第5話「ミ〜ツケタ」
無人の館 二階の通路
左に曲がると、4mの人形がこちらを見ている。二人を見つけた人形は、ニヤリと笑い
ティーダ「…まずい…っ!逃げるぞヴィオラ!!」
ヴィオラ「は、はいっ!!」
ティーダが一階に逃げる。ヴィオラもティーダを追うように逃げる。
一階に降りて、ティーダが
ティーダ「私はキッチンへ行く、お前は向こうの部屋に隠れろ!」
向こうの部屋とは、和室のことだ
ヴィオラ「はい!」
二手に分かれて、それぞれの目的地へ走る。ヴィオラは、和室に着き真っ先に押し入れに向かって中に隠れる
ヴィオラ「また、よろしくね…っ!」
先ほど使った布団に向けて「よろしく」と言って、布団で身を隠す。
………ドクン………ドクン……………
静寂な館に、自分の鼓動だけが鳴り響く……
……………
……………………………
ヴィオラ「……こっちに来てない……かな………」
襖を少し開けて、部屋の様子を見る。見る限り、あの人形は来ていない。
ヴィオラ「よかった……いやでも、ティーダ先輩大丈夫かな………」
先ほどまで一緒にいたティーダのことを心配しながら押し入れから出る。部屋を出ようとしたが…………
ヴィオラ「……あれ…?」
和室にあるもう1つのドアが開いている。よく見ると、ドアノブが壊されている。
ヴィオラ「壊れてる……誰かが壊したのかな………とりあえず、行ってみよう…」
隣の部屋に入る。そこもちょっとした和室がある
ヴィオラ「ここも和室……もしかしたら、人形のパーツあるかな…?」
近くにある戸棚から調べる。開けても、特に何も入っていない………隣を見ても、何も入っていない。続いて、古そうなタンスを開ける。和服などが入っている
ヴィオラ「和服……しかも、まだ新しい………最近まで、誰か住んでいたのかな?……いや、でも…………そしたら、あの人形は?あの人形は一体……」
タンスのすべての引き出しを開けて見ても、やはり新しい和服ばかりだ。
ヴィオラ「やっぱり、全部新しい………ここの人も、あの人形に殺された…?でも…そしたら………一体誰が、最初に「帰れなくなる無人の館」って言い出したのかな…」
この状態だけじゃなく、この館の謎もどんどん深まっていく…確かにここには新しい物ばかり置かれている。ここの住人が引っ越すのなら、荷物はすべて持っていくはず。だが、持っていくどころか最近まで生活していた形跡もあり、新しい物ばかりある…ヴィオラの予想通り、殺されたという可能性がある。なら、他の人はそのことは知らないのに、何故「帰れなくなる無人の館」という噂が広まったのか………すべてが謎だ。
そんなことを考えながら、押し入れの方に向かい開けようとするが…いきなり開く。勢いよく
ヴィオラ「…っ!?」
ヴィオラは反射的に後ろに下がる。そして、押し入れに何があるのかじっと見る。すると、何かが出てきた。それは……
ラッシュ「ぶはぁっ!!はぁ…はぁ…アイツ、もういなくなったか…?」
ラッシュだ
ヴィオラ「ら、ラッシュ先輩!」
ラッシュ「あ、ヴィオラ!無事だったか!」
二人とも明るい表情になり、少し安心した顔になる
ラッシュ「お前、あれ見たか?」
ヴィオラ「はい……あと、これを読んでください」
ラッシュに手紙を渡す。そして、自分の知る限りのことを相手に伝える
ラッシュ「なるほど、人形な…」
ヴィオラ「どこかで見ませんでしたか?」
ラッシュ「んーと…ちょっと待ってろー」
と、先ほど隠れていた押し入れを漁る
ヴィオラ「いや、そんな適当に探しても…」
ラッシュ「あったぜ!!」
ヴィオラ「うそー!?」
ラッシュが左足のパーツを持って出てくる。ヴィオラは驚いた様子で
ヴィオラ「奇跡ですね…と、とりあえず!残りパーツは3つですね!」
と、相手から左足のパーツを受け取って人形にはめる
現在の生存者
ティーダ・クルニクス
ヴィオラ・マーガレット
ラッシュ・フルバスター
メル・キャロライン
ユミル・アスティン
現在所持しているパーツ
頭部
胴体
左足
To be continued
