【衣緒と葉月】 作者:葉月の神官さん |
(や…やめて) 何でボクがこんな目に会うのかな? 疲れ切った体を引きずり会社から帰る途中の満員電車の中、誰かがボクの臀部に指を這わせていた (ボクは…男なのになんで?) 何故かボク…東衣緒は電車の中でやたら体を触られたりする…特に下半身が不自然な程に 子供の頃からの事なので慣れ切ってはいるけど痴漢なんてされて気分が良いわけがない ここの所毎日のようにボクは痴漢に会っている ボクだって莫迦じゃないつもりだから電車の時間を変えたり車両を変えたりしているけれど それでも必ず痴漢行為を受けている (こ…怖いよ) 子供の頃ボクの体に抱きついた人の顔を見たら丸坊主のおじさんだった 彼の上気してタコのように赤くなった表情が忘れられない 今でも彼の悪夢でうなされる事がある それ以来ボクはどのような痴漢を受けても抵抗しないし顔も見ないことにしていた 執拗な痴漢行為は二十分にも及んだ。 触れるか触れないかという優しいタッチでボクの臀部を擦っていたかと思うと 突然ボクのお尻の穴に荒々しく指で抉ろうとしていた スラックスの上からなので当然貫通する事は無かったけれど結構痛い でも抵抗したら殺されるかもしれないからボクは身を硬くして行為に耐えつづけた 無抵抗のボクに対して痴漢の行為は徐々にエスカレートして行った (!!!) 痴漢は手を廻しボクのベルトに手を掛けると外し始めた その手は驚くほど白く細かった。このような痴漢には相応しくないほど美しい手だ スラックスのファスナーを開くと白魚のように細い指の手はボクの恥ずかしい所に手を突っ込んだ 痴漢を受け続けて20年ぐらい経つけれどここまで大胆な行為に及ばれたのは初めてだった 「ひいっ!」 ボクは思わず声を上げた (誰か助けて!!!) だけれどボクの言葉は声にならなかった。 痴漢がその美しい手では信じられないほど強い握力でボクの口をふさいだからだ ファスナーに手を入れて口をふさいだ状態で痴漢の体は密着していた ボクの背中は二つのやたら柔らかい感触に圧迫された (じょ…女性なの?) 痴漢を受けている時はいつも相手の顔を見たことが無いので性別を知ることはなかった 職場ではいつも似たようなセクハラに何回もあっているけれど(年増から後輩の女の子まで…泣) 電車の中でここまでされるのは初めてだった さすがにあがいて逃れようとしたけど女性の力はボクよりも強かった。 ボクより力が強い女の子を一人知っている その子は10歳近く歳が離れているボクの妹だけれども… 彼女は昔病弱で可愛かったけれど今ではその時代がギャグ扱いされるほど頑丈に育ってしまった そんなことに思いを馳せていると痴漢はボクの肩に顎を乗せてきた 痴漢の息が耳元にかかりボクの背筋に悪寒が走った 「まだ気づかないのかい?僕だよ。君の妹だよ」 痴漢の囁きにボクの心臓は跳ね上がった 「はっ…葉月???」 ボクに耳打ちした声の主の方に振り向いた 執拗な痴漢の正体は紛れも無くボクの妹、東葉月だった 不機嫌そうな表情で彼女はボクを睨みつけていた ボクは葉月の命令で自分の母校フェミニン大学へ半ば拉致状態で連行された フェミニン大学は中高等部とちがって男女共学だがやはり女性の比率が九割以上を占める 他の大学に行った友達からは羨ましがられたけれど正直に言ってあまり良い思い出が無い 学園祭の時に必ず毎年無理やり女装させられたり体育の授業では運動神経女の子以下だったり… もう22時近い時刻なので校舎に人気は感じられず、水を打ったように静まり返っていた 「あっ…あの〜葉月さん」 「なんだ衣緒?」 ボクは妹の葉月を呼び捨てで呼べずに逆に葉月の方はボクを呼び捨てで呼んでいた 「さっき思わず呼び捨てになっちゃったのは御免なさい。」 「今度からは気をつけろよ」 どうやら葉月はボクの事を兄と思っていないらしい 「ところで葉月さんはなんでボクをこんな所へ連れて来たのかな?」 「衣緒は…毎日僕が君に悪戯していることに気が付かなかったのかい?」 「えっ…葉月が…いや葉月さんがしていたの?」 青天の霹靂とはこんな事を言うのだろうか? 妹に毎日痴漢されていたし気づかなかった自分って… 「衣緒がいろいろ小細工して逃げようとしていたのがムカ付いて」 「ご…御免なさい」 何が悪いのか分からないけれどボクは妹の逆鱗が恐ろしくてひたすら謝った 「なんで衣緒が僕からこんな目に会っているのかわかっているのかい?」 「さあ?」 次の瞬間ボクは意識が吹っ飛んでいた… 頭が痛い…気持ち悪い…それになんか寒いぞ? 手足が…動かない。。。つーか縛られてる!!! 