第13話 閑話「発進!東威凰」「プロトKVSおじ様」 第13話 その1 「発進!東威凰」 それはダークエンジェルのある日の出来事でした 「完成ですぅ〜〜」 ダークエンジェル機械技師マムの声がこだました 「遂に完成したですぅ〜〜可変合体巨大ロボ 究極機神!東威凰(アズマイオー)」 ダークエンジェル内で歓声があがる 「あの…なんで東威凰なの?」 指令代理であり衣緒くんが尋ねた 「… …… ……… 衣緒くんが、メインパイロットです〜〜」 マムにむりやりコックピットに乗せられる衣緒 「って、これ動かないですよ〜」 「そうです!これは戦士の力で動くんです!」 「戦士の力…はぁ まーとりあえず、鳴り響け!僕のメロス!!」 「あの…そのセリフに何か意味あるんですか?」 「いや、なんとなく」 衣緒は額に天使の刻印を浮かべ天使の力を解放した 「発進するです〜〜 丁度敵さんも現れたみたいです〜〜」 マムはノリノリであった 「…羽山さん、本当にこんな子が技師長でいいんですかー」 衣緒の悲痛の叫び虚しく強制発進される衣緒マシーン コロンコロン 何かが落ちた 「?なんですか?」 「マム、それ動力部のネジやん」 八神博士は眠そうに言った 「あ… えーと、きっと大丈夫ですよ〜〜」 「ノエル殿本当にダークエンジェル共は現れるんですか?」 ガンゼリシアは新しい幹部、ノエルと共に 新型のオーガマシンを使い、エネルギー源の確保に当っていた 「新型のオーガマシンは従来のマシンに比べ大型にはなったが 性能と安全性は確保されています 特に使徒の心臓をコアに使う事で その戦闘能力は非常に高いです」 ノエル達は遠くから新型の活躍を見守っていた 「衣緒くん!敵オーガマシン確認」 威凰マシン2号に乗り込んでるミコトが言った 「合体しましょう!」 同じく3号機搭乗のレイカ 「あの〜本当に合体とか大丈夫なんですかぁ〜」 4号機に乗る望ちゃんは心配でいっぱいだった 「じゃみなさん行きます!! クロスファイト!!アズマイオーーーー ぽちっとな」 衣緒の掛け声で4機のマシンは可変合体を開始する 「あれ動かないよ?」 「…これ壊れてますよ〜〜」 「だから言わんこっちゃない」 ミコト、レイカ、望ちゃん達は焦っていた いや、呆れて居るのか 「ガオーー」 「うわーーやばいよ」 敵オーガマシンが襲ってきたその時だった 「ブーストンナックル!!」 レイカの乗った腕部が外れ、敵に攻撃をかける 「誰??」 「て言うか、勝手に飛ばさないで下さい〜〜」 「どーやら、操縦は俺のコックピットでしか出来無いらしい、 皆は休んでてくれ」 衣緒の声がみんなのコックピットに響く 「て言うか、性格変わってるし」 「こんなヤツが操縦して大丈夫なんだろーか」 「許さないぞ!」 衣緒の気迫は最高潮にあがっていた 「あれは?」 ガンゼリシア達は出現した巨大ロボを傍観していた 「ダークエンジェルの新型…と言った所でしょう」 ノエルは冷静に言った 「此間の東葉月の機体と同格ならば、厄介だな」 「東葉月…ソードブレイカーか」 ノエルは葉月の名に何かを思っていた ノエルは葉月を知っていた 娘の先輩にあたる葉月を、ノエルの娘である乃絵美が慕っており、 よく店に連れて来ていたのである そうノエル事、神山すだちの経営するファミリーレストラン カミ・ヤーマに… 東威凰と、オーガマシンの壮絶?な戦いは続く 「こうなったら! サイキック斬で行く!