後藤明日斗編第一話「想像もつかぬ勘違い」
―――11月17日休憩時間1・屋上―――
後藤「ふぁ〜…」
後藤(まったく…眠たいから屋上でスッキリしようと思ったら…やべーほど冷えてんな、逆に眠たくなってくるわ)
???「ごめん、待たせちゃったね」
後藤「はい?」
事が後ろを振り向くとそこには…
後藤「あ…も、森島先輩!?」
森島「どうしてそんなに驚いているの?ここを指定したのは君じゃない」
後藤「は、はいぃ?」
後藤(もしかして誤解されているのか?…まぁふりをしてみるか)
後藤「いや、すんません忘れてましたわ…」
森島「もう、しっかりしてよ」
後藤「ハハハ…すまんせん、気を付けますわ」
森島「それじゃぁ…さっくり行くけど…」
後藤「はい」
森島「すごく情熱的なお手紙でめまいがするほどびっくりしたんだけど…」
後藤(あ、フラグだわこれ)
森島「ごめんなさい、貴方とは御付き合いできません」
後藤(ですよねー)
森島「なんかね…こう、ズッガーーンってこなかったから」
後藤「ズッガーーンて…」
森島「だから…ごめんね」
そう言って走り去っていく森島の背中を見つめて後藤はふと思った
後藤(今、振られたな俺…何だろうな、振られた奴の気持ちがすげー分かるわ、うん…多分人違いだとは思うが…まぁいっか、さっさと教室もどんねーと)
―――教室・二時間目途中―――
高橋「これ、分かる人いる?」
後藤(む…ムズすぎるっ!英語とかマジ無いわ―だな…そういえば中学校の頃の英語の先生…もう退職したんだよな、佐々木先生…中学の頃真面目にやっときゃよかった…)
???「おい、後藤さぁこれ分かるか?」
後藤「あ?…ああこれか、むずいよなぁ…コレ」
コイツは新井和弘、この高校は行って知り合ったツレだちなみに彼女持ち…これだけは本当に気にくわない
高橋「いないようなので後藤君!これ分かる?」
後藤「No kidding!?(嘘だろ!?)」
キーンコーンカーンコーン…
―――休憩時間2・教室―――
後藤「あーマジで無いわーだな…英語とかホントマジで」
新井「ドンマイ、…あれ、廊下が妙に騒がしいな様子見に行ってくるわ」
後藤「ほいほ〜い、じゃー俺は大人しく次の準備をしてま…」
新井「大変だぞ!後藤!」
後藤「なんだぁ?騒がしい…どれ俺自ら見に行ってやるか」
ガラ…
後藤「で?その大変な事態っつーのは…」
森島「うーん…この子じゃないなぁ」
塚原「じゃあ…そこの髪の短い子は?」
森島「その子でもないなぁ…」
後藤「ほーほー誰かを御捜し中のようだな…どれ少し手伝ってみるか」スタスタ
新井「お、オイ!」
後藤「誰かをお探しのようですね…私も手伝いましょうか?」
塚原「え?」
森島「あ…」
後藤「どうも、だれかお探しのようですが」
森島「この子だったかなぁ…それとも隣の子だったか…」
塚原「まったくもう…」
塚原「あ、挨拶もしないでごめんね私は3-Aの塚原ひびきここにいる間抜けの保護者みたいなものかな」
森島「……ひどいなぁひびき、間抜けは言い過ぎじゃない間抜けは」
塚原「丁度いいくらいだと思うけど?…あ、ごめんねちよっと事情があってはるかと屋上で話したと思われる下級生を探しているの…あ、はるかの紹介は要らないよね?」
後藤「もちろん…そしてその下級生とは私の事ですな」
塚原「え?…本当に?」
後藤「もちろん、そこにいる森島先輩は記憶があやふやなようで…森島先輩つ、ズッガーーンという言葉に聞き覚えは?」
森島「ズッガーーン…ああ!君だ!君だよ!そう!ズッガーーンだね!だんだん思い出してきたよ!」ポンポン
後藤の胸板をポンポンと叩き顔を見上げる
塚原「ちょっと場所を移そうか…いい?」
