第十話「練習見学」
―――某月某日、彼は学校にいた―――
後藤「久しぶりの学校だな…」
ガラララ…
男子A「お、転校生だ!」B「よー!久しぶりだな!」
後藤「おう、陸也と鈴原は?」
男子A「陸也はまだ来てない、鈴原は剣道部室だ」B「そんなことより!謹慎なんて何してんだよ!俺はあの数学オヤジの説教食らいまくって仕方がなかったぜ!」
後藤「ははは…ごめんて、ちょっと下手打っただけさなんも心配ない」
???「まったく…そこら辺のチンピラを殴って謹慎ね…」
後藤「…長山の姉さん…お疲れ様です」スッ
学級委員長 長山春香(ながやましゅんか)「言っておくけど私らの方まで情報は行き届いてんの、少しは行動を抑えたらどうなんだい?」
後藤「ついしつこいもんでしたので…姉さんの顔汚してしまったのでしたら申し訳ありません」
そういって頭下げる後藤に
長山「いーのよいーのよ、謝罪なんて…元から覚悟はあったしこっちはこっちで書類書くのが面倒だからってだけ…まぁ自由なのもいいけど羽目を外しすぎない事、以上!ほら、さっさと席座んなあの数学オヤジのお怒り喰らいたくないでしょ」
そういって手で払う動作を見せ
後藤「はい…わかりました」
そういって座る
―――しばらくして放課後―――
後藤「終わった…久々の学校は疲れるな、さて…帰るか」スッ
バッグをもって立ち去ろうとすると
ピロロロロロロ!ピロロロロロロ!
後藤「電話…」(非通知だ、だれから?)「もしもし…?」
???「あ!出た!私だよ!」
後藤「…穂乃果?お前何で俺の電話番号を…」
高坂「えへへ、朝ね陸也さんに教えてもらったんだ!」
後藤「陸也が?」
―――回想―――
朽木「俺と明日斗の電話番号だ、何かあったらそいつに電話かけりゃいいそれじゃ!」「あ、ついでに他の奴にも渡しとけ!」
―――現実―――
後藤(とでもいったんだろうか、まったく…人の電話番号勝手にばらさないでほしいもんだ)「…で、何の用だ?」
高坂「そうそう!昨日の話覚えてる?あれってどうなったの?」
後藤「昨日の…ああ、はいはいアレな」「大丈夫だ、きっちり話はつけておいた」
高坂「ほんと!?よかった!それで場所はどこなの?」
後藤「神保町にある音楽スタジオだ、使うときは俺の名前を言えば入れるはずだぜ」
高坂「わかった!今日使わせてもらうねー!」
後藤「はいはいよ、そんじゃな」
ピッ
後藤(早速使うのか…しばらくしたら様子を見に行こう、多分全員いるであろう)
―――で、しばらくして―――
後藤「さて、さっそく行ってみるか…もう帰ってないといいけど」
―――音楽スタジオ―――
後藤「よ!やってるかー?」ガチャ
高坂「あ!着た!本当にありがとうね!こんないい場所を用意してもらっちゃって…」
後藤「いいってことよ…それより、俺よりお前の方が苦労したんじゃない?学校やらに許可とか必要なんじゃない?」
高坂「そこは大丈夫!絵里ちゃんに色々手伝ってもらったから!」グッ
親指を立てて笑顔を見せる穂乃果
後藤「絵里ち?ああ、そういえば絵里ちって生徒会長だっけか、流石だねぇ、生徒会長すらも惹きつけるなんてな俺にはできない芸当だ」
南「それは違うよ、明日君」
後藤「え?」
園田「絵里も音ノ木坂学院の廃校を阻止しようと必死に動いていました、確かに穂乃果の行動なくして絵里の加入はなかったとは思いますが…一番大きいのはその気持ちです」
高坂「それにシャムさんも君に感謝してた様子だったよ…言葉にはしてなかったけどね」
後藤「…ふっそっか」「さて、辛気臭い話はここまで!」パンパン!「せっかく俺がここまでしてやったんだ、ちゃんと元を取ってくれねぇとなぁ?」
高坂「お、おぉ…」
後藤「お前ら、しっかり練習してくれよ?お前らだったら絶対に学校を救えるはず…いやむしろ入学希望者を上げるぐらいまでできるはずだ!」「上を目指していけ!」
矢澤「へえ、あんたがこんなこと言うなんて少し見直したわ」
後藤「だろ?まぁ普段こんなこと言うタチじゃないけどな」「それじゃあみんな頑張れー!」
ファイトー!オー!