みんなの命俺が預かる!」 衣緒の掛け声と共に、東威凰は拳を翳すが… 「あれ??動かないぞ??」 動力炉が停止し、動かなくなる東威凰… ドカンドカンドカン 見事にオーガマシンにけちょんけちょんにやられる 「衣緒のバカ〜〜〜ちゃんと動かせよーー」 ミコトの毒舌がこだまする 「まーこんなとこだと思ってたですけど」 その時だった ドカーン 葉月の乗るシャドーブレイカーの一刀がオーガマシンを切り裂く 「まったく、衣緒は情けないなー」 葉月は東威凰を守るように前に立つ 「葉月〜〜」 衣緒の情けない声がこだまする 「はぁー まったく困った連中だよ、まったく おじ様、ユノウゼグノス発進OK?」 「あう、今知美さんに連絡したんで直来るよん」 「ユノウゼグノス反応を感知 合体モードに移行します」 「了解!おじ様!ララ行くよ」 葉月はそう言うと、地下から出現したグランバース (人型白兵戦専用巨大兵器)とドッキングする 「来たか、東葉月 オーガマシンアックスよ、ソードブレイカーを粉砕するのだ」 ガンゼリシアの激励が飛ぶ 「ハヅたん、使徒の心臓を確認したお 胸部の中央にあるみたいだから 回収するのだ〜」 おじ様の指示で必殺の一撃を咥える葉月 ユノウゼグノスの大型の腕を大ぶりにふり、インパクト時に 爆発させる事で必殺の一撃とするその技はオーガマシンを一撃で粉砕する 「コアを確認、回収します」 ララは抜き出したコアをグランバース腹部に保管、回収した。 「さてと、まったく衣緒は役にたたないんだから」 「ごめんなさい」 葉月はそう言うと、グランバースでぼろぼろの東威凰を抱きかかえ 基地へと帰還した 「ノエル殿 あれが、ソードブレイカー東葉月の力です」 ガンゼリシアは現状をノエルに説明する 「我々の計画の最大の難関はダークエンジェルなどではなく ソードブレイカー東葉月なのです」 「だが、妙ですね ソードブレイカーの持つ武装に対し ダークエンジェルの技術が遥かに劣っている… ソードブレイカーに技術提供してる存在が居る と考えるべきですね」 ノエルは今までの戦いを冷静に分析する 「では、その提供者こそ」 「はい、我々の最大の敵…と言う事ですね」 「しかし…それは一体何者」 「あうぅ〜〜ひどいです〜〜」 壊れまくった東威凰を涙を流し悲しむマム 「あの一つ聞いても良いですか」 衣緒が八神博士に尋ねた 「なに?」 「これ作るのに、幾らかかりました?」 「…まーえーやないか〜〜あはははは」 八神博士は衣緒の肩をぽんぽん叩き 誤魔化した 「また、闇資金使ったんですね〜〜〜 羽山さんになんて報告すればいいんだ〜〜」 ふんだりけったりの衣緒であった 「久しぶりね、ノエル いえ、ヤミ・ヤーマ=ノエル それとも、今は天使会の新たな使徒ノエルかしら?」 ノエルの前にセイレンが姿を現す 「ヤミ・ヤーマ=カイン…セイレンか 何のようだ」 「何のようとは、挨拶ね 今貴方が狙ってる東葉月の事を教えてあげようと思ったのに」 「何?」 ノエルはセイレンの言葉に反応した 「あの子はね〜イヴの洗礼を受けた子なの」 「イヴだと…」 「そう、あのイヴを殺した人間」 「!バカな、イヴを殺す事など」 「確かにイヴは不滅の存在、殺す事なんて いや、死と言う言葉自体意味をなさない しかし、東葉月はイヴのアイテムを用いそれを遂行した もっとも、今では既に再生してるんだけどね」 「つまりは、東葉月はそれだけの力を持つ者…だと」 「そして、アベルを倒したのも、あの子なの」 「なっ!