後藤「もちろん、新井お前はすこーしそこらへん監視しててくれ、目の敵にされてる」
新井「オケオケ、行ってきな」
後藤「それじゃあ行きましょか」
―――屋上―――
後藤「大体予想はついてはいたが…やっぱり人違いだったか」
塚原「簡単に言うとそうなるかな」
森島「屋上でこそこそしてたから確認もせずに話しかけちゃったの」
森島「ごめんね…あ、何君かな」
後藤「後藤明日斗、2-Aです、以後お見知りおきを」
森島「ごめんね…すごい嫌な思いさせちゃったよね」
塚原「こう見えてもすごく反省してるんだ、許してくれる?」
後藤「別に大丈夫です、問題ありません」
森島「良かった…後藤君は優しいねぇ」
後藤「それほどじゃあないですよ…それに…屋上で勘違いされるような行動をとった私も悪い…そして告白の返事をしている途中にはっきりと違うと言わなかったのも悪いこう見方を変えれば私が悪いことになる」
森島「あ…そうか」
後藤「とりあえず…どうもすいませんでした」
後藤は深く頭を下げる
森島「グッード、いいお返事だよ後藤君」
塚原「ふふっ」
森島「どうしたのひびき」
塚原「いや…後藤君は本当に素直で優しいなって」
後藤「何故?悪いことをしたら謝る、今回の件、森島先輩は何も悪くないしむしろ勘違いする行動をとった私が悪いんです」
塚原「変わった見方をするわね…なにあともあれ問題解消ね」
キーンコーンカーンコーン…
後藤「マジぃ!さっさと戻らんと!先輩たちも急いだ方がいいですよ!」
塚原「私達は間に合うけど…後藤君はどうするの?」
後藤「かくなる上は…飛び降りる!」
そう行ってフェンスに向かって走っていく
森島「え!?」
塚原「待って!」
後藤「とう!」
バリーン!
フェンスを飛び越えて二階の窓を突き破る
後藤「あたたた…我ながら無茶をするなぁ…小学の頃を思い出すよ」
後藤(さて…さっさと教室に戻るか…)
―――第一話完―――
後藤「ふぁ〜…」
後藤(まったく…眠たいから屋上でスッキリしようと思ったら…やべーほど冷えてんな、逆に眠たくなってくるわ)
???「ごめん、待たせちゃったね」
後藤「はい?」
事が後ろを振り向くとそこには…
後藤「あ…も、森島先輩!?」
森島「どうしてそんなに驚いているの?ここを指定したのは君じゃない」
後藤「は、はいぃ?」
後藤(もしかして誤解されているのか?…まぁふりをしてみるか)
後藤「いや、すんません忘れてましたわ…」
森島「もう、しっかりしてよ」
後藤「ハハハ…すまんせん、気を付けますわ」
森島「それじゃぁ…さっくり行くけど…」
後藤「はい」
森島「すごく情熱的なお手紙でめまいがするほどびっくりしたんだけど…」
後藤(あ、フラグだわこれ)
森島「ごめんなさい、貴方とは御付き合いできません」
後藤(ですよねー)
森島「なんかね…こう、ズッガーーンってこなかったから」
後藤「ズッガーーンて…」
森島「だから…ごめんね」
そう言って走り去っていく森島の背中を見つめて後藤はふと思った
後藤(今、振られたな俺…何だろうな、振られた奴の気持ちがすげー分かるわ、うん…多分人違いだとは思うが…まぁいっか、さっさと教室もどんねーと)
―――教室・二時間目途中―――
高橋「これ、分かる人いる?」
後藤(む…ムズすぎるっ!英語とかマジ無いわ―だな…そういえば中学校の頃の英語の先生…もう退職したんだよな、佐々木先生…中学の頃真面目にやっときゃよかった…)
???「おい、後藤さぁこれ分かるか?」
後藤「あ?…ああこれか、むずいよなぁ…コレ」
コイツは新井和弘、この高校は行って知り合ったツレだちなみに彼女持ち…これだけは本当に気にくわない
高橋「いないようなので後藤君!これ分かる?」
後藤「No kidding!?(嘘だろ!?)」