左に曲がると、4mの人形がこちらを見ている。二人を見つけた人形は、ニヤリと笑い
ティーダ「…まずい…っ!逃げるぞヴィオラ!!」
ヴィオラ「は、はいっ!!」
ティーダが一階に逃げる。ヴィオラもティーダを追うように逃げる。
一階に降りて、ティーダが
ティーダ「私はキッチンへ行く、お前は向こうの部屋に隠れろ!」
向こうの部屋とは、和室のことだ
ヴィオラ「はい!」
二手に分かれて、それぞれの目的地へ走る。ヴィオラは、和室に着き真っ先に押し入れに向かって中に隠れる
ヴィオラ「また、よろしくね…っ!」
先ほど使った布団に向けて「よろしく」と言って、布団で身を隠す。
………ドクン………ドクン……………
静寂な館に、自分の鼓動だけが鳴り響く……
……………
……………………………
ヴィオラ「……こっちに来てない……かな………」
襖を少し開けて、部屋の様子を見る。見る限り、あの人形は来ていない。
ヴィオラ「よかった……いやでも、ティーダ先輩大丈夫かな………」
先ほどまで一緒にいたティーダのことを心配しながら押し入れから出る。部屋を出ようとしたが…………
ヴィオラ「……あれ…?」
和室にあるもう1つのドアが開いている。よく見ると、ドアノブが壊されている。
ヴィオラ「壊れてる……誰かが壊したのかな………とりあえず、行ってみよう…」
隣の部屋に入る。そこもちょっとした和室がある
ヴィオラ「ここも和室……もしかしたら、人形のパーツあるかな…?」
近くにある戸棚から調べる。開けても、特に何も入っていない………隣を見ても、何も入っていない。続いて、古そうなタンスを開ける。和服などが入っている
ヴィオラ「和服……しかも、まだ新しい………最近まで、誰か住んでいたのかな?……いや、でも…………そしたら、あの人形は?あの人形は一体……」
タンスのすべての引き出しを開けて見ても、やはり新しい和服ばかりだ。
ヴィオラ「やっぱり、全部新しい………ここの人も、あの人形に殺された…?でも…そしたら………一体誰が、最初に「帰れなくなる無人の館」って言い出したのかな…」
この状態だけじゃなく、この館の謎もどんどん深まっていく…確かにここには新しい物ばかり置かれている。ここの住人が引っ越すのなら、荷物はすべて持っていくはず。だが、持っていくどころか最近まで生活していた形跡もあり、新しい物ばかりある…ヴィオラの予想通り、殺されたという可能性がある。なら、他の人はそのことは知らないのに、何故「帰れなくなる無人の館」という噂が広まったのか………すべてが謎だ。
そんなことを考えながら、押し入れの方に向かい開けようとするが…いきなり開く。勢いよく
ヴィオラ「…っ!?」
ヴィオラは反射的に後ろに下がる。そして、押し入れに何があるのかじっと見る。すると、何かが出てきた。それは……
ラッシュ「ぶはぁっ!!はぁ…はぁ…アイツ、もういなくなったか…?」
ラッシュだ
ヴィオラ「ら、ラッシュ先輩!」
ラッシュ「あ、ヴィオラ!無事だったか!」
二人とも明るい表情になり、少し安心した顔になる
ラッシュ「お前、あれ見たか?」
ヴィオラ「はい……あと、これを読んでください」
ラッシュに手紙を渡す。そして、自分の知る限りのことを相手に伝える
ラッシュ「なるほど、人形な…」
ヴィオラ「どこかで見ませんでしたか?」
ラッシュ「んーと…ちょっと待ってろー」
と、先ほど隠れていた押し入れを漁る
ヴィオラ「いや、そんな適当に探しても…」
ラッシュ「あったぜ!!」
ヴィオラ「うそー!?」
ラッシュが左足のパーツを持って出てくる。ヴィオラは驚いた様子で
ヴィオラ「奇跡ですね…と、とりあえず!残りパーツは3つですね!」
と、相手から左足のパーツを受け取って人形にはめる
現在の生存者
ティーダ・クルニクス
ヴィオラ・マーガレット
ラッシュ・フルバスター
メル・キャロライン
ユミル・アスティン
現在所持しているパーツ
頭部
胴体
左足
To be continued
14/10/12 19:57更新 / 青猫