あのアベルが倒された…だと」 「5人のヤミ・ヤーマの称号を得たものの一人が落ちた それがどう言う意味か分かるわね」 「ヤミ・ヤーマの名にかけて東葉月を葬れ…と」 「そう言う事ね、幸いリリスの邪魔は入らないようだし まーとりあえず、ラセリアのぼーやがこっちに来てるらしいけど とりあえずは、ファラリスは貴方に葉月の抹殺をお願いするとの事よ じゃ、伝えたからね」 「ラセリアまでもが、こっちに来てるのか… ファラリスは何を考えてるんだ? 或いは、天使会のメタトロンと何か関係が… いや、今は考えるのは止めよう 東葉月を葬る それが今の私のなすべき事だ 乃絵美の為にも… 裕紀…許せ お前の娘を救うためには…うぅ」 ノエルこと、神山すだちの苦悩は続く… 第13話その2「プロトKVSおじ様」 「でね〜〜個人的には〜FXより〜新の方がカッコいいと思うのよ〜」 「そーだな、FXはキャラ原案が鈴木氏だったから期待したんだが アニメが放送されると、キャラデザが本橋氏になってて絵が凄く微妙に… 何より双葉ちゃんの髪の毛の色が茶色くなってやがる!」 「そうそう!あれはムカついたねーー ロリ巨乳めがねっ娘で、ポニーの緑髪! それにどれだけ期待した事か(涙) て言うか、アイドルプロジェクトといい、鈴木氏がデザインすると 見事にコケるよね〜」 「おっ、俺は好きだったな〜アイドルプロジェクト」 「うん、主人公が可愛かったな〜デザイン的影響とかすげー受けた と言うか、あれに出てくるメイドの子って今見ても デザイン的遜色ないんだよね〜」 「俺は、和服の子が良かったな〜」 「おぃいいね〜〜」 おじ様と、漫研の部長であるプロト・Kはファミレス カミ・ヤーマで何時もの如くマニアックなオタク話に花を咲かせていた 「ちゅーかさ〜ヘットマスターズの時に大張が動画なのがさー 絶対お前原画マンより上手いじゃん〜みたいに思ってたと思うね〜」 「むしろ、ヘットマスターズのメカをキクチが原画やってた事実が笑える」 「ちゅーか、ニュータイプにサイメビが初めてセルになったの見た時 なんだこのキクチもどきの絵はーって思ったんだけど あの時から、ペン入れを他の人にやらせてたんだね〜麻宮=キクチはさー」 「あぁ俺も最初と言うか、最近まで、キクチと麻宮は別人だと思ってた」 「別人と言えば、ぽよよんろっくと〜」 二人の会話を隣りで半分呆れながら見てる葉月 「あー乃絵美〜コーラおかわりもらえるかな〜」 「あーはい、葉月先輩〜今お持ちしますね〜」 「うん、ありがと、乃絵美」 葉月は後輩であり、このファミレスのオーナーの娘である 神山乃絵美を偉く気に入っていた 「乃絵美くん、私にもコーヒーのおかわり頂けるかな」 「プロト先輩、もうおごりませんよ」 「あうぅ〜〜葉月たん〜〜もう1杯だけ〜〜」 プロトは葉月に涙ながら媚びたが、首は横に振られる 「しゃーないなー さーた〜ん、コーヒーくれ〜」 おじ様はウエイトレスをしている、さやかに言いつけた 「て言うか、忙しいんだか自分で取りに行きなさいよ このバカクマは!」 さやかはブツブツ言いながらコーヒーを持ってくる 「ごめんね〜さやかおじ様こう言うキャラだからさ〜」 「あーまー分かってるからいいよ」 「さて、先輩!やっぱり平野監督と言えば 魔境外伝レディウスだよね!