「御目覚めかい?衣緒?」 「は…葉月!!!君がこんな事をしたのか?」 ボクは上半身裸で下半身もトランクス一枚の状態に脱がされていた 両手両足は雁字搦めに縛られ一切の身動きが取れなかった 「いくら非力の衣緒でも暴れられたら面倒だからちょっと落ちて貰ったんだ」 葉月の悪戯っぽい表情だが、暗闇の中にその眼光は常よりも怜悧に輝いていた 「どうしてこんな事を…ボクが何か悪い事をしたのかい?」 「自分の胸に手を当てて考えるんだな」 葉月は素っ気無く言い放つとセーラー服を脱ぎだした 「な…何をする気なの?」 彼女のセーラー服の下からたわわに実った二つの果実が晒される さらにスカートを降ろすと紺のブルマ姿になった そしてブルマも脱ぐとパンティは履いていないのか? 完全な全裸になった 夜目でも彼女の裸は輝いているかのように綺麗だった 十代らしく艶の張った白珠の美肌は神々しいまでに美しかった 葉月は十四歳とは思えない質量感のある胸を両腕で覆っていたが隠しきれないようだった 彼女は顔を赤らめながら恥ずかしそうに僕に尋ねてきた 「衣緒は…僕の事どう思っているんだい?」 「ど…どうって?」 「僕の事を好きかい?」 「そ…そりゃあ可愛い妹だと…」 「誤魔化すな!そんな事は聞いていないよ。僕の事…嫌い?」 葉月は息のかかるような距離までボクに顔を寄せてきた 兄妹に好きも何もないと思うが… 彼女が何に対して腹を立てているのかこんな事をしているのか分からなかったけれど ボクは彼女の機嫌を損ねないように彼女の言い分に合わせる事にした 「ああ…大好きだよ」 「そう…よかった…僕もだよ」 そう言うと葉月は突然ボクの体の上に覆いかぶさった 「なっ…何を???んぐっ!」 抗議しようとするボクの口を葉月の唇がふさいだ 葉月の熱い唇の感触がボクの脳まで焼きそうになった 彼女の舌先がボクの舌にねっとりと絡みついてきた ねち…ねち…ねち… あまりにも長い口付けでボクは窒息しそうになった ボクは強引に葉月から顔を逸らし彼女の唇から釈放されるとようやく息継ぎが出来るようになった 「甲斐性無しだな…本当に男なのか?」 息を切らすボクの様子を見て葉月は呆れ返った表情で呟いた 「御免なさい…」 妹に散々翻弄されている事を考え本当に泣きそうな表情になっていた 「御免じゃないだろ?それだからいつまで経っても女みたいになよなよしているんだろ?」 葉月の言うことに反論のしようも無かった 「以前から聞きたかったんだけど…衣緒は初美の事は好きかい?」 さっきから変な質問を繰り返す葉月の意図が全く読み取れなかったが、 どう答えれば彼女が気に入った回答になるのか推し量りかねた 「うん…好きだよ」 その時、葉月の瞳が猛獣の眼のような物騒な輝きを見せたような気がする 何かマズったかな? 「そうか…衣緒も初美が好きだったんだね…」 葉月の表情は心なしか暗く見えた 葉月は白魚のような指をボクのトランクスに掛けた 「うわぁ〜〜〜〜やめてよぉ!何する気なの?」 「衣緒はブリーフの方が似合うって言っただろ? さあ…抵抗しないで大人しく犯されろ!!!」 「犯すって???ひぃ〜〜〜〜」 勢い良くトランクスが脱がされボクの恥ずかしいところが無残にも妹の手によって晒されてしまった 葉月はボクのアレをみると渋い表情になった 「何だコレ?ポーク○ッツ見たいに小さいじゃないか?」 ボクが日ごろ気にしている事を葉月はずけずけと言い放った 「僕の裸見ても…衣緒は立た無いんだね。 以前おじ様は綺麗だって言ってくれたんだけど… 衣緒がさっき好きだって言ったの…あれは嘘だったんだね。」 「そ…そんなことは断じて…」 妹の体なんか見ても普通興奮しないだろ? そう言いそうになったけれど本気で殺されそうなのでやめた 「初美の裸を見たら…きっと衣緒は立っているんだろうな。 血が繋がっていないから…衣緒は初美の子を産むつもりかい?」 「何訳の分からない事言っているのーーーー 仕事で疲れているんだから早くお家へ返して〜〜〜」 ボクの切実な願いは無視された 葉月は下を向いたままのボクのペニスを手で握ると形のいい口を開き咥えた 葉月の横頬が松茸の様な形を模った。 「何するんだ???君はボクの妹で…うぐっ!!!」 絡みつく舌の感触でボクは脊椎が痺れるような凄まじい快感が全身を駆け巡った 一瞬で硬くなったボクのペニスはあっと言う間に発射した 最初はおしっこと勘違いしそうになったけれどそれは射精という物だったらしい 葉月はしばらくの間ボクの白液を飲み続けていたがやがて飲みきれなくなった精液は葉月の口元から溢れ出し顎を伝い胸元まで濡らした 葉月は呼吸が苦しくなったのか? ボクのペニスを抜き出すと消防自動車の放水のような勢いで発射された精液が彼女の顔に直撃した 数十秒の間放水のような射精は自分の意思でも止めることが出来ず葉月の顔に浴びせ続けた。 