『前回までのあらすじ』

突如現れたハロウィン盗賊団。ミネコ達と勝負するが、全く歯が立たない。そして、うウィッチが橋を壊してしまった……ミネコ達は遠回りして、東の山を目指すことに



東の山に到着したミネコ達。山を登り始めている

アルセナ「なんか、歩きにくいな……」
エルナ「この山は昔、ちゃんとした山道だったらしいですよ。でも魔王が現れた影響でモンスターが凶暴化し、荒らしてしまったそうです…」

アルセナ「そうだったのか…」
ミネコ「ねぇ、ひとつ思ったんだけどさ…」
二人の方を向く

ミネコ「魔王はモンスターを凶暴化できるのに、なんで人間にはできないんだろうね？」
アルセナ「あ、確かに……」
エルナ「これはあくまで推測ですが…凶暴化すると、知能が低下するのでは…？」
ミネコ「あ、言えてるかも！考えなしに突っ込んできたりもするし…」
エルナの推測に頷く。モンスターでもそれなりに知能があるはずだが、凶暴化したモンスターはそういうのが見られない…

エルナ「魔王は人間を奴隷にしていたという話を聞いてます…それに、冒険家ではない一般の方とモンスターを比べても、人間の方が弱いと思われます…」
アルセナ「確かにな……魔王は人間を働かせてたっぽいしな…」
三人が進みながら話していると、目の前に植物型のモンスターが現れる

ミネコ「お、来たね！」

プラント×2
フォレストイーグル×1


三人とも武器を構える

ミネコ「私がイーグルをやるよ！」
アルセナ「了解！」
エルナ「わかりました！」

ミネコはイーグルに向かって走る。フォレストイーグルは勢いをつけて足で攻撃してくるが、ミネコはジャンプしてかわす。

ミネコ「いっけぇ！！『夜叉俥』ァッ！」
２回斬って、前に半回転して叩き落とす。イーグルは叩き落とされ、地面に落ちる。

ミネコ「よし、追い討ちをかける！」
イーグルに剣を突き刺そうとしたとき、プラントが蔦を伸ばしてミネコを掴む


ミネコ「わっ！？ちょっ、放して！」
プラントはそのまま、ミネコを投げ飛ばす

ミネコ「わぁぁっ！？下りじゃなくて上り側に投げてよー！」
エルナ「危ないっ！」
エルナがキャッチする

ミネコ「あはは、ごめんごめん…ナイスキャッチ、ありがとっ！ 」
エルナ「いえいえ…」
親指をたてて話すミネコをわ下ろして、再び武器を構える

アルセナ「ミネコ、もっと周りをよく見て戦えよ！」
ミネコ「わかってるわかってる！」
再びプラントが蔦を伸ばしてくるが、ミネコはよく見てかわして、フォレストイーグルの元へ

ミネコ「『流影閃』！」
イーグルにトドメを刺す。アルセナ達も、プラントを倒した


ミネコは『双剣士』に昇格した

ミネコ「あ、私双剣士になったよ！」
アルセナ「お、すごいな！」
エルナ「これから、もっと強くなりますね！」

移動してる途中に、自分のステータスを確認する

Job・双剣士
剣士

<スキル>



ミネコ「やっぱり、スキルはなにも覚えてないなぁ……まぁ、前の現状が使えるだけマシかな」
メニューを閉じて何気なく空を見上げると、もう暗くなりかかってる

ミネコ「ねぇ、もう暗くなりかかってるけど…今日中に下るのは無理かな？」
アルセナ「できることはできるが、今日中に街に行くのは無理だな…」

エルナ「あ、近くに山小屋がありますよ。あそこで一夜過ごしますか？」
ミネコ「まぁ、野宿よりはマシかな…よし、山小屋で過ごそう！」

三人は、山小屋で一夜過ごすことにした



つづく