あれも本橋が作画で泣いたね〜」 再びおじ様とプロトKのマニア話は続く 「葉月ちゃん、いらっしゃい」 葉月に優しく声をかけてくるのは、カミ・ヤーマのオーナー 神山すだちである 「あ〜すだちおじさまこんにちは〜」 「あーパパ、また葉月先輩ナンパしてる〜」 乃絵美が少しいじわるっぽく言うと、すだちは優しく微笑む 「でも、羨ましいな〜 乃絵美には、こんな優しいお父さんが居て」 葉月は少し寂しそうに言う 「何を言う!ハヅたんには俺が居るじゃないか!」 「いや、むしろ私がいるではないか!葉月くん」 おじ様とプロトKが葉月に迫る 「えぇ〜いうっとおしい」 「あうぅ〜〜ハヅたん〜〜」 「あうぅ〜〜葉月くん〜〜」 「まったく、困った人達なんだから って言うか、キミ達二人仲良すぎ!」 そんなこんなで、この二人の出会いのエピソードを語る事にしよう 葉月がまだ、おじ様と出会って間もない とある田舎町の玩具屋での出来事だった そこには、謎のガクランに身を包んだ男が居た その男の名はプロトK、伝説のレアコレクターである 「ぬ!これは!!今ではもう手に入らない 伝説のヤマト爆神の玩具でわないか!! あ〜ん田舎の玩具屋サイコ〜 ボケじいさんのお店サイコ〜」 当然それを手にしようとした時だった 「ぬぉ〜〜なんてマニアックなものが〜〜」 その場に居合わせたおじ様も同時に手が伸びる ピクピク 「おい、お前手を離せ」 プロトKはこめかみに血管を浮き立たせ言い放つ 「お前が離せよ」 おじ様も負けじと威嚇する 「お前にはこれの価値が分かるまい」 相手を見下したようにプロトKは言う 「お前みたいな青二才に何が分かると言うのだ 所詮は文献からの知識だろーよ」 当然おじ様も反撃に出る 「この私が文献の知識だと? では知ってるかキサマ ガンダムF91の先行チケットに 特別仕様BB戦士が付属していた事を」 「甘いな、それは400円で後に一般市販された 当然私も遊び用、保存用、改造用、プレゼント用 計4体購入済みだ」 「…クッ では、サムライトルーパーが何故1話分話数が減ったか知ってるか」 「放送事故により、同じ話数が2回放送された為」 「キサマ! では、アキハバラ電脳組の初期OPのつばめたんの髪の色は!」 「水色かかったうすい緑 ちなみに、髪型も微妙に登場時とは異なる 当時ラジオで林原めぐみが、ぽろっと漏らした アキハバラ電脳組に出る予定〜 あの一言にどれだけ絶望した事か… ハマる気満々だったのに… よりにもよって林原があの子の役かよー と正式発表前に絶望したものさ」 おじ様の目からは涙が流れた 「お前…分かるぞその気持ち!! 私とて、ノワールの主人公を男の子だと思い ハマる準備をしていたら、実は女の子で 終いにCVが桑島法子に何度首を吊ろうとした事か」 プロトの目にも涙が 「うぅ分かるぞその気持ち」 ひし〜〜〜二人は抱き合い大粒の涙を流す だが、その瞬間二人は距離を取り構える 「だが、それとこれとは話は別だ お前のマニア知識は認めよう だが、譲れん物もあるのだ!」 プロトKが本気の構えをおじ様に向ける 「ククク、ぼーや俺を誰だと思ってるんだ? 俺様にケンカ売るなんざ10000000億年経っても早いわ!!」 二人の息もつかぬ攻防が繰り返される 「究極奥義!!無双天神波〜〜〜〜」 プロトKの必殺の一撃がおじ様を直撃するが 「クククそんな技はなー幼稚園の頃に(大げさ)既に攻略済みじゃーー」 おじ様の惑星破壊爆弾がプロトKを襲う 「くっキサマ! こうなれば、我が最大奥義で」 「ククク望むところだ!!」 