第5話
家に到着した二人。そこで、カムイに悪魔と遭遇したことを話した。
カムイ「悪魔と戦ったのか…!?」
悪魔と戦いになったことに驚き、心配してる顔になる。
カムイ「どこも怪我してないか?」
ノノ「うん…ベルがいてくれたから」
心配させないように、笑みを浮かべながらノノは言う。服の袖から、ベルが目を出す。
ベル「初めて完全体の悪魔を見たが、大したことはなかった…」
カムイ「それならいいんだけど…天使と悪魔、両方から狙われるようになるとはな…」
天使から狙われることは知っている。今まで、天使にバレないようにしてきたから。今度は、悪魔も気を付けなければならない…
ベル「だが、悪魔も数が減っているはず。天使がいるから……悪魔はそこまで心配しなくても大丈夫だろう。もし遭遇することがあるなら、また我が倒す」
ノノ「ありがと、ベル…」
笑みを浮かべてベルを見る。カムイも「本当にありがとうな」と、お礼を言った。その後に、別の話を切り出す。
カムイ「それにしても、悪魔も天使も……どうやって増えてるんだろう?」
減ったりしてることはわかるが、どちらもあまり減ってない…どうやって増えてるのかは、ほとんどの人が知らないだろう。
ベルがカムイの方を向いて
ベル「悪魔は、人間に自分の力を流し込んで悪魔にしているのだ。ノノにも話したが…我々のような異例な存在でも、その悪魔になる条件は当てはまるのだ。」
カムイ「そうなのか…!?」
ベルから悪魔になる条件を聞いたカムイは驚いている。
ノノ「天使はどうなの?」
ベル「すまない、それはわからないのだ……」
カムイ「…ベルは、ノノに力を送ることはできるのか…?」
不安そうな表情でベルを見るカムイ。ベルはカムイの方を向き
ベル「…あぁ、できる。だが、安心してくれ…我はそのようなことはしない。そのようなことをしたら、ノノと我は本物の悪魔になってしまう………」
カムイ「そうか……」
翌日の朝9時。
依頼が入ったため、ノノ達は出掛ける準備をしていた。
カムイ「…ノノ…無理して、出掛けなくてもいいぞ…?」
ノノの目線に合う高さにしゃがみ、心配そうな表情でノノにそう言った。ノノは黙って首を横に振り、口を開く。
ノノ「全然無理なんてしてないよ。天使には見つかることはないと思うし、悪魔が現れたらベルが守ってくれるから…」
安心させようと、笑顔でそう言った。
カムイ「そっか……なにかあったら、俺にも言うんだぞ?」
ノノ「…うん!」
ノノ達は、出掛けた。
町から少し離れた、小さな村に到着したノノ達。
依頼人の家に入り、依頼人と話をしている二人。ノノに関しては、黙ってそれを聞いていた………
するとベルが、ノノの左手を耳元まで持ち上げる。周りに聞こえないようにするためだろう。
ベル「ノノ…近くに天使の反応がある。」
ノノ「…!」
ベル「恐らく、向こうは気づいている…真っ直ぐこちらに進んでいるからな。村から出た方がいい…」
それを聞くと、立ち上がったノノ。依頼人とカムイは、不思議そうに見ている。
カムイ「どうした、ノノ?」
ノノ「えっと…ちょっと、外に行ってくるね!」
そう言って、カムイの返事も聞かず外へ出ていった…
ノノ「はぁ…はぁ…」
走って村から抜け出したノノとベル。ベルは、天使がいるであろう方向を向いている。
ベル「…まずいな…」
ノノ「え…なにが…っ…?」
一旦止まって、ベルを見る。ベルは、天使がいる方向を見ながら、答えた
ベル「恐らく奴は、飛んできている……
もう、すぐそこまで来ている。」
つづく
カムイ「悪魔と戦ったのか…!?」
悪魔と戦いになったことに驚き、心配してる顔になる。
カムイ「どこも怪我してないか?」
ノノ「うん…ベルがいてくれたから」
心配させないように、笑みを浮かべながらノノは言う。服の袖から、ベルが目を出す。
ベル「初めて完全体の悪魔を見たが、大したことはなかった…」
カムイ「それならいいんだけど…天使と悪魔、両方から狙われるようになるとはな…」
天使から狙われることは知っている。今まで、天使にバレないようにしてきたから。今度は、悪魔も気を付けなければならない…
ベル「だが、悪魔も数が減っているはず。天使がいるから……悪魔はそこまで心配しなくても大丈夫だろう。もし遭遇することがあるなら、また我が倒す」
ノノ「ありがと、ベル…」
笑みを浮かべてベルを見る。カムイも「本当にありがとうな」と、お礼を言った。その後に、別の話を切り出す。
カムイ「それにしても、悪魔も天使も……どうやって増えてるんだろう?」
減ったりしてることはわかるが、どちらもあまり減ってない…どうやって増えてるのかは、ほとんどの人が知らないだろう。
ベルがカムイの方を向いて
ベル「悪魔は、人間に自分の力を流し込んで悪魔にしているのだ。ノノにも話したが…我々のような異例な存在でも、その悪魔になる条件は当てはまるのだ。」
カムイ「そうなのか…!?」
ベルから悪魔になる条件を聞いたカムイは驚いている。
ノノ「天使はどうなの?」
ベル「すまない、それはわからないのだ……」
カムイ「…ベルは、ノノに力を送ることはできるのか…?」
不安そうな表情でベルを見るカムイ。ベルはカムイの方を向き
ベル「…あぁ、できる。だが、安心してくれ…我はそのようなことはしない。そのようなことをしたら、ノノと我は本物の悪魔になってしまう………」
カムイ「そうか……」
翌日の朝9時。
依頼が入ったため、ノノ達は出掛ける準備をしていた。
カムイ「…ノノ…無理して、出掛けなくてもいいぞ…?」
ノノの目線に合う高さにしゃがみ、心配そうな表情でノノにそう言った。ノノは黙って首を横に振り、口を開く。
ノノ「全然無理なんてしてないよ。天使には見つかることはないと思うし、悪魔が現れたらベルが守ってくれるから…」
安心させようと、笑顔でそう言った。
カムイ「そっか……なにかあったら、俺にも言うんだぞ?」
ノノ「…うん!」
ノノ達は、出掛けた。
町から少し離れた、小さな村に到着したノノ達。
依頼人の家に入り、依頼人と話をしている二人。ノノに関しては、黙ってそれを聞いていた………
するとベルが、ノノの左手を耳元まで持ち上げる。周りに聞こえないようにするためだろう。
ベル「ノノ…近くに天使の反応がある。」
ノノ「…!」
ベル「恐らく、向こうは気づいている…真っ直ぐこちらに進んでいるからな。村から出た方がいい…」
それを聞くと、立ち上がったノノ。依頼人とカムイは、不思議そうに見ている。
カムイ「どうした、ノノ?」
ノノ「えっと…ちょっと、外に行ってくるね!」
そう言って、カムイの返事も聞かず外へ出ていった…
ノノ「はぁ…はぁ…」
走って村から抜け出したノノとベル。ベルは、天使がいるであろう方向を向いている。
ベル「…まずいな…」
ノノ「え…なにが…っ…?」
一旦止まって、ベルを見る。ベルは、天使がいる方向を見ながら、答えた
ベル「恐らく奴は、飛んできている……
もう、すぐそこまで来ている。」
つづく
16/04/30 09:10更新 / 青猫