―――練習中―――
後藤「はい一年生組お疲れー、次はー?」チラッ
絢瀬「次は私たちの番ね、頑張りましょう!」
東條「そうやね、がんばろにこっち!」
矢澤「言われなくても!」
後藤「頑張れー、一年生組はなんか飲み物買って来い、金なら出せるから」
星空「いいのかにゃ?ここまでしてもらって」
後藤「いーのよいーのよ、乗り掛かった船だどうせなら最大限フルに手伝わねぇとな…はい千円」
西木野「それじゃあお言葉に甘えて、いこ花陽」
千円をもらって
小泉「うん、それじゃいただきますっ」
後藤「いってらーん…しょっと」
軽く手を振って胡坐をかく
後藤「ふしゅーっ…頑張ってんなぁ」
高坂「ねぇそういえば後藤君ってさ」
後藤「ん?どした?」
高坂「ダンスってできるの?」
後藤「…ダンス?」
―――つづく―――
後藤「久しぶりの学校だな…」
ガラララ…
男子A「お、転校生だ!」B「よー!久しぶりだな!」
後藤「おう、陸也と鈴原は?」
男子A「陸也はまだ来てない、鈴原は剣道部室だ」B「そんなことより!謹慎なんて何してんだよ!俺はあの数学オヤジの説教食らいまくって仕方がなかったぜ!」
後藤「ははは…ごめんて、ちょっと下手打っただけさなんも心配ない」
???「まったく…そこら辺のチンピラを殴って謹慎ね…」
後藤「…長山の姉さん…お疲れ様です」スッ
学級委員長 長山春香(ながやましゅんか)「言っておくけど私らの方まで情報は行き届いてんの、少しは行動を抑えたらどうなんだい?」
後藤「ついしつこいもんでしたので…姉さんの顔汚してしまったのでしたら申し訳ありません」
そういって頭下げる後藤に
長山「いーのよいーのよ、謝罪なんて…元から覚悟はあったしこっちはこっちで書類書くのが面倒だからってだけ…まぁ自由なのもいいけど羽目を外しすぎない事、以上!ほら、さっさと席座んなあの数学オヤジのお怒り喰らいたくないでしょ」
そういって手で払う動作を見せ
後藤「はい…わかりました」
そういって座る
―――しばらくして放課後―――
後藤「終わった…久々の学校は疲れるな、さて…帰るか」スッ
バッグをもって立ち去ろうとすると
ピロロロロロロ!ピロロロロロロ!
後藤「電話…」(非通知だ、だれから?)「もしもし…?」
???「あ!出た!私だよ!」
後藤「…穂乃果?お前何で俺の電話番号を…」
高坂「えへへ、朝ね陸也さんに教えてもらったんだ!」
後藤「陸也が?」
―――回想―――
朽木「俺と明日斗の電話番号だ、何かあったらそいつに電話かけりゃいいそれじゃ!」「あ、ついでに他の奴にも渡しとけ!」
―――現実―――
後藤(とでもいったんだろうか、まったく…人の電話番号勝手にばらさないでほしいもんだ)「…で、何の用だ?」
高坂「そうそう!昨日の話覚えてる?あれってどうなったの?」
後藤「昨日の…ああ、はいはいアレな」「大丈夫だ、きっちり話はつけておいた」
高坂「ほんと!?よかった!それで場所はどこなの?」
後藤「神保町にある音楽スタジオだ、使うときは俺の名前を言えば入れるはずだぜ」
高坂「わかった!今日使わせてもらうねー!」
後藤「はいはいよ、そんじゃな」
ピッ
後藤(早速使うのか…しばらくしたら様子を見に行こう、多分全員いるであろう)
―――で、しばらくして―――
後藤「さて、さっそく行ってみるか…もう帰ってないといいけど」
―――音楽スタジオ―――
後藤「よ!やってるかー?」ガチャ
高坂「あ!着た!本当にありがとうね!こんないい場所を用意してもらっちゃって…」
後藤「いいってことよ…それより、俺よりお前の方が苦労したんじゃない?学校やらに許可とか必要なんじゃない?」
高坂「そこは大丈夫!絵里ちゃんに色々手伝ってもらったから!」グッ
親指を立てて笑顔を見せる穂乃果
後藤「絵里ち?ああ、そういえば絵里ちって生徒会長だっけか、流石だねぇ、生徒会長すらも惹きつけるなんてな俺にはできない芸当だ」
南「それは違うよ、明日君」
後藤「え?」
園田「絵里も音ノ木坂学院の廃校を阻止しようと必死に動いていました、確かに穂乃果の行動なくして絵里の加入はなかったとは思いますが…一番大きいのはその気持ちです」
高坂「それにシャムさんも君に感謝してた様子だったよ…言葉にはしてなかったけどね」
後藤「…ふっそっか」「さて、辛気臭い話はここまで!」パンパン!「せっかく俺がここまでしてやったんだ、ちゃんと元を取ってくれねぇとなぁ?」
高坂「お、おぉ…」
後藤「お前ら、しっかり練習してくれよ?お前らだったら絶対に学校を救えるはず…いやむしろ入学希望者を上げるぐらいまでできるはずだ!」「上を目指していけ!」
矢澤「へえ、あんたがこんなこと言うなんて少し見直したわ」
後藤「だろ?まぁ普段こんなこと言うタチじゃないけどな」「それじゃあみんな頑張れー!」
ファイトー!オー!
―――練習中―――
後藤「はい一年生組お疲れー、次はー?」チラッ
絢瀬「次は私たちの番ね、頑張りましょう!」
東條「そうやね、がんばろにこっち!」
矢澤「言われなくても!」
後藤「頑張れー、一年生組はなんか飲み物買って来い、金なら出せるから」
星空「いいのかにゃ?ここまでしてもらって」
後藤「いーのよいーのよ、乗り掛かった船だどうせなら最大限フルに手伝わねぇとな…はい千円」
西木野「それじゃあお言葉に甘えて、いこ花陽」
千円をもらって
小泉「うん、それじゃいただきますっ」
後藤「いってらーん…しょっと」
軽く手を振って胡坐をかく
後藤「ふしゅーっ…頑張ってんなぁ」
高坂「ねぇそういえば後藤君ってさ」
後藤「ん?どした?」
高坂「ダンスってできるの?」
後藤「…ダンス?」
―――つづく―――
16/04/17 17:02更新 / アンフィニ