二人が最終攻撃の構えを取った時である ガツン!ガツン! 二人の脳天に怒りの拳が炸裂する 「あんたら!店主のおじいさんが困ってるだろ!!」 ケンカ両成敗、葉月の拳が二人を止めるのだった 「ハ…ハヅたん、止めないでくれ コレは男と男の避けられない、そう宿命の戦いなのさ!」 「…五月蝿い黙れ!」 葉月の一睨みがおじ様を縮こまらせる 「て言うか、おじいさんこれもう1個無いの?」 葉月は店主のじーさまにレア玩具の在庫を聞いた…すると 「はぁ〜それなら、ほらぎょーさんあるぞい」 じーさまはヤマト爆神の玩具をハコで持ってくる 「…て言うか、そんなにあるのかよーーー」 おじ様とプロトKの悲痛な叫びがこだました 「て言うか、ちゃんと後片付けしてくんだよ」 葉月は、はーやれやれとばかりに二人に言いつけた その時だった 「な…なんて美しい女性なんだ ぽわ〜〜〜ん」 プロトKは事もあろうか葉月に一目惚れしてしまう 「美しいお嬢さん、私とお付き合いして下さい」 プロトKは葉月の両手を掴み、交際を申し込むが 「なにぬかしとんじゃーーーー 俺の女に手だしてんじゃねーーーー」 おじ様のドロップキックがプロトKに炸裂する 葉月は何気に今の言葉にぽ〜っと頬を赤らめもじもじする 「いや〜んおじ様ったら〜葉月困っちゃう〜 ドキドキ新婚旅行はハワイがいいな〜」 意味不明の葉月の行動を尻目に、再びプロトKとおじ様は対峙する…が 「ちょっと、マテ お嬢さん、こんなぬいぐるみの何処が良いんですか て言うか、なんでぬいぐるみが喋れるんだよ!!」 「…ちゅーか、さっきから普通に話ししてたし」 葉月が突っ込むも 「…えーと、コラ!ぬいぐるみ お前とこの美しいお嬢さんは…いや あんた!この子の何なのさ!」 「港のよーこヨーコハマヨコスカ〜〜 じゃなくてーー ククク、俺様の勝ちだな!」 おじ様は葉月の肩に乗り、行き成り胸をもみ始める 「…(鼻血)…キサマ!!何をする!!」 プロトKは、ちょっとそれをじーっと見たかと思うと おじ様を指差し鼻血を止めながら言い放つ 「おじ様〜人前で恥ずかしいです〜 家に帰ってから〜葉月をいっぱい可愛がって下さい〜」 既に葉月には変なスイッチが入っていた 「ククク、この子はな!俺様の嫁じゃ!! ガーーーーハハハハハハハ」 おじ様と葉月が抱きしめ合い、愛の営みを始めると しばらく時間が止まる… 「ばーさまや、わしらの若い頃を思い出すの〜」 「何を言うんですかじーさま、わしらお見合い結婚じゃけん そないな事してはらんぞ」 「…負けた 私の完全な敗北だ しかし何故だ!何故よりにもよってクマのぬいぐるなんぞに はっ!まさか きぐるみフェチなのか!彼女は いや、美しい女性こそ変な美的センスを持つと言うし… まさか!ヤツはあの外見ですげー立派なピーを持つとか て言うか〜彼女を性の対象として見る俺自己嫌悪ーーー」 プロトKが絶望の淵に立たされた時だった 「あの キミ怪我してるよ大丈夫」 葉月はそう言うとバンソーコをプロトKの血の出た鼻に貼る もっとも、それは怪しい妄想による鼻血なのだが 「キミ凄いね、本気のおじ様と互角に張り合う人なんて初めて見たよ て言うか、おじ様があんなに強かったなんて初めて知ったけど」 葉月は笑顔でプロトKを優しく包み込む 「あ〜美しい〜私の女神さまだぁ〜ぽわ〜〜ん あのお名前は 私は、国立鳳凰院学院漫画研究会部長プロトKと申します」 「え…すごい偶然 ボクも鳳凰院学院に今年入学したんだよ て言うか、そしたらキミ、ボクの先輩だね ボクは東葉月 そーだ、部活何処入るかまだ考えてなかったから 今度見学に言ってもいいかな〜」 プロトKは人生最大の幸福の一時を迎えていた 「ちゅーか!