す
ヴィオラ「日記帳…ですか…?」
その日記帳を開いてみる
ヴィオラ「…ほとんどのページが古くなってるせいで読めませんね…というより、不自然にこんな風になってるような……あ、ここだけ読める」
1ページだけ読めるページがある。
9月17日(火)
私の娘が急に「人形がたくさんほしい!」と言い出した。今までそういうことはなかったが……おそらく、最近娘の友人になった………ちゃんと遊ぶためだろう。あの………ちゃんも、毎日遊びに来ているな…本当に嬉しいことだ。あまり友人のいない娘に、あんなにいい友人ができるとは…あんなに楽しそうにしている娘の顔は、見たことない。本当に感謝している、………ちゃん
ヴィオラ「…やはり、不自然ですね…友人の名前だけ、わざと読めなくしている気がします。」
ティーダ「そうだろう?」
ヴィオラ「…何か、理由があるのでしょうね……まさかと思いますけど…この状況を作ったのは、この日記を書いた人の娘さんなのでは……」
ユミル「なわけないだろ?じゃああのでかい人形はなんなんだよ」
ヴィオラ「だ、だよね…ゴメン……」
申し訳なさそうにしているヴィオラの隣で、ティーダが顔色を変えてる
ヴィオラ「どうしたのですか?先輩……」
先輩の様子が変だということに気づき、先輩が向いてる方向を向く
ヴィオラ「……っ!!」
そこには、4mの人形がいる。
ヴィオラ「どうやって……!?」
ユミル「そんなことはどうでもいいんだよ!逃げるぞ!!!」
ユミルが真っ先に逃げて、後を追うように逃げる二人
部屋を出て、玄関前の角を右に…つまり、和室がある方向に逃げてる
すると、後ろから「ドォォォォン」という音がする。後ろを向くと……
ヴィオラ「………っ!!!先輩っ!!!!」
ティーダが人形の口で捕らえられてるため、止まるヴィオラ
ユミル「止まるな!」
ヴィオラの手を引っ張るユミル
ヴィオラ「でも!先輩がぁっ!!」
ティーダ「私に構わず行け!」
ヴィオラ「…っ!」
ティーダ「いいか、お前たち四人だけでも、ここから脱出するのだ!」
ユミル「…っ!いくぞ!!もうアイツは助からない!」
走り出すユミル。ティーダの方を向きながら走るヴィオラ
ティーダ「短い付き合いだったが…楽しかったぞ…では…」
さらばだ!
その言葉が響くと同時に、先輩の体から吹き出る血の音が響いた…
現在の生存者
ヴィオラ・マーガレット
ラッシュ・フルバスター
メル・キャロライン
ユミル・アスティン
現在所持しているパーツ
頭部
胴体
左足
To be continued
14/10/13 15:40更新 / 青猫