キーンコーンカーンコーン…
―――休憩時間2・教室―――
後藤「あーマジで無いわーだな…英語とかホントマジで」
新井「ドンマイ、…あれ、廊下が妙に騒がしいな様子見に行ってくるわ」
後藤「ほいほ〜い、じゃー俺は大人しく次の準備をしてま…」
新井「大変だぞ!後藤!」
後藤「なんだぁ?騒がしい…どれ俺自ら見に行ってやるか」
ガラ…
後藤「で?その大変な事態っつーのは…」
森島「うーん…この子じゃないなぁ」
塚原「じゃあ…そこの髪の短い子は?」
森島「その子でもないなぁ…」
後藤「ほーほー誰かを御捜し中のようだな…どれ少し手伝ってみるか」スタスタ
新井「お、オイ!」
後藤「誰かをお探しのようですね…私も手伝いましょうか?」
塚原「え?」
森島「あ…」
後藤「どうも、だれかお探しのようですが」
森島「この子だったかなぁ…それとも隣の子だったか…」
塚原「まったくもう…」
塚原「あ、挨拶もしないでごめんね私は3-Aの塚原ひびきここにいる間抜けの保護者みたいなものかな」
森島「……ひどいなぁひびき、間抜けは言い過ぎじゃない間抜けは」
塚原「丁度いいくらいだと思うけど?…あ、ごめんねちよっと事情があってはるかと屋上で話したと思われる下級生を探しているの…あ、はるかの紹介は要らないよね?」
後藤「もちろん…そしてその下級生とは私の事ですな」
塚原「え?…本当に?」
後藤「もちろん、そこにいる森島先輩は記憶があやふやなようで…森島先輩つ、ズッガーーンという言葉に聞き覚えは?」
森島「ズッガーーン…ああ!君だ!君だよ!そう!ズッガーーンだね!だんだん思い出してきたよ!」ポンポン
後藤の胸板をポンポンと叩き顔を見上げる
塚原「ちょっと場所を移そうか…いい?」
後藤「もちろん、新井お前はすこーしそこらへん監視しててくれ、目の敵にされてる」
新井「オケオケ、行ってきな」
後藤「それじゃあ行きましょか」
―――屋上―――
後藤「大体予想はついてはいたが…やっぱり人違いだったか」
塚原「簡単に言うとそうなるかな」
森島「屋上でこそこそしてたから確認もせずに話しかけちゃったの」
森島「ごめんね…あ、何君かな」
後藤「後藤明日斗、2-Aです、以後お見知りおきを」
森島「ごめんね…すごい嫌な思いさせちゃったよね」
塚原「こう見えてもすごく反省してるんだ、許してくれる?」
後藤「別に大丈夫です、問題ありません」
森島「良かった…後藤君は優しいねぇ」
後藤「それほどじゃあないですよ…それに…屋上で勘違いされるような行動をとった私も悪い…そして告白の返事をしている途中にはっきりと違うと言わなかったのも悪いこう見方を変えれば私が悪いことになる」
森島「あ…そうか」
後藤「とりあえず…どうもすいませんでした」
後藤は深く頭を下げる
森島「グッード、いいお返事だよ後藤君」
塚原「ふふっ」
森島「どうしたのひびき」
塚原「いや…後藤君は本当に素直で優しいなって」
後藤「何故?悪いことをしたら謝る、今回の件、森島先輩は何も悪くないしむしろ勘違いする行動をとった私が悪いんです」
塚原「変わった見方をするわね…なにあともあれ問題解消ね」
キーンコーンカーンコーン…
後藤「マジぃ!さっさと戻らんと!先輩たちも急いだ方がいいですよ!」
塚原「私達は間に合うけど…後藤君はどうするの?」
後藤「かくなる上は…飛び降りる!」
そう行ってフェンスに向かって走っていく
森島「え!?」
塚原「待って!」
後藤「とう!」
バリーン!
フェンスを飛び越えて二階の窓を突き破る
後藤「あたたた…我ながら無茶をするなぁ…小学の頃を思い出すよ」
後藤(さて…さっさと教室に戻るか…)
―――第一話完―――
15/01/30 18:07更新 / アンフィニ