何時までやってんじゃーーー」 嫉妬するおじ様 「チチチ、クマのぬいぐるみ嫉妬すとはまだまだ甘いな」 「(おじ様がボクに嫉妬…ドキドキ)」 「甘いとか甘くないとか、そう言う問題じゃねー 決着をつけようか!!」 「あぁ望むところだ!!」 二人が再び会いまみれるが… ぽわ〜んと喜びに浸る葉月には見えて居ない 「今度は俺様から行くぞ!! バトルアスリーテス大運動会 あかり達を襲った異性人の名前は!!」 「ネリリ星人率いる、ネリリ女王! 次はこちらだ!漫画家あさりよしとおの出身地は!!」 「北海道空知○○○だこんちくしょーー って言うか、俺のふるさとじゃボケーーー ビックオーで監督の手腕を振るった片山一良の嫁さんと言えば!」 「フフフ魔法のスターマジカルエミで作画監督の手腕を買われ 続くパステルユーミのキャラデザに抜擢された ちなみに、ペルシャの原画時の年齢は19歳と恐ろしい経歴を持つ 洞沢由美子!!」 「ぬぬぬキサマ!!やるな!」 「お前こそ!ただのクマではないな」 そして二人のマニア決戦は深夜まで続いたそーな 「おじいさん、このお茶美味しいね〜どのこお茶」 「ふふふ、お嬢さん目の付けどころか良いね これは中国の…」 「やっぱりね、あそこのお茶っ葉の製造法は 日本の緑茶メーカー、おーいお茶で有名な…」 どーやら、こちらでも熱いバトルが繰り広げられてる様で… 荒野で怪しいオタク合戦を繰り広げる二人の前に 天使会のオーガマシンがたまたま通りかかり、攻撃を仕掛けてくるのだが 「!!五月蝿い黙れ!!」 二人の見事なコンビネーション攻撃に瞬殺されるのだが 何を隠そう、その時倒されたオーガマシンこそ その後の戦いを左右するやもしれない、オリジナルの発掘マシンであったのだが その事実を知る者は既にこの世には居なかったそーな 「アヒャヒャヒャヒャ 先輩!やっぱ次は馬車道の制服ゲットしてハヅたんに着せよーぜ」 「おおいいね〜私は個人的には神戸屋が好みなんだが」 「フフフ、熱いね先輩」 「フフフ、おじ様こそ熱いぜ」 「ガハハハハ〜〜」 二人の熱いオタク達の暴走を既に止める者は存在しなかった 「て言うか、バカばっか」 葉月の呆れた顔が今日もかわいかった ---------------次回予告 知ってるか諸君!!バイオマンのイエローは途中で変更した事を 知ってるか諸君!!元ガイナックス社長岡田斗司夫は 日本でも数少ないモノレールマニアだと言う事を!! 知らなくていいよそんな事 て言うか、五月蝿い黙れ あうぅ〜〜葉月さん〜〜そんな〜〜 でも、私はそんな葉月くんが好きさ! さて、次回のハヅ一は ねーおじ様?何やってるの? え”…えーと何でしょう キサマ!それは1/8セーラーサタンのフィギュア!! 今では絶版したマニアでも価値の高い品ではないかーー 最初にして最高の出来と言われたーーー えーオタクバカはほっておいて 次回は何でも学園編突入みたいだよ てな訳で、みんなボクを応援してくれたら嬉しいな 第14話 学園編 「時間の使徒 アズラエル」 に期待してよねっ |