やがて射精の勢いが収まると葉月は咳き込みながら顔を両手で拭った 「ゲホッ…ゴホッ…衣緒…凄いよ…こんなに溜まっていたなんて…」 「溜まる?」 「衣緒は男の癖にオナニーもしたことが無いのか?」 「おにゃにー???」 「そんな…在り得ない!!!童貞ならまだしもいい年の男がオナニーもしたことが無いなんて!!!」 葉月は自分に見せたことが無い驚愕の表情を浮かべていた 「オナニー…ああ自慰行為の事だっけ。自分でして何か楽しいのかな? オナニーなんかすると変態っぽい気がするしやった事無いよ。」 ボクがまた何か不味いことを言ったのかな? 葉月の顔は見る見るうちに不機嫌な物に変わっていった。 ポークビッ○のサイズが十倍ぐらいになっていたモノを葉月は自らの股間に寄せた 「まさか変な事考えていない???」 暴走した妹をどうやって制御すればいいのか?自分には分からなかった 「そう言えば十年位前から初美と衣緒のパンツは毎日チエックし続けていたけど夢精の経験はなさそうだったな 初美のパンツはしょっちゅう濡れていたけれど…」 はあ?昔からそんな事をしていたの?四歳児のすることじゃないでしょ??? いま始めて気が付いたけれど葉月ってもしかしてド変○? 「2×年分溜め込んだ精子を僕が全部抜き取ってやる!!!」 騎乗の形で葉月はボクのペニスに自らの秘所を押し付けた 「やめるんだ…ボクたちは兄妹で…うぐっ」 少しも兄らしいところを見せることが出来ないまま葉月は一線を越えた 膣に圧迫されたペニスは先程のフェラっていうのかな?あれよりも全然気持ちが良かった 葉月の中でボクのペニスはあっという間に果てた 兄妹では決して在ってはいけない禁断の秘め事 そんなことも忘れてただボクは葉月の中で穿ち続けていた 「ぐっ・・・」 元々体重は無い方だけれどさらに体重が軽くなったような気がする 結局ボクたちは一晩中禁断のセックスをしていた 幸い大学巡回の警備に見つからずにすんだようだ 「お早う衣緒。」 葉月は珍しく機嫌がよさそうな表情を浮かべていた 彼女はここに来たときと同じセーラー服を着ていた 校舎の窓越しの木漏れ日を受けた彼女の顔は信じられないぐらい美しく見えたがその表情に似つかわしくない恐ろしい事を平気で言った 「僕はもう帰るからね」 「お早う葉月さん…あの〜お願いがあるのですけれど。 ボクの縄を解いて欲しいのですが…」 ボクは相変わらず裸で縄を縛られたままの状態だったけれど葉月は帰ると言い出していた 「どうして?」 葉月は愉快そうに微笑んだ 「どうしてって?動けないでしょ 今日も会社に行かなきゃ駄目だし、この状態で人が来たらどうするの。」 ボクは半ベソを浮かべながら葉月に懇願した 「散々昨日楽しい思いしただろ?何か不満でもあるのか?」 「人に見られちゃうよ〜〜〜。」 「駄目。衣緒が初美に気があるのが分かったからこれはその罰。」 「初美に気が?兄妹だからあるわけ無いでしょ」 「そう言って僕を謀ろうとしているの? 可愛い顔で嘘をついたって許さないから。」 「どうして初美の事が気になるの?ボクが初美に何かしたわけ?」 「この前衣緒が実家に帰ってきたとき…衣緒は初美が風呂に入っている時に覗こうとしていたろ?」 葉月の眼光はいつものように鋭くなっていた 「あ…あの時は初美が風呂に居るなんて知らなかったもので」 初美は言葉が喋れないからいつの間にか風呂に入っていても分からないことが多い 子供の頃から何回かそういうことがあった。 実家に帰ったボクが風呂に入ろうとした時、初美は入浴中だった 初美はいつも手招きをしてくるけれど一緒に入るわけないし… アレをいつの間にか葉月に知られていたのか? 初美が教えるわけないし…まさか覗いていたのか??? 「言い訳するな…男らしくない。もうすぐ学生が登校してくる時間だ…」 葉月は心から愉しげに微笑んだ 「じゃあな…衣緒。命が助かっただけでも有難く思うんだな。」 「まっ…待ってください〜葉月さん!!!ボクそんなに悪いことしましたか!!!」 葉月はボクの方を振り返る事は無かった 全裸で結び付けられたボクは文字通り置き去りにされる羽目になった ボクは縄目を解こうと虚しくあがいていたが女の子より力が弱いボクにどうにかできるわけが無い それ程の時間を経ずにざわざわと登校した学生たちの声が